はじめてのナチュラルワイン byビストロちゅら(BISTRO CHURA)スタッフ

ビストロちゅら(BISTRO CHURA)のスタッフによるナチュラルワインブログです

意外と知らない人が多い?!農薬を使わないナチュラルワインは生態にどのような影響を与えているのか

こんにちは、ビストロちゅら(BISTRO CHURA)のスタッフです。

普段から紹介しているナチュラルワインは、できるだけ保存料を使用しないだけでなく、ブドウの栽培から極力農薬を使用しない方法で作っています。

みなさんは、肥料や農薬を使用しないことで生態系や自然にどのような影響がでるか、詳しくご存知でしょうか?

今回は農薬を使用してブドウを栽培する場合と肥料や農薬をしない方法の場合とでどのように影響がでるのか紹介します!

農薬は自然や生態にどのような影響を及ぼすのか

肥料や農薬を使用することによって、以下の項目で影響が出ると言われています。

  • 土壌
    農薬や合成肥料は植物に直接栄養を与えますが、土壌中の微生物活動を抑制したり、有機物の分解を妨げたりする可能性があります。
    また土壌中の有機物含有量が低下する傾向が見られ、ある研究では、長期間の慣行農法で土壌の栄養が減少するとも言われています。
    逆に、使用しない場合、土壌内の生物の活動が活発になり、土壌構造が改善され、水はけ・水持ちが良くなり、根張りの良い、病害に強いブドウ樹が育ちやすくなります。
    生物の多様性
    合成農薬、特に広範囲に作用するものは、害虫だけでなく天敵、受粉を助ける昆虫(ミツバチなど)など、ブドウ畑およびその周辺の多様な生物に深刻なダメージを与えます。それにより、生態系のバランスが崩れ、特定の病害虫が大発生するリスクを高めることもあります。
    ある地域の研究では、農薬などを使用することでの昆虫種数が使用していない畑の半分以下であったという例や、鳥類の生息密度が大幅に低いという例もあります。
  • 水質
    肥料や農薬の成分が、雨水などによって土壌から浸透して地下水を汚染したり、河川や湖沼に流出して水質汚染を引き起こしたりするリスクが高まります。
  • 温室効果ガス
    肥料や農薬の製造・輸送には多くのエネルギーを消費し、CO2を排出します。
    研究では、農薬を使用する方が、単位面積あたりの温室効果ガス排出量が有意に多いという報告がたくさんあります。
    逆に農薬や肥料を使用しないで、土壌有機物を増やすことで、土壌中への炭素隔離が進み、畑が温室効果ガスを吸収する(カーボンシンクとなる)可能性があります。

ブドウ畑

ブドウ畑

いかがでしたでしょうか?

無農薬や有機肥料がいいとは聞くものの実際には、何がいいのか、どう影響をあたえるのかについて紹介しました。

ただよさそう、何となくよさそうというのも大切ですが、どのような影響があり、どのような効果があるのか、概要だけでも知っておくのは大切になります。

ビストロちゅらでは、10種類以上のナチュラルワインをグラスで飲めるだけでなく、創作沖縄料理とのマリアージュを楽しめます。

体にも自然にも優しく、料理も楽しむことができますので、ぜひ一度訪れてみてください。

ナチュラルワインが飲めるビストロちゅらでご来店お待ちしております!

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