今日の海外新聞

テック系、考古学系、市民活動系

アメリカ大陸中部には6000年前、今とは異なる人種が住んでいました

アメリカAP通信5/29

南北アメリカ大陸の合流地点、現在のコロンビア、ボゴタの高原で、北米の古代先住民とは近縁ではなく、古代および現代の南米人とも関連がない人種のDNAが発見されました


発見者は「これまで、南米に人類の他の系統が出現するとは考えられませんでした」といいます

4000年前に、これらの古代人類は姿を消し、遺伝的に異なる人類の一族がこの地域に居住するようになりました。科学者たちは、彼らがどのようにして消滅したのか、つまり、新たな、より大きな集団と混ざり合ったのか、それとも完全に追い出されたのか、正確には解明していません。


古代の人々は南米に定住し、広がるためにこの陸橋を渡らなければならなかったため、これらの古代コロンビア人の遺伝子を研究することは、アメリカ大陸の歴史をつなぎ合わせる上で重要なのです。

 

イギリスで最もクレイジーなスポーツ競技「伝統のチーズ転がし大会Cheese Rolling Competition」

アメリカAP通信5/27

この競技は伝統的に5月下旬の祝日に、ロンドンから西へ約145キロ離れたグロスター近郊で開催され、少なくとも2世紀、あるいはそれ以上の歴史があります。


数千人が参加するこの競技には、丘の両側の森に人が集まったり、麓の柵の後ろに集まったりしながら、世界中から集まった参加者たちが勝者の栄光である賞品の3キログラムの円形チーズを掴むため、重傷を負う危険な競技です。男子の部と女子の部があります。


重力と加速が組み合わさって、立っているランナーがほとんどいなくなり、足首の捻挫、鎖骨の骨折、脳震盪を引き起こす可能性のある壮大な転倒につながります。

今年の男子の部の勝者は、2年連続の優勝のドイツ人ユーチューバーでした

女子の勝者は、ロンドン出身のアヴァ・センダー・ローガンさんは、頭を抱えながら少なくとも12回宙返りをしました

 

アメリカ トランプ関税とアメリカ消費者行動

アメリカ小売業情報chainstoreage5/22

アメリカの圧倒的多数の消費者は、関税による価格上昇にすでに備え始めています

調査では、アメリカの消費者の10人中9人(91%)が、輸入品への差し迫った関税によって価格上昇が起こると予想しています


具体的には、ほぼ半数が、自炊の頻度を増やした(49%)、衝動買いを減らした(45%)、テイクアウトを減らした(44%)、テクノロジーのアップグレードを遅らせた(22%)と回答しています。

また、3人に1人が ジェネリックブランドに切り替えた(32%)、不要不急の買い物をやめた(38%)、ディスカウントストアで買い物をした(31%)と回答しています。


調査結果によると、ほとんどのアメリカ人が関税について認識しているものの、深く理解していないことが分かりました。関税が価格にどのような影響を与えるかを「非常によく知っている」と回答したのはわずか22%でした

消費者の半数以上(56%)は、価格がわずか10%上昇しただけで、スナック菓子、ファストフード、化粧品、ワイン・スピリッツ、テクノロジー製品の購入をやめると回答しました。

価格への敏感さにもかかわらず、消費者にとって商品購入時の最も重要な要素は品質(87%)であり、これに価格(85%)と入手しやすさ(83%)が続きます。どこの国で作られたか・原産国はわずか44%でした

調査では、回答者のほぼ半数(46%)が「Made in America」と表示された製品を購入する可能性が最も高いと回答しましたが、それに対して「Made in America」の大幅に高い金額を支払う意思があると答えたのはわずか20%でした。回答者の約3分の1(28%)は、いずれにしてもより安価な選択肢を選ぶと回答しました

民主党員の59%が関税は経済に悪影響を与えると考えていますが、共和党員ではわずか20%です。


消費者の20%は外国製造業への依存を減らすために関税を支持するといいますが、ほぼ同じ数の18%は関税を支持する理由は何もないと答えています

アメリカ Z世代のタンパク質ブーム

アメリカ大衆紙NewYorkPost5/15

Z世代の間では、タンパク質が文化的に注目を集めており、マクロ栄養素が最も重要になっています。Z世代はついにアボカドトーストをパスし、危険なほど低カロリーなTikTokで流行った「ガールディナーGirl Dinner」のトレンドを脇に追いやりました。


「筋肉増強」を目指す若い男性や、鉄分レベルを気にするZ世代の女性に注目が集まっています。

新しいウェルネスルーティンは、痩せることから強くなることへと焦点を移しているようです。しかし、それには高価な食事と何時間もかかる食事の準備という代償が伴います。

プロテイン市場には、植物由来のクリーマーから、セレブ御用達のパウダーやバーまで、地球上で最も効果的な持ち運び可能なプロテインを謳う製品まで、様々な製品が溢れています。問題は、どれが安全で健康的、そして効果的なのかを見極めることです。


