年功序列制が消滅し“能力序列”の秩序がグローバル化の波とともに加速していく。昨年社長公募を行い、話題を呼んだユーシンの田邊社長は、「20代はともかく、30代、40代は即応力がなければ即・クビになる未曾有の業界人事が進行していく」と断言する。年功序列の“上昇気流”なきこの時代を生き抜くには言語と技術の両翼で、自分の力で大地を蹴り、飛び立たなければならないのだ。前編に引き続き、ビジネスパーソンはどうすれば生き抜けるのかについて、ユーシンの田邊社長に聞く。 “日本人らしさ”を 超える宿命にある日本人 たなべ・こうじ 1934年2月1日生まれ。1956年4月日野自動車入社、1961年退社。1961年4月にユーシン入社、1965年2月同社取締役に就任。1976年2月に同社代表取締役専務を経て、1978年2月より同社代表取締役社長を務める。2006年7月同社最高顧問に就任。08年2月には、同社代表取締

