中国のデベロッパー Ultizero Games が手がけるアクションアドベンチャー『Lost Soul Aside』が、開発における重要なマイルストーン「ゴールドステータス」を達成しました。これで2025年8月29日のリリースが正式に確定となります。
『Lost Soul』はすべての開発コンテンツが完了し、2025年8月29日に発売されます
予定通り販売開始です!
カズィルとアリーナの冒険が始まります—神秘的な力と未知の真実があなたの探索と啓示を待っています。チームは現在、すべてのサイキックが最もシームレスなゲーム体験を得られるよう、最終的な最適化とテストに取り組んでいます。
皆さんのご期待と信頼に感謝します。8月29日にお会いして、魂と運命が絡み合った旅を始めましょう!
開発チームは現在、最終的な最適化とテスト作業に取り組んでおり、すべてのプレイヤーに最高のゲーム体験を届けるための仕上げ作業を続けています。公式発表では「Lost Soul の開発コンテンツがすべて完成し、ケイサーとアリーナの冒険が始まろうとしている」と発表されています。
個人プロジェクトから始まった11年間の軌跡
『Lost Soul Aside』の物語は、2014年の制作発表まで遡ります。開発者の Yang Bing 氏(杨冰氏)が個人でトレーラーを制作し、ネットに公開したところ多くの反響を呼んだことがプロジェクトの始まりでした。
しかし、個人開発には限界があります。チーム編成にも時間がかかり、Yang 氏自身も大規模タイトル開発の経験が少なかったため、初期は試行錯誤を繰り返しながら、何度も作り直しを重ねる日々が続きました。そんな困難な時期を支えたのが、SIE の「China Hero Project」による支援でした。
特に2022年からは本格的な資金・技術支援が開始され、開発が壁にぶつかっていたプロジェクトに大きな励ましと推進力をもたらします。China Hero Project のディレクター包波氏によると、数ヶ月かけてチーム分析と必要リソースの検討を行い、2023年末から高速開発体制を構築したとのことです。
『デビル メイ クライ』と『FF15』のDNAを受け継ぐアクション
本作は『デビル メイ クライ』シリーズや『FINAL FANTASY XV』からインスピレーションを受けたスタイリッシュアクションが大きな魅力です。主人公ケイサーは貧しい青年でしたが、ドラゴンのアリーナと融合することで超能力を獲得し、妹と世界を救う壮大な冒険に旅立ちます。
プレイヤーは4種類の武器を自在に使い分けながら、スピーディーで流れるようなバトルを楽しめます。Yang 氏は「より簡単な操作で、より派手なアクションができるよう作っています」と語っており、従来のソウルライク系ゲームとは一線を画した「攻撃を楽しむ」ことに重点を置いた設計となっています。
また、武器の入れ替え機能や演出面では『FF15』の影響を受けているとのこと。Yang 氏は「まだ『FINAL FANTASY Versus XIII』という名前だった時から思い入れがある」と開発への想いを語っています。
延期を経て磨き上げられた品質への期待
当初は2025年5月30日の発売が予定されていましたが、より良いゲーム体験の提供を目的として8月29日への延期が決定されました。現在も開発チームメンバーが連日残業を続けながら、最後のポリッシング作業に取り組んでいます。
注目したいのは、この延期が単なる遅れではなく、品質向上への強いこだわりから生まれた判断だったという点です。11年という長い開発期間を経てきたプロジェクトだけに、最終段階での妥協は許されません。
『Lost Soul Aside』はPS5版が8月29日、Steam版が8月30日にリリースされます。11年の歳月をかけて完成したこの作品が、どのような冒険を届けてくれるのか、発売まであと数週間となった今、期待は高まるばかりです。
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