ことリハのブログ

コミュニケーション障害でお困りの方に、オンラインでリハビリを提供しています🍀

失語症の人が最も求めていることって何?

今回は、失語症の方が求めていることについてお送りします。

失語症の方のお気持ちをご理解いただけますと幸いです。

 

<会話がしたい>

失語症になると、会話の機会が減ってしまいます。

失語症の方は、コミュニケーションを取ることが難しくなっていますが、会話をしたいというお気持ちを持っていらっしゃる方が多いんです。

失語症になっても会話ができる相手や場所が必要です。

 

失語症になっても会話を楽しめる場を>

失語症の方が会話を楽しむためには、周囲の人が失語症について理解し、サポートをしていただくことが大切です。

皆さまに失語症について知っていただき、失語症の方と接するときにサポートしていただけると幸いです。

失語症についての詳細や、失語症の方と接するときのポイントなどは過去の投稿をご参照下さい)

 

失語症でお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい☺

コミュニケーション障害の方には心理的サポートが大切♡

今回は、コミュニケーション障害の方には心理的サポートが大切というお話をさせていただきたいと思います。

コミュニケーション障害の方の心理について、皆様にご理解いただけますと幸いです。

 

<コミュニケーション障害のリハビリは機能改善だけじゃない>

コミュニケーション障害の方は、コミュニケーションを取ることが難しいため、常に大変な想いをされ、疎外感を感じている方も少なくありません。

コミュニケーション障害のリハビリでは、心理的サポートも非常に大切です。

 

<理解してくれる人がいることの安心感>

コミュニケーション障害は見た目では分からないため、周囲の人に理解してもらえないことや、コミュニケーション障害と分かってもらえても十分に気持ちを理解してもらえないこともあります。

コミュニケーション障害を十分に理解して、気持ちを理解してくれる言語聴覚士の存在が、心の支えとなることもあります。

 

<ご家族へのサポートも大切♡>

コミュニケーション障害をお持ちの方のご家族も、たくさんのお悩みを抱えていらっしゃいます。

ご家族のお悩みに寄り添い、解決法を考え、サポートするのも言語聴覚士の役割です。

また、当事者とご家族の良い関係性を築いていくお手伝いも致します。

ご家族様も遠慮なく言語聴覚士にご相談下さい。

 

コミュニケーション障害でお困りの方やご家族様は、ぜひ、ことリハにご相談下さいね☺

 

失語症のリハビリは会話での応用力も大切って本当?

今回は、前回に引き続き「失語症のリハビリ」についてお送りします。

失語症の方が会話の力を上げていくには、応用力をつけるリハビリが大切です。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

 

<会話はいつも同じではないから難しい>

失語症の方が苦労するのは、会話はその時その時で変化するもので、いつも同じではないというところです。

日々変化していく会話に対応していくためには応用力が必要になってきます。

言いたい言葉が出てこない時どうすればいいか、相手の話が理解できなかった時どうすればいいか、そのようなことを想定してリハビリを進めて行く必要があります。

 

<引き出しが沢山あれば会話は楽になる>

会話への応用力をつけていく上で大切なのは、会話で使える引き出しを増やすことです。

例えば、言いたいこと言葉が出てこないとき、違う言葉で言い換えられないか、他の説明で伝えることはできないか、口では言えないけど字で書くことはできないか、など、たくさんの手段をもっておくと会話は楽になります。

ことリハでは、そのような応用力をつけるリハビリにも力を入れています☺

 

<様々な会話の場面に慣れることも大切>

失語症の方のお悩みに多いのが、会話の機会が少なく、会話の場面への慣れていなこと。

いくらリハビリをしていても、実際の会話場面を想定したトレーニングまで行わないと、実生活では上手く会話をすることは難しいのです。

失語症のリハビリでは、言語の基礎的な力をつけることと共に、会話場面に慣れ、リハビリで身に付けたことを使う練習も必要です。

ことリハでは、実践的なリハビリも積極的に行っています☺

 

失語症の方で会話への応用力をつけたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さいね♡

 

失語症のリハビリは「聞く」と「話す が重要って本当?

