2025年8月25日(月)
3度目の万博に行ってきた。
3度目にして、 やっぱり折りたたみ椅子いるよね!となって、
今回はアウトドア用の折りたたみ椅子(コーナンで698円)を購入して、持参した。
(万博特需なのか、コーナンでは折りたたみ椅子が目立つところに積まれていた)
入場ゲート前、パビリオン、どちらも並ぶところで大活躍!
もっと早く買っておけばよかったなぁと思ったー
ということで、またまた万博日記のはじまり~
・NTT pavilion
NTT の「IWON(アイオン)」が体験できるって。
中ではPerfumeが歌ってくれるって。
ライブビューイング的なものを想像していたら、全然違ってびっくりした。
Perfumeが目の前、手を伸ばせば届きそうなすぐそこで、歌って踊っている。
彼女たちがダンスのステップを踏むたび振動となって私たちの身体に伝わってくる。
言うなれば、ものすごいリアルな、ライブ感だ。
1970年万博の電気通信館があった場所にスタジオが作られ、
今年の4月某日、そこでPerfumeが歌とダンスのパフォーマンスをした。
それをIWONの技術を使って、時空を超えて、
今、夢洲の万博会場NTT館で私が体験しているのだという。実に不思議な感覚。
パラレルトラベルというテーマそのものだ。
IWONの可能性について、まだまだ私には未知の世界だけれど
数年経って、ああこれにはあの時体験したIWONが活かされているのか!
なんてしみじみ思う日が来るのかもしれない。
答え合わせする未来がなんだか楽しみになる。
・いのち動的平衡館
生物学者の福岡先生の、シグネーチャーパビリオンだ。
前回、同じくシグネーチャーの石黒先生の「いのちの未来」を見てからというもの、その答えを探し続け、、
こちらもどうしても見てみたかったのだ。
大きな円柱のような形の立体的なシアターに、
38億年の生命の進化の物語が無数の光の粒で映し出される。
そもそも「動的平衡」って何ぞ?ということだが
とてもシンプルでとても哲学的だと感じた。
(別のスクリーンで福岡先生が解説してくれる)
生命全体として命を捉えると死もまた利他であり
私もいつか命を全うするだろうけど、それが怖くなくなるような、
温かく深いメッセージが伝わってくるものだった。
・「水空」レストラン
わーい、おひるごはんだ!
ずっと行きたかったのだけど、閉幕まで予約がいっぱいだった。
ところがなんと数日前に、奇跡的に予約できたのだ。
(夫には「根性やな」と言われた笑)
しかもお昼の12時30分!
暑い時間に涼しくて気持ちのいい場所でゆっくりご飯を食べられて休憩できる有難さよ…
お水はサントリーの天然水がサーブされ、
ダイキンは森林にいるかのような心地よい空調を提供してくれているという。
白州ベーコンとズッキーニのタルティーヌ
真鯛と香味野菜のカルパッチョ
産地の紹介もあり、全て国産の食材が使われている
私は大山鶏のロティ玉ねぎとトマト2層仕立てのソース 野菜のグリル添え。
夫は、信州りんご和牛と信州豚のハンバーグ
そして
合鴨とごぼうの炊き込みご飯
そうそう、スタッフのかたのユニフォームがミナペルホネン。可愛かったー
・住友館
入れることはないだろうと諦めていたけれど 人生なにごとも諦めたらいかんですな
チャレンジしなきゃだなぁ
しかしぬか喜びしてはいけない。
入館は確約されているものの、
「当日予約抽選に当選=並ぶ権利を与えられる」というシステムなのだ。
ここから2時間きっかり、炎天下で入館を待った…結構苦行だった笑
そしてそして、待った甲斐あり、やっとやっと入館。
探検に夢中になり、画像がない。笑
小さな生き物がいるの、わかりますか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから、大屋根の下を散歩したり、「静けさの森」の中をさまよったり
おみやげを見に行ったり。
使われているロープはなんと一万本だって
ロープには海と人間をつなぐ役割という意味が込められているそう
海洋がテーマ なるほど
IPSの心膜の実物が展示されていたり
ちょうど人間洗濯機の実演をしていて、参加した勇気ある男子がびしょ濡れになってた
あの子、一生の思い出になるだろうな
夫の希望
そういえばいつもお世話になっている美容師さんもイチオシだった
ボリューミーでとても美味しかった。アメリカの味がしたよ
・ガスパビリオン「おばけワンダーランド」
ラストは、夫婦で思い入れのあるガスパビリオンへ。
本日の締め
夜間はガスの炎のような「青」にライトアップされてきれいだ
XRゴーグル、初めての体験!
没入感がすごい。
自分も周りの人もみんなおばけに変身してしまう。
ふわふわと宙に浮いているような感覚。
崖に立ったような視覚体験もあり、あまりにリアルで下を見ることが怖くて上ばっかり見ていたほど!
化石燃料に代わる次世代のエネルギー「メタネーション」(最近CMなどでも耳にするようになってきた)をかわいいおばけのキャラに導かれて学ぶ。
子どもさん向けなのだろうが、大人でも勉強になるしアミューズメント性があって楽しかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早朝から夜まで楽しんだ今回の歩数は、約15,000歩。
水空レストランで長めに休めたのと、住友館に2時間並んだのでそこまで歩かなかったのかな。
持って行った氷たっぷりの水筒のお茶と凍らせたポカリは空っぽになり、
ペットボトルを買い足し、
ビタミン補給にゼリー飲料を飲み、
さつまいものソフトクリームも食べた。
この日、8月20日、私は60歳になった。
万博で、少し先の未来について想像したり
つかの間、世界旅行の気分を味わえたり
生きることや生命について考えたり
好奇心やわくわくすることに年齢は関係ないなぁと思った。
まだてくてく歩ける今のこの年齢で
何度も足を運べるこの場所で開催している、という奇跡。
万博、ありがとー!
なんだか楽しい60代になりそうな気がするよ。
(ゆ)