コース: HRの基礎:従業員体験

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従業員体験を測定する

従業員体験を測定する

ポジティブな従業員体験は 健全で生産的な職場の要となる部分です。 従業員体験を測定することが 体験の向上に向けた第一歩です。 複数の測定方法を 組み合わせて検討することで 向上させる方法を 総合的に分析できます。 いくつかご紹介しましょう。 ひとつ目は、従業員の ロイヤリティを測定する eNPS、 従業員ネットプロモータースコアです。 従業員への質問がひとつしかなく、 手軽で扱いやすい指標です。 今の職場を人に勧められる程度を 0から 10 の数字で答えてもらい、 回答を3つのカテゴリに分類します。 9または 10 と答えた人を推奨者、 7または8を中立者、 0から6と答えた人を批判者とします。 推奨意向度を算出するには 推奨者の割合から 批判者の割合を差し引きます。 中立者は計算に含めません。 例えば、200 人に eNPS を 実施したとします。 そのうちの 140 人、 すなわち 70% は 9または 10 と答え、 40 人、すなわち 20% は 7または8と答えました。 そして 20 人、10% は 0から6と答えました。 7または8と答えた中立者の割合は除外して 推奨者の割合から 批判者の割合を差し引くと、 結果は 60% となります。 従業員ネットプロモータースコアは 10 から 30 で「良好」、 50 から 70 では 「非常に良好」となります。 他にも ESI と呼ばれる 従業員満足度指数があります。 ESI は、 従業員の幸福度を測定するもので、 次の3つの質問に 1から 10 の数字で答えます。 「現在の仕事に どのくらい満足していますか?」 「職場はあなたの期待を どのくらい満たしていますか?」 「職場はあなたの理想に どのくらい近いですか?」 結果を算出するには、 まず、それぞれの平均値を取ります。 次にそれらを合計して3で割り、 全体的な平均を出し、 そこに 100 を掛けて求めます。 この数値が、従業員の満足度を示します。 エクササイズファイルに ESI の 計算例を載せているので、 参照してください。 少なくとも年に1回は ESI を計算し、 前年の結果と比較するのが 望ましいとされています。 そうすることで 今後もっと力を入れるべき点や、 改善できる可能性のある部分を 特定しやすくなります。 利用できる指標は、…

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