拙ブログの読者の方には、『ウィキペディア革命』という書名をきいて、思い出す方もいると思います。2001年に始まったWikipediaは、インターネットの高速化に伴う、動画サイト、SNSなどの「ソーシャルメディア」拡大の一翼を担う存在として、英語圏をはじめ、世界各国で急速に普及しました。それに伴い、誤情報、偽情報、フェイク、プロパガンダなどのリスク、中等教育・高等教育における学生たちの安易な利用への重大な懸念なども生じます。こうした状況を受けて、フランスのジャーナリストであるPierre Assoulineが、パリ政治学院のジャーナリズム専攻大学院生たちを指導して取り組んだプロジェクトを元に、学…