DXの波で企業はシステムの内製が必要だ、SIは不要。SaaSがSIを代替しつくす等々の話題がよく出ています。果たしてそれは正しいのでしょうか。 私のスタンスとしてSIerに寄っているわけではないのですが、表面的で加熱気味なSIer不要論が出てきており、少々技術屋として口を出したくなりました。技術戦略上、どのような特性を持つのかきちんと考察してみます。 業務システム開発をする当事者のための1つの指針になれば幸いです。 業務システムを開発するにあたっての3形態 3つの開発形態のメリット・デメリット 「内製エンジニアによる開発」は最上級のオプション 「SIerへの委託による開発」は雇用しなくても細かく要件を注文できる代替策 「SaaSソフトウェアの導入」は低コストでスケールメリットを得る選択肢 3つの開発形態はサービスレベルで分類できる 「ソフトウェアの入れやすさ」の4象限 「結合度」と「ミッシ
