コース: チームの創造性を引き出すには
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チームの機敏性を高める
創業間もなく、サウスウエスト航空は 飛行機を1機売却しなければ 倒産するという状況になり、 機体を売却します。 その結果、1機少ない状態で 同じ便数を達成すべく、 搭乗手続きの迅速化を迫られますが、 この制約があったからこそ、 自由席という斬新なアイデアが生まれます。 サウスウエストのこの機転は、 「革新は制約から生まれる」 という考えを裏付けるものです。 製品やツール、リソースなど すべて揃っているときは、 それぞれが持つ標準的な 機能の範疇で考えがちですが、 何かが不足している場合、 制約のある考え方にシフトするので、 あるものを工夫して 使う方法を編み出せます。 制約があることで、業務の前提条件や 焦点を合わせるべき クライアントなどがはっきりします。 このような臨機応変に対応できる チーム力を強化する上で、 「ワイルドカード」という演習があります。 例えば、1年後に立ち上げ予定の コーヒー会社だとしましょう。 競合相手は既存の企業になりますから、 その中でナンバーワンになれる 起業計画を立てる必要があります。 まず、少人数のチームに分かれ、 10 分間で宣伝方法や起業計画を 思いつく限り挙げます。 資金は無限にあるので、 お金の心配はいらないという 設定にしておきましょう。 5分経過したところで、 いったん中断して ワイルドカードを提示します。 例えば「立ち上げを 6か月前倒しする」などです。 目標は変わりませんが、 準備期間が半分に短縮されました。 この時間的制約の中で可能な起業計画を、 残り5分で煮詰めるよう指示します。 2分後、再び中断して、 別のワイルドカードを提示します。 「業界は不況に突入する。 当社が扱うのは嗜好品である」 というのはどうでしょうか。 企業がしばしば直面する厳しい現実です。 さらに5分設定し、不況の中、半年で 進める起業計画に変えてもらいます。 その際、コーヒーのトップブランドにする という目標を 見失わないよう促してください。 時間がきたら、チームで出たアイデアから 上位2つを選び、 全体に発表してもらいます。 各チームが発表を終えたら、 それぞれのアイデアを選んだプロセスや 基準について話し合ってください。 最後に、進行中または 今後のプロジェクトで、 ワイルドカードの演習が 役立つと思うものを考えます。…
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
インストラクターがコースで使用しているファイルはダウンロードできます。見て、聞いて、練習することで、理解度を深めることができます。