今回は、失語症のリハビリの重要な点についてお送りします。

失語症の方が何を望んでいるのか、どうなりたいのかをしっかり受け止め、満足度の高いリハビリが大切だと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

 

失語症のリハビリで、なぜ「聞く」と「話す」が重要なのか>

失語症のリハビリで重要なのは「聞く(聞いて理解する)」と「話す」の力を伸ばすことです。

その理由は、会話をスムーズに行うには「聞く」と「話す」の力が欠かせないこと、そして、正しく言語を「聞く」ことができないと、正しく「話す」ことはできないからです。

また、「聞く」と「話す」を連動させたリハビリが会話力を上げるにはとても重要です。

 

失語症の方の希望は「会話がしたい」>

私は失語症の方とリハビリを開始する時、「どうなりたいですか」「ご希望はありますか」と必ず伺います。

100%に近い方がおっしゃるのが、「もっと話せるようになりたい」「上手に会話がしたい」です。

「読む」ことよりも「書く」ことよりもやっぱり「会話がしたい」が皆さまの中で最優先なんです。

 

<必要な力を伸ばして生活しやすく>

「聞く」と「話す」の力が大切と言っても、「読む」と「書く」に力をないがしろにしているわけではありません。

その方の回復の度合いや、生活での必要度に応じて「読む」や「書く」の力もしっかりリハビリし、伸ばしていきます。

また、「聞く」と「話す」を補助する手段としても「読む」と「書く」の力は大切です。

 

<人間は唯一「会話をする」生き物>

地球上にはたくさんの生物がいますが、言葉を話し会話をする生き物は人間しかいません。

人間にとって「会話をする」ことは、社会と繋がり生きていく上で大切な行為です。

また、会話をすることは人間にとって幸福感を得られる行為でもあります。

失語症の方が少しでも会話がしやすくなるよう、「ことリハ」では全力でサポートしていきますよ!

 

たくさん話す練習がしたいという失語症の方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね☺

 

声が小さくなってきたと感じたら気を付けるべきことって何⁈

今回は、声が小さくなってきたら気を付けるべきことについてお送りします。

声が小さくなってきたことを放置してしまうと、話すこと以外にも支障が出てくるんです。

皆様の参考になれば幸いです。

 

<声が小さくなってきたら…>

「だんだん声が小さくなってきた」「声が出しにくくなってきた」と感じていらっしゃる方は、発声機能が低下し始めている証拠です。それは呼吸機能の低下、喉の筋力低下などが原因の可能性が高いです。

放置すると、「声が小さくなった」だけでは済まなくなるかもしれません!

 

<嚥下機能も低下している可能性があります>

声が小さくなってきている方は、呼吸機能や喉の筋力低下が起きている可能性が高いため、嚥下機能も低下し始めている可能性が高いんです。

声が小さくなっていることを放置すると嚥下機能の低下も進んでしまう可能性が高くなってしまいます。

 

<早めの対策が大切!>

声が小さくなってきていると感じていらっしゃる方は、これ以上呼吸機能や喉の筋力が落ちないようにしっかりと取り組むことが大切です。

まだ声が小さくなっていらっしゃない方も呼吸機能や喉の筋力が落ちないよう早めに対策することが大切ですよ。

普段から深い呼吸を意識したり、しっかり声を出したりしましょう♪

 

呼吸機能や発声機能、喉の筋力のトレーニングを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね☺

 

「障害受容」をご存じですか?

今回は、「障害受容」についてお送りします。

障害をお持ちの方のお気持ちを理解していただく参考になれば幸いです。

 

<「障害受容」とは>

障害受容とは、障害を持った方が、「自分の障害をどのように受け止め、自分の中にどう位置づけるのか」といった心の変化を表したものです。

自分自身の障害の存在を認め、障害に対して積極的に受け入れ、あるがままの自分を容認するまでの段階 です。

障害受容には5つの段階があります。

 

<①ショック期>

自分自身に何が起こったか理解できない状態。

しかし、この時期は長くは続かず、少しずつ現実を認識できるようになります。

周囲の人はただ見守り、寄り添ってあげることが大切です。

 

