豊田市、予算仕切り直し トヨタ業績悪化で一律削減指示(1/2ページ)2008年11月27日22時47分印刷ソーシャルブックマーク トヨタ自動車の業績悪化のあおりを受け、本社がある愛知県豊田市が来年度の当初予算編成で、財政課長査定まで終えた各課の予算要求をいったん差し戻し、さらに削減を求める異例の見直し作業を進めている。道路やハコモノなどの普通建設事業費については、当初から絞り込んでいた予算要求から一律35%を削減するよう指示を出した。来年度は200億円以上の市税収入の落ち込みが見込まれているためだ。 予算要求額の再検討は、18日にあった幹部会議で決まり、各課に指示が出された。同市は、各課の予算要求に対する第1段階の審査となる財政課長査定を今月中旬に終えているが、「額をさらに抑える必要がある」と判断した。 普通建設事業費は、今年度予算では約480億円。要求額の縮減方法は各課の判断に任せるが、