X-MENの初代三部作は、子どものころ見たことがあるのだがそれっきりだ。
私はMCU作品にハマっているわけだが、マルチバースの採用から、更にはデッドプール&ウルヴァリンが昨年MCUから登場したこともあり、MARVEL作品であるX-MENも観ておこうと思い立ったところだ。
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以下、ネタバレ有り
主人公の魅力
なんといっても主人公であるローガンことウルヴァリン。彼の無骨で不器用なところが好きだ。
ミュータントのチームの一員として、貴重な資源であるアダマンチウムを探すミッションを課せられる。アダマンチウムが見つかった奥地にて原住民を殺害する命令に逆らったローガンは、チームを抜ける。
恋人であるケイラと共に平穏な生活を送るが、ミュータントチームの一員であった兄ビクター(セイバー・トゥース)に、ケイラを殺されてしまう。
復讐を誓うローガン…。
敵は…
そんなローガンと違い、個人的に最も嫌いだったのはストライカー。X-MEN 2でも登場していたが、なんとも自分勝手。最強のミュータント ウェポンXIを作るために、数多くのミュータントを捉え、実験に使用する。ミュータントを人間扱いしない非道さは本当に胸糞悪い。
ストライカーが作り出したウェポンXIだが…数多くのミュータントの能力を扱える割には…弱い気がした(個人の意見です)。ウルヴァリンとセイバー・トゥースの2人がかりでやっと倒す…と言えば聞こえは良いが、複数の能力が使えるなら、もっと圧倒的に強くてもよいような…
サイクロップスの登場
個人的に楽しめたことは、若かりしサイクロップスの出番があったことだ。登場シーンでも目からレーザーを出し建物を切断する。初代三部作も思い出され、非常に感慨深い。新四部作でも彼の活躍はあるのだろうか。楽しみである。
そしてX-MENへ
最後、ローガンはストライカーに銃で打たれ、記憶を失ってしまう。X-MENへの繋がりを考えると致し方ないが…やるせない。ケイラの亡骸を見て、何か引っ掛かる部分はあったようだが、記憶までは戻らない。
個人的には敵の魅力が足らず物足りない部分があったのは事実だが、それでも、これからウルヴァリン作品、X-MEN新四部作を観ていく、その始まりとして充分な見応えだった。
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