プロテイン系ブロガーは、パウダー、ギリシャヨーグルト、食物繊維たっぷりの果物や野菜がたっぷり入ったお気に入りのスムージーをよく紹介します。ランチには、グリルチキンやターキーのひき肉ボウル、そして時には卵を添えることもあります。ベジタリアンやビーガンの人は、肉食の代わりに豆、豆腐、ひよこ豆を使ったアレンジを披露します。デザートには?プロテインバーで贅沢なひとときを。

「タンパク質は筋肉の維持と成長をサポートし、酵素とホルモンの生成に不可欠であり、免疫機能をサポートし、組織の修復と創傷治癒に必要であり、体液とpHバランスを調整し、二次エネルギー源であり、栄養失調と筋肉の消耗を防ぎます。」

しかし、タンパク質を過剰に摂取し、バランスが取れていない場合、脱水症状、便秘、口臭、腎臓への負担が発生する可能性があります。



 

アメリカ メスを使わない超音波医療用3Dプリンターの活用

イタリア・テック情報5/18

超音波医療 3D プリンティングは、その名の通り、メスや縫合、傷跡を残さずに体内に強固な構造物を作成する方法です。私たちが知っている外科手術や治療のプロトコルを書き換える可能性のあるアイデアです。


カリフォルニア工科大学では、この革新的な技術を「Deep Tissue In Vivo Sound Printing(DISP)」と名付けており、すでに素晴らしい成果を上げているのです。

このシステムは特殊な「インク」(バイオインク)が体内に注入され、正確に焦点を絞った超音波によって必要な場所に「活性化」されるまで液体のままです。バイオインクは、細かく精密に制御された設計図に従って、臓器内部に 3D プリンティングされるのです


薬剤を段階的に、かつ標的を絞って放出することで、数日間にわたり必要な場所に正確に作用させることができるため、従来の薬剤注射に比べてガン腫瘍細胞の死亡率が大幅に高まるのです。

この手法で、バイオインクカーボンナノチューブや銀ナノワイヤーなどの導電性材料を加えることで出来る、バイオセンサーも忘れてはいけません。心臓や筋肉からの温度や電気信号を監視できる埋め込み型センサーを作成することができます。永久的、目に見えない、そして完全に生体適合性のある心電図がとれるのです。


ペンシルベニア州立大学の研究者は、従来の方法よりも10倍速く人間の組織のバイオプリンティングを劇的に加速するHITS-Bioと呼ばれるシステムを開発しました。

超音波 医療3D プリンティングは、これまで存在しなかった代替手段を提供できる可能性があります。入院日数が減り、術後の合併症が減り、鎮痛剤の使用も減ります。その恩恵は手術室をはるかに超えて、医療システム全体に影響を及ぼすでしょう

アメリカ ChatGPTのOpenAIが、伝説のアップルのデザイナーと組みます

アメリカAP通信5/23

ジョニー・アイブJony Ive は、アップルAppleでの27年間のキャリアを通じて、テクノロジー文化の時代精神を形作り、細部にまでこだわった製品デザイン美学を作り上げたことで知られています


彼は、スティーブ・ジョブズSteve Jobsが同社経営に復帰した後に最も影響力のある仕事をし2人はパートナーシップを築き、2007年のiPhoneなど、画期的な製品を次々と生み出しました。MaciPodiPhoneiPad、そしてApple Watchのデザインを主導しました。ロンドン生まれのアイブは、テクノロジーの魔術と洗練されたエレガンスを融合させようとするアップルの取り組みを代弁する存在となったのです。


その後、ジョニー・アイブJony Ive は自分の会社
LoveFromを立ち上げ、Airbnbフェラーリ、モンクレールといったブランドと提携し、国王シャルル3世の戴冠式の紋章も制作しました。

アイブ氏の名前が再び脚光を浴びたのは、ChatGPTの開発元であるOpenAIが、アイブ氏と彼のデザイン会社LoveFromを新しいハードウェアプロジェクトのリーダーとして採用したのです。

 

韓国 ヒュンダイHyundaiのEV充電ロボットが仁川国際空港デビュー

オーストラリア・テック情報newatlas5/23

電気自動車EV専用の充電ロボットは、テスラ、VW、フォードなど、いくつかの自動車メーカーがロボットアシストのアイデアを検討してきましたが、それらはまだコンセプトやプロトタイプの段階です。ヒュンダイは実際に商用展開に向けて動いています。


EVの充電は一般には必要ないかもしれませんが、移動が困難な方とか、完全自動運転の電気自動車の場合、空港に向かう途中で、人間の乗客が降りてロボタクシーをスーパーチャージャーに接続し、急速充電することを期待するのは適当ではないので、充電ロボットは必要なのです。


充電ロボットは、ドライバーがロボアシスト充電スポットに駐車すると、ACRシステムが電気自動車と無線通信して車両の充電ポートへのアクセスを取得します。ロボットのアームがカメラセンサーを使って充電ケーブルを車両まで伸ばし、プラグを差し込みます。充電が完了すると、ロボットがケーブルを取り外し、車両の充電ポートを閉じ、充電器を次の利用者のために準備位置に戻します。