コース: AutoCAD 基本講座
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図面尺度の考え方を理解する
図面を作成する際に、 図面尺度に関係する設定項目が 数多くあります。 その設定を理解することで、 異なる尺度を持つ図面間での データのやり取りや、 図面尺度の変更など、 様々なケースで 柔軟に対応することができます。 では、具体的に紹介します。 例えば、用紙サイズが A3 で、 図面尺度が 1/2 の場合は どうするかを考えます。 ここで、2つの方法を紹介します。 まず、1つ目の方法は、 手書きで図面を作成する場合と同じように、 対象物の大きさを変えます。 つまり、200 ミリのものは、 100 ミリで作成します。 ただし、すべての図形を 三角スケールを使用したり、 計算しながら書くのは大変です。 そこで、2つ目の方法は、 対象物を実物大で作成します。 つまり、200 ミリのものは、 200 ミリで作成します。 そして、印刷をする際に、 1/2 に縮小します。 これにより、印刷された用紙上で、 200 で作成された図形は 100 ミリとなり、 1/2 の図面となるわけです。 作図後の編集作業など、 様々な点を考慮すると、 後者の、対象物を実物大で作成する方法が 一般的に使われています。 ただし、この方法で作図をするためには、 用紙サイズとの関係を 理解する必要があります。 それでは、実際に画面上で確認します。 今回は「Chapter_11」フォルダの 「Model_Drawing」を使用します。 左側が 1/1 の図面で、 右側が 1/2 の図面です。 共に対象物は同じもので、 一辺の長さが 200 ミリの正方形となっています。 では、大きさを確認します。 線分を選択し、 端末のグリップにカーソルを合わせると、 このように、長さが表示されます。 200ミリとなっています。 同様に、こちらも調べます。 同じく、200 ミリです。 共に、実物大で 作成されていることがわかります。 では、何が違うかというと、 用紙サイズです。 A3 用紙は、横幅が 420 ミリ、 縦幅が 297 ミリです。 では 1/1 の方のサイズを確認すると、 420 ミリとなっています。 では、1/2 の方を確認すると、 840 と表示されています。 つまり、2倍です。 1/2 の図面では、 対象物を 1/2 にしない代わりに、 用紙サイズを2倍にします。 そして印刷時に 1/2…
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