弘前大学出身で、ロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインなどで知られる安彦さんは、1970年に大手アニメ制作会社「虫プロダクション」に入社。フリーのアニメーターを経て、現在は漫画家として活動している。 79年にテレビ放送が開始されたガンダムには「超時空要塞(ようさい)マクロス」などで知られるアニメーターの板野一郎さんも参加。板野さんは安彦さんの「弟子」に当たる一方で、庵野さんにとっては「師匠」であることから、安彦さんは庵野さんを「孫弟子」と紹介。 庵野さんがアニメの世界を志すようになったきっかけは、安彦さんが絵コンテを担当した「宇宙戦艦ヤマト」とガンダムだったという。庵野さんは「ヤマトとガンダムを見ていなければこの仕事には就いていない。公務員になろうかとも思ったが、浪人時代にガンダムを見てアニメに引き戻された。安彦さんのせい」と、最大限のリスペクトを込めて責任を追及
