競泳の北京五輪男子200メートルバタフライ銅メダリストの松田丈志(25)が16日、所属先のレオパレス21との契約が今年限りとなったことを受け、支援企業が見つからない場合、引退する可能性があることを明かした。現在は新たな所属先を探しているが難航中。長引く不況の影響でトップスイマーが引退危機に追い込まれた。 東京・国立スポーツ科学センターで行われている日本代表候補の強化合宿。松田はレオパレス21との所属契約終了発表後、今後について初めて口を開いた。「今まで精いっぱいやってきた気持ちもある。もし仮に新たなスポンサーが見つからないとなれば、辞めるタイミングなのかもしれない」と悩める胸中を明かした。 同社とは2月に所属契約を結んだ。契約は1年ごとの更新ながら、当初は12年のロンドン五輪まで支援を受ける予定だった。しかし、業績が悪化した同社は、リストラのため日本リーグ女子1部のソフトボール部を今季限り