コース: チームの創造性を引き出すには
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不可能を可能に
革新を謳いつつ実践していない企業には、 いくつか共通する従業員の声があります。 社風が保守的でアイデアの 提案さえ難しいとか、 アイデアを提案しても、 決まってダメ出しをされ、 アイデアをつぶされてしまう、 といったことです。 ネガティブな組織風土や、 革新の停滞に悩んでいるなら、 おすすめしたい演習があります。 「不可能を可能に」です。 この手法は、懸案事項を出し合い、 解決策を建設的に考えるための 枠組みを示します。 まず「不可能なこと」のカテゴリーを ひとつ選びます。 1つ目は「業界において不可能なこと」、 つまり業界で不可能とされることです。 2つ目は「顧客が考える不可能なこと」、 つまりお客様にとって 思いもよらないサービスです。 3つ目に「社内的に不可能なこと」、 つまり自社では絶対に 起こり得ない文化的、組織的なことです。 どれにするか決まらない場合は、 優先順位の高い事案に 関連したものを選んでください。 次に、チームに分かれて、 選んだカテゴリーの不可能なことを、 15 分間で、思いつく限り出していきます。 例えば、小さなホテルチェーンで、 宿泊体験の向上に取り組んでいるとします。 顧客から見て実現すれば素晴らしい 「不可能なこと」に、 「ポイントを利用しやすい」や、 「チェックイン時に順番待ちがない」 などが挙げられるかもしれません。 こういった感じで案を出していきます。 ここから面白くなります。 出し合った「不可能なこと」を チーム同士で交換してもらい、 15 分間で、ほかのチームが考えた 「不可能」を「可能」に変えていきます。 それぞれの無理難題について 解決方法を順序立てて、 じっくりと考えるのです。 ホテルの例で説明しましょう。 ポイントを使いやすくするという点は、 ポイントの有効期限をなくしたり、 アプリをシンプルにしたりすることで 実現できるかもしれません。 順番待ちをなくすという点は、 カウンター外のスタッフを増やし、 チェックイン手続きを、 ロビーでタブレットを使って 行えるようにします。 最後に、不可能の内容と それを可能に変える方法を、 チームごとに発表してもらいます。 その中から実際に取り組む 必要があるものを話し合い、 始動するのです。 このように、不可能なことを 具体的に列挙して可能性を見出し、 課題解決のプロセスに…
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
インストラクターがコースで使用しているファイルはダウンロードできます。見て、聞いて、練習することで、理解度を深めることができます。