Photo:francescoch/Getty Images

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ガーディアン(英国)ほか

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Text by COURRiER Japon

「なんだかいろいろ崩壊に向かっているのに、日常は普通に続いている」

そんな感覚に心当たりはないだろうか。

いま、TikTokを中心に、この違和感に名前を与える言葉「ハイパーノーマライゼーション(hypernormalization)」が話題になっている。

きっかけは、米コメディアンのアシュリー・ベズによるインスタグラム動画だった、彼女はうまく言葉にできない重苦しい空気を「なんでこんなことになったのか…」と曖昧につぶやいた。

これに応じ、デジタル人類学者ラハフ・ハルフーシュが「ようこそ、ハイパーノーマライゼーションクラブへ」と語りかけた動画は、瞬く間に900万回近く再生され、共感の声が広がった。

一体、ハイパーノーマライゼーションとは何なのか?

「気づいているのに行動できない」


英紙「ガーディアン」によれば、この概念は、2005年にソ連生まれの学者アレクセイ・ユルチャクによって初めて提唱された。
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