<②否認期>

自分の障害から目を背け、認めようとしない時期。

精神的なショックを和らげる意味で重要な時期ですが、リハビリなどに消極的で、この時期が長く続くとリハビリを拒否するなどの影響が出てきます。

周囲は、無理に現実を受け入れさせようとせず、見守りましょう。

 

<③混乱期>

「怒り」・「悲しみ」・「抑うつ」などが現れる時期。

介助者(家族・病院スタッフ)とのトラブルが生まれるやすい時期。

しかし、この「怒り」は特定の人に向けられるものではなく、行き場のない怒りであることを理解して、受け止めることが大切です。

 

<④適応への努力期>

様々な事をきっかけにし、病気や障害に負けずに生きようと努力する時期。

この時期にリハビリに意欲的に取り組めるようになる人も多いです。

周囲は、頑張り過ぎていないかに注意しながら見守ることが大切です。

 

<⑤受容期(適応)>

自分の障害を受け入れ、前向きに捉えられるようになる時期。

「障害があっても色々な事が出来る」、「障害があるから別の生き方を味わえた」、「社会(家庭)の中で何らかの新しい役割や仕事を得て生きがいを感じられるようになった」という様に思えるようになります。

 

障害受容には、寄り添ってくれる人の存在が必要不可欠です。

障害をお持ちの方を取り巻く、家族、友人、リハビリなどの専門職、地域の方々、みんなで協力しながら障害受容を見守り、支えていきましょう。

生活期で大切なことって何⁈

今回は、「生活期で大切なこと」についてお送りします。

障害をお持ちの方がより良い生活期を送るヒントになれば幸いです。

 

<生活期とは>

リハビリの視点から言う「生活期」とは、回復期(発症から半年くらい)以降のことを指すことが多く、リハビリ病院などを退院して

日常生活を送っていく時期のことを言います。その方の人生が終わるまでが生活期です。

生活期に入られてからもリハビリをがんばっていらっしゃる方も多いですよね。

 

<病前の自分や他人と比べすぎない>

障害をお持ちになると、どうしてもできなくなったことに目がいってしまい、病気をする前の自分や他人と比べてしまうことも多いと思います。

ですが、人間はそもそも一人一人違いますし、誰かと同じじゃなくてもいいと思います。障害を個性と捉えてみてはいかがでしょうか。

その個性を持った自分と上手く付き合っていきながら、人生を楽しんでみましょう。

 

<自分を褒めてあげましょう>

リハビリを頑張っていらっしゃる方の中には、「まだこれができない」「これが下手だな」と悩んでいる方も多いかと思います。

でも、できるようになったこともたくさんありますよね!

できるようになったことに目を向けて自分を褒めてあげて下さい。あなたはとても頑張っています✨

 

<良き相談相手を持つ>

障害をお持ちになると、病気をする前とは違った不安や悩み、困り事があると思います。

また、一人で解決することが難しい問題もありますよね。

そんな時に、相談しやすい相手がいることはとても大切なことです。

ご家族、ご友人、リハビリのスタッフなど、この悩みはこの人なら話しやすいという良き相談相手がいるといいですね☺

 

<自分の人生を楽しむ>

「病前の自分のようになる」のような「こうなりたい」という目標をもってリハビリを頑張っている方も多いと思います。

もちろんそのことはとても素晴らしいことなんですが、目標達成だけに目を向けてしまうと、日々が辛くなってしまうこともあると思います。

目標に向かいつつも、今生きている日々も大切にして欲しいと思います。

日々の中に楽しみを見つけながら人生を豊かにしていきましょう♪

 

<生活期のリハビリで大切なこと>

生活期のリハビリで大切なことは、リハビリを受けることでその方の人生が豊かになることだと思います。

リハビリを受けることで生活がしやすくなったり、楽しみが増えたり、目標を達成できたり、リハビリの時間そのものが楽しかったり☺

また、日々生まれる悩み事や困り事を相談し、一緒に解決していくことも生活期のリハビリの大切な役割だと思います♡

 

コミュニケーション障害などでお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい🍀