・前回の話 前回のコラムは「コンテンツのマネタイズにおける悪循環をどうにかしなければ」というところで終わっておりましたので、今回は具体的にその方法について語ってみたいと思います。 その前に、正直今回話そうと思っていた内容に対して、直接いただいたお便りでクリティカルなところを突かれていたので、少し返答・補足をします。 ・代理店の話 現在のコンテンツ制作・流通批判がなされる際には「代理店の中間搾取」という事がよく語られています。曰く「代理店が無ければ、コンテンツ制作にかかる経費が減り、ユーザーは安価にコンテンツを手に入れることができるし、制作者側にももっと多額の報酬が払われるであろう」みたいな。 僕は結構この話に違和感を覚えることが多くて、それはなぜかというと、この論調というのが「消費者または制作会社からアウトソーシング業務を受ける個人」からの一方的な意見のように見えてしまうからです。 現在の
