Dr_daimajinの日記

ナノテクノロジーを利用した大気圧プラズマと製品の紹介

低温プラズマでの表面処理は分子1個分の出し入れが可能です。

タービンブレード

 今まで、金属や樹脂の表面を滑らかにするのは「物理的研磨」という工法が取られてきました。しかし、時代の要求は表面の粗さが0ということを望む時代になってきました。プラズマ研磨は電子やイオンが金属や樹脂の分子1個を狙って調整できます。その数値はナノレベル(100万分の1mm)。これからの時代に適した部品を作り続けるためにはプラズマによる表面処理は欠かせないものになるでしょう。

 プラズマによる表面研磨は分子1個単位での研磨が可能な世界です。

 

 

 

 

 

卵の殺菌もプラズマで

先日鶏卵場にうかがってきました。

 流石に口に入る食品ですから、卵の衛生管理には相当に神経を使っていらっしゃいました。施設の出入りなども徹底した衛生管理体制を取られているようです。

 卵に関してはパック詰めされる前に温水洗浄による殺菌が行われているようです。その洗浄なのですが、多くは次亜塩素酸ナトリウムによる洗浄が多いようです。

 おうかがいした鶏卵場では、プラズマによる殺菌が行われていましたが、どちらかといえば、稀有な例なんだと思います。

 数年前にプラズマ水による洗浄システムを導入されたようですが、コストはそれなりにかかっているようです。ただ次亜塩素酸ナトリウムは避けたいというお考えに基づいて設備投資をされたようです。

 

 次亜塩素酸ナトリウムでの洗浄は薬品が残留する可能性もありますし、次亜塩素酸が空中に揮散することは環境負荷になるという懸念があります。特にお客様から次亜塩素酸ナトリウムの臭いがするというクレームが出るのが問題のようです。

 

 弊社では少しでも低コストでプラズマによる殺菌を広めるためにも、鶏卵洗浄に適した低価格の洗浄システムの開発も行っております。

 

 

 

 

 

 

プラズマによる食の安全の確保

 

 今日はプラズマの殺菌技術の紹介です。食の安全は大切です。特にこれからの季節には必要な技術です。
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表面改質のご相談

平面プラズマ発生素子

 とある樹脂の表面改質のご相談をいただきました。とりあえず、平面プラズマ発生素子を使うことで効果は出そうとの実験結果を得ました。難しい樹脂だけどやる価値はありそうです。

 

 

 

 

 

 

滝はなぜマイナスイオンにあふれているのか

 他のブログでプラズマのマイナスイオンは滝のそばにいるような状況ですと説明しました。

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そこでなぜ滝はマイナスイオンにあふれているのかを説明します。

 

滝の近くでマイナスイオンが多く発生するのは、水が激しくぶつかることで水滴が細かく粉砕され、その際に空気分子からプラスの電気を奪ってマイナスに帯電する「レナード効果」が起こるからです
 
詳しく説明します:
  1. 滝の水が岩や水面などに激しく衝突すると、水滴が細かく粉砕されます。この際に、水滴の表面はマイナス電位に、周辺の空気分子はプラス電位になります。つまり、空気分子から電子が奪われ、マイナスイオンが生成されるのです。
     
  2. 2. マイナスイオンの発生:
    水が激しくぶつかることで、多くの水しぶきが発生し、その水しぶきが空中に舞い上がり、マイナスイオンを大量に放出します。
     
  3. 3. マイナスイオンの効果:
    マイナスイオンは人体に様々な良い影響を及ぼすとされています。例えば、心身の健康を改善する効果や、リラックス効果、空気の浄化などが期待できると言われています。
     
まとめ: 滝の水が激しくぶつかることで起こるレナード効果によって、マイナスイオンが大量に発生します。このマイナスイオンは、人体に様々な良い影響を与えると言われています。