コース: チームの創造性を引き出すには

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、25,000件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

顧客中心の考え方を実践する

顧客中心の考え方を実践する

革新には画期的なアイデアだけでなく、 ビジネスや顧客に価値をもたらす アイデアすべてが含まれます。 そうした新しいアイデアは、 きちんと探せば身近にあるものです。 隠れたビジネスチャンスを 見つけるためにおすすめなのが、 「分野の開拓」という演習です。 これは、満たされていない顧客ニーズと、 自社の誇れる強みを明確にする手法です。 たとえば、ウェスティンホテルは 自社のベッドが好評なのを知って、 消費者への直接販売に乗り出しました。 このような柔軟な発想は、 成長させたい分野を 特定することから始まります。 例えば、テック企業がスマートフォンの 収益拡大を狙っているとしましょう。 まず、対象であるスマートフォン事業を、 8つの開拓できる分野について、 ネガティブとポジティブの 双方のアプローチで分析します。 この8つの分野は、一般的に言う 「製品の品質改善」を 上回る取り組みで、事業全体を 新たな視点で見直せるよう助けてくれます。 今回は、この中の 「流通チャネル」の分野で考えましょう。 演習の前半は、スマートフォンの 流通チャネルを批判的に分析する、 クリティカルシンキングです。 まずは、これまで 見落としていたかもしれないチャネルや、 考えたこともなかった 販売場所のリストアップです。 工場直販店、自動販売機、 闇市など、自由に挙げてみます。 次に、その流通チャネルの 実現方法を考えてください。 スマートフォンを転売業者に 販売して闇市に参入するとか、 空港の自動販売機に置いてもらうとかいった 方法が考えられます。 さて、演習の後半は、 ポジティブなアプローチでの分析です。 例えば、合理的かつ コストパフォーマンスの高い 流通経路は何でしょうか。 完全自社製造にするとか、 アプリのプロバイダーや 携帯電話メーカーなどとの M&A を進めるといった方法が あるかもしれません。 続けて、こうした案の実現方法を考えます。 例えば、ビジネスマッチング事業者に 適当な企業を紹介してもらって、 M&A の話を進めることが できるかもしれません。 ひとつの分野だけでも収穫がありました。 これを8つの分野で行えば、 革新的なアイデアが もっと生まれるでしょう。 大切なのは、予算などにとらわれず、 自由にアイデアを出し合うことです。 顧客の視点からビジネスを見ることで、…

目次