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約束する前に計画を立てる
プロジェクトを頼まれたときに 言えることは3つだけです。 1つ目は「はい、できます」です。 計画がないのにそう言うのは危険なので、 いったん持ち帰ってプロジェクトを 達成できるかどうか確認してから 約束することをおすすめします。 「はい」と言ってしまったら たとえ判断を急かされた場合でも、 「はい」と言ったあなたの責任になります。 あとになって失敗したら 叱責されるでしょう。 適切な計画があってきちんと 実現できることを確認してから、 「はい」と言いましょう。 2つ目に言えることは、「いいえ、 その仕様、その期間、 その予算ではできません」です。 単に「できません」と言うより、 「その期間とコストなら仕様を これだけ減らす必要があります」、 「この品質を実現するにはこのくらいの 時間と費用がかかります」と言いましょう。 「できません」や「予算と時間が もっと必要です」とだけ言うと ネガティブに聞こえるので、 相手に説明するための計画を用意します。 それにぴったりなのがガントチャートです。 誰が見ても、プロジェクトマネジメントに 詳しくない顧客にも、 すぐに理解してもらえます。 ご覧のように、こちらがタスク、 こちらが経過する週です。 重なってはいけないので、 全体の期間が分かります。 行う作業がすべて記載されているので プロジェクトの品質とスコープも 分かります。 顧客が希望する予算より 多くかかりそうな理由も一目瞭然です。 ガントチャートを見せると、 顧客はこれほど多くが関係するのかと 驚きます。 そのため、時間、品質、コストを すべて満たせない場合は変更を 要求できます。 計画を立てることで 強くなることができます。 実現できそうにない場合に 根拠を示せるのです。 「はい」と「いいえ」以外に 言えることは「おそらく」です。 これは最悪の返答だと思います。 余地を残せそうですが、顧客には 「はい」と言っているように聞こえます。 「すべてうまくいって変更や問題が なければできると思います」と言ったり 「できることを確認してみます」と 言ったりすると、「はい」と 受け取られます。 「はい」に聞こえない返答は 「いいえ」だけです。 「いいえ、できません」という返答です。 最初からガントチャートを使って計画し、 「おそらく」ではなく自信を持って 「はい」か「いいえ」と…
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