県内19市の副市長・総務担当部長会議が9日、小諸市内であり、8月27日に大町市で開く県市長会総会に提出する議題を協議した。この中で、伊那や諏訪、松本など9市が連名で、リニア中央新幹線計画で諏訪・伊那谷回りのBルート実現を求める議題を提出したが、飯田市が「時期尚早だ」と反対したため採択を見送り、市長会の判断に委ねることとした。 議題は松本、大町、塩尻、安曇野、岡谷、諏訪、茅野、駒ケ根、伊那各市の連名。リニア中央エクスプレス建設促進県協議会(会長・村井知事)がBルート推進の決議をしていることを踏まえ、市長会として「Bルートによる早期実現を関係機関にさらに強く求める」としている。 議題について説明した伊那市の酒井茂副市長は「今後、中間駅設置についても県の費用負担が予想され、ルート問題には県民の総意を反映させるべきだ。19市の総意としてBルートによる実現を検討してほしい」と主張。安曇野、駒ケ根