『Vegitage(ベジテージ)』へようこそ。 このプロジェクトは、AIの力を借りて、世界中に眠る伝統野菜や伝統料理の「物語」を再発見し、未来へ繋ぐためのオープンなデータベースを構築する試みです。
「Vegitage」は、Heritage Vegetables(伝統野菜)からの造語です。
AIエージェントが、私たちの食卓を豊かにする
1970年代以降、効率を重視する農業の中で、地域の食文化を支えてきた多くの伝統野菜が、静かに姿を消そうとしています。 私たちは、それらが持つ豊かな物語、栽培の知恵、そして未来の気候変動に適応する可能性を、「オープンな共有資産」として編纂し、現代の生産者と消費者に届けたいと考えています。
- 生産者の方々: 素晴らしい伝統野菜を作っても、その価値を伝える手段がない。
- 私たち消費者: 直売所で珍しい野菜に出会っても、その背景や美味しい食べ方が分からず、手に取ることをためらってしまう。
Vegitageは、この断絶を、テクノロジーとコミュニティの力で繋ぎ直します。
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AIによる物語の発見:
Gemini APIを駆使した独自の2段階パイプラインで、忘れられた野菜の文化的価値や栽培法を、世界中の文献から体系的に発掘します。 -
QRコードによる体験の提供: 生産者は、自分の野菜にQRコードを貼るだけ。消費者は、それをスキャンするだけで、その野菜の「手紙」とも言える物語に、その場で出会うことができます。
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コミュニティによる辞典の育成: この辞典の主役は、AIではなく「人」です。AIが作った下書きを元に、生産者自身の生の声、協力者の知見を加えて、データベースを共に育てていきます。
このリポジトリは、「第3回 AI Agent Hackathon with Google Cloud」で開発したプロトタイプです。 ハッカソン期間中に、以下の目標を達成しました。
- AIデータパイプラインの構築: 300種類以上の野菜品目の「ファーストビュー用データ」を、AIを用いて自動生成。
- Flutter Webアプリの開発: 生成したデータを表示する、美しい辞典アプリを開発。
- インフラ構築: Google Compute Engine (GCE) 上に、Nginxを用いたWebサーバーを構築し、アプリをデプロイ。
▶ ライブデモはこちら: https://aiseed.page
▶ Zennでの開発記: 作成中
- AI & データ処理: Google Gemini API, Python
- フロントエンド: Flutter Web, Dart, Riverpod
- インフラ: Google Compute Engine (GCE), Nginx, Let's Encrypt
将来的には、Elasticsearchによる高度な検索機能や、PostgreSQLを用いたユーザー投稿機能の実装を計画しています。
Vegitageは、まだ生まれたばかりの「種」です。
この種を、共に水やりし、育ててくれる仲間を、心から募集しています。
- 伝統野菜のデータや写真を提供してくださる農家の方、郷土料理研究家の方
- AIでの辞書の作成やFlutterアプリの機能を一緒に開発してくれるエンジニアの方
- 美しいUI/UXを考えてくれるデザイナーの方
少しでもこの活動に興味を持ってくださった方は、ぜひ Issues や Discussions を覗いてみてください。 共に、新しい時代の畑を耕しましょう。