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Chrome Enterprise

Chrome Enterprise で仕事用プロファイルと個人用プロファイルの区別を改善し、管理対象外のデバイスの保護を強化

2025年3月26日
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Julia Lomakina

Product Manager, Chrome Enterprise

Hakan Kilic

Group Product Manager, Chrome Enterprise

※この投稿は米国時間 2025 年 3 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

多くの従業員は、勤務時間の大半をブラウザでの作業に費やしています。ウェブ上で行われる作業が増えるにつれ、IT チームとセキュリティ チームは、従業員の作業が簡単になるだけでなく、企業データの保護が強化されるような企業向けのブラウジング エクスペリエンスに継続的な投資を行うようになります。Chrome Enterprise は、従業員が最も使い慣れたブラウザを使用できるという利点と、IT リーダーとセキュリティ リーダーがビジネスを保護するための高度な保護機能と管理機能を利用できるという利点を両方備えています。

Chrome Enterprise Core による全企業で利用可能な基本的なポリシーとカスタマイズや、Chrome Enterprise Premium で利用可能な高度なデータ保護と安全なアクセス機能など、企業は Chrome を信頼して従業員の生産性と安全性を維持できます。

Chrome Enterprise の新しい改善により、従業員の企業向けブラウザの使用感は継続的に向上し、仕事とプライベートのブラウジングを区別するうえでの透明性を高めることができます。これにより、Chrome を使用する際、特に個人のデバイスを仕事に使用しているときに、組織がデータタイプをそれぞれどのように扱っているか、より明確に把握できるようになり、従業員の信頼を高めることができます。IT チームとセキュリティ チームには、Chrome プロファイルを使用して管理対象外のデバイス向けに強化されたプロファイル レポートとデータ保護を利用できるメリットもあり、Bring Your Own Device(BYOD)環境に最適です。

企業向けブラウザの透明性を高める

多くの組織がブラウザを安全なエンドポイントとして使用し、従業員や契約社員がブラウザ層から重要なアプリやデータに安全にアクセスできるようにしています。ブラウザが日常業務でより重要な役割を果たすようになった今、IT チームは、従業員が会社によって管理、モニタリングされている企業のブラウジング環境にログインしていることを従業員に明確に示すことがこれまで以上に重要になっています。Chrome Enterprise では、組織がブラウザ プロファイルを会社のロゴを使用してカスタマイズできるようになり、これまで以上に組織の存在をアピールしやすくなりました。

企業は、ウェブで作業するユーザー向けにブランド化された Chrome プロファイル エクスペリエンスを生み出すことができます。この明確なビジュアル イメージにより、従業員は個人用のブラウジング エクスペリエンスではなく、安全な企業プロファイルで作業していることを把握できるようになります。企業プロファイル内では、追加の設定や管理が適用されている場合があり、従業員は、会社が管理している内容について詳細な情報を入手できます。

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従業員は、管理対象ブラウザ プロファイルを使用していることをより明確に認識し、仕事用ブラウザについてさらに詳しく理解できるようになります。IT チームとセキュリティ チームは、適用されている保護対策についてユーザーに詳細な情報を提供できます。

今後の Chrome のリリースでは、IT チームがブラウザ エクスペリエンスを自社ロゴでカスタマイズしなくても、会社がブラウザ プロファイルにポリシーを適用すると、従業員に管理対象の「仕事用」プロファイル環境内にいることが示されます。

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ログイン エクスペリエンスの効率化

Google Workspace または Google Identity を使用している企業では、従業員が仕事用 Chrome プロファイルにログインする際に、新しいログイン エクスペリエンスが表示されます。この更新されたエクスペリエンスにより、ユーザーはログインするとすぐに、管理対象や組織と共有されているデータをより明確に把握できるようになります。また、仕事用のプロファイルを作成して、ブックマークや履歴などを個人用のプロファイルと区別して保持することもできます。

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Chrome プロファイルの新しいレポート機能

Chrome プロファイルは従業員のエクスペリエンスを向上させるだけでなく、最近では IT チーム向けの機能も追加されました。これにより、企業は Windows、Mac、Linux、Android などのプラットフォームで、ログインした管理対象ユーザーのレポートを有効にできます。ブラウザのバージョン、オペレーティング システム、ポリシー、拡張機能、デバイスが企業の管理対象か個人用かといった重要な情報を 1 つのビューで効率的に確認できます。これは、BYOD や請負業者のシナリオをより詳細に把握するのに最適です。

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管理対象外デバイスに管理対象プロファイルを使用して追加の保護を適用する

Chrome プロファイルを使用すると、個人所有のデバイスや管理対象外のデバイスに対して安全なアクセスとデータ保護を適用することもできます。仕事用 Chrome プロファイルにログインすると、組織は Chrome Enterprise Premium を使用して重要なデータの管理を適用し、ビジネスアプリに関するアクセスを決定できます。たとえば、会社は、CRM ツールにアクセスするために、請負業者に仕事用 Chrome プロファイルにログインすることを要求できますが、コピーと貼り付けの制限やスクリーン ショットのブロックを有効にして、保護を強化できます。これにより、Chrome から直接、管理対象デバイスと管理対象外デバイスの両方に会社のポリシーを安全かつ簡単に適用できます。

Chrome プロファイルを使ってみる

組織は、Chrome Enterprise Core を使用して、組織のロゴと名前を表示するように Chrome をカスタマイズできます。Chrome Enterprise Core は、すべての企業に追加料金なしでご利用いただけます。また、Chrome プロファイルを管理したり、プロファイル単位でレポートを取得したり、セキュリティ分析情報を取得したりすることもできます。より高度なデータ保護とコンテキストアウェア アクセスを適用したい場合は、Chrome Enterprise Premium をお試しください。

-Chrome Enterprise プロダクト マネージャー、Julia Lomakina

-Chrome Enterprise グループ プロダクト マネージャー、Hakan Kilic

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