前回の v0.4.2 のリリースが 2017年1月らしいので、5年越しのリリースになった。
自分が欲しかったのは以下の警告を抑制するパッチだったけれど、前回リリースからの差分が他にもあったので、ざっと見ておいたことも書き残しておく。
rspec-queue spec Starting test-queue master (/tmp/test_queue_69954_4740.sock) /Users/koic/.rbenv/versions/2.7.6/lib/ruby/gems/2.7.0/gems/test-queue-0.4.2/lib/test_queue/runner.rb:299: warning: instance variable @early_failure_limit not initialized
今回 v0.5.0 リリース前に確認したところ、TEST_QUEUE_SLAVE_MESSAGE
という環境変数設定の名前が、非推奨警告も何もなくカジュアルに TEST_QUEUE_REMOTE_MASTER_MESSAGE
に変更されていてユーザーフレンドリーじゃないだろうと、既存の環境変数は非推奨警告付きで利用可能な形にしておいた。
`TEST_QUEUE_SLAVE_MESSAGE` is deprecated. Use `TEST_QUEUE_REMOTE_MASTER_MESSAGE` instead.
いちおう slave
という言葉は控えましょうという世論が背景に強かった頃の変更らしいけれど、変更先に master
が入っているのはいいのか?という疑問は残りつつ、私自身はベターネームを付けたいための時間も強い意思もないので、そこはそっとしておいた。
ということで、v0.5.0 についての変更要点は以下を参照してください。
今後、test-queue 開発の内部改善としては CI 環境が travis.org のままで動いていないので、travis.com 移行をするかどうするかというのがあり、そのあたりは GitHub Actions か何かに引越しすれば良いだろうかというお気持ち。
ユーザー向けの機能的には RSpec 4 (beta) に向けた PR が来ていて、そのレビューとかあるけれど、RuboCop で試してみたらどうも RSpec 4 対応のそのパッチ自体不正確なようで期待どおりの動きをしていないのだった (端的にいうとパスすべきテストが落ちている) 。とりわけ RSpec 4 (beta) の API がどの程度安定しているのかも分かっていないし、急ぐ話でもないので追い追い無理ないくらいに。
とりあえず、RSpec 4 が出る頃には次のバージョンを出そうかなという気持ちはあるものの、他とのトリアージなので、もし急ぎの何かがあればメンションなりしてください。