話が嚙み合わない経験をしたことは誰にでもあると思います。自分が言葉の意味をまちがって覚えていたり、相手が別の言葉と勘違いしていると、話が噛み合わなくなりますが、それだけが理由ではありません。例えば、テレビやネットで議論が行われている場合にお互いの主張がすれ違っている場合があります。この場合は、そもそも何が問題になっているのか、お互いがその問題を共有できていないことに原因があります。なぜ、問題を共有できないのか。それは、問いの立て方という根本的なことをできていないからでしょう。