推しと学ぶ中国語
Kizuna AI Chinaとは
Kizuna AI China、爱哥（アイガー）はキズナアイから派生した中国語圏で活躍するバーチャルタレントです。
元々日本語仕様のキズナアイから分裂し、オリジナルのキズナアイ、爱哥、loveちゃん、あいぴーの4人になったわけですが、loveちゃんとあいぴーは見た目が変わったのに対し、爱哥は服装以外は割合オリジナルのキズナアイの見た目を保っています。
オリジナルのキズナアイが2016年11月から活動し2022年2月に活動休止。2019年6月に分裂し爱哥は主にbilibiliで活動継続中、loveちゃんは個人勢になり活動継続、あいぴーは2020年9月で活動停止。
オリジナルのキズナアイの活動期間が5年と3ヶ月、爱哥の活動期間が5年と8ヶ月目なのでクローン体がオリジナルをアクティブな期間で超えてきたと書くとSFもびっくりな状況ですね。
爱哥はXもやっており、毎日00:00に動画を投稿しています。一つの動画で数分以内なので中国語の勉強にはちょうどよいのでこれを有効活用してみようというのが今回の取り組みです。
文章と単語を書き起こした結果
文章と単語を書き起こした結果はnoteにまとめています。
中国の動画は普通話と上海語で違うように中国本土が広いからか字幕がついていることが多いです。Kizuna AI Chinaの動画もちゃんと字幕がついています。
動画の書き起こしというと音声から文章を普通は考えると思うのですが、この仕様のおかげで字幕部分のスクショをとって画像を連結してChatGPTにOCR依頼すると書き起こしてもらえます。
精度はかなり高いですが、黒背景と白背景が混在すると黒背景の文字が無視されることはありますね。それでもほぼ完璧に読み取ってもらえているので音声ベースより画像ベースの方が取り回しがしやすいように感じます。
言葉を学ぶと中国が見えてくる
VTuberあるあるですが、見た目は若いのに中の人はおばさんおじさん人生経験を積んでいるということもあり、話題が豊富で話が面白いです。最近の転生ものの主人公は年々歳が上がっており見ている人が一緒では？とか鋭いツッコミも多いですね。
出てきた話題から追加で調べていくと文化の違いを感じることもあります。
例えばですが、
- 7月7日は日本では七夕だが、中国では盧溝橋事件の日でありこの日の製品発表は炎上する
- 中国だと賄賂は最悪死刑になる罪
- 過去建設現場の近くに病院があった
- 工場を建て新しい機械を導入したことで動物が住み着く歌がある(日本の歌なら緑が豊富なことをアピールしそう)
などがあります。
所感
過去に中国語VTuberだとDDやReVdolもあったのですが活動停止しています。そういう意味でKizuna AI Chinaは希少かなと。
推し活はかどる中国語という本もあるので一つのモチベに良さそうです。
