皆さま、お元気でしょうか。家の庭の関山桜(カンザンザクラ)も見頃を迎えました。

撮影地:福岡県
西日本新聞(夕刊)令和7年4月5日一面に次のような記事が載っていました。
米相互関税の第一弾発動へ
トランプ米政権は5日午前0時1分(日本時間午後1時1分)全世界からの輸入品に課す「相互関税」を発効する。
トランプ氏は4日「私の政策は決して変わらない」と交流サイト(SNS)に投稿し、強硬な姿勢を貫いている。
さらに、同紙の「がめ煮」欄には、(筆者注:がめ煮は、博多の郷土料理です)
『暴走のスケールも桁違い。相互関税発表には「完全に狂っている」(ノーベル賞経済学者グルーグマン氏)の声も。ニューヨーク株の下落幅も桁違い』
とありました。
私はこの狂っているとの見解には同意できません。ノーベル賞経済学者の権威で、トランプ大統領を非難しているように見えるのです。
と言いますのも、「馬渕睦夫が読み解く2025年世界の真実」馬渕睦夫著 ワック刊を読んだからです。以下引用します。トランプ大統領がやっていることの意味が分かります。
『トランプ大統領の戦略が読みにくい、何をしてくるかわからない、という報道が多いのですが、トランプ政権の政策を理解することは決して困難ではありません。むしろ、わかりやすいと言っても差し支えないくらいです。そのカギは、2019年の国連演説です。
トランプ大統領は、「アメリカは決して社会主義国にはならない」と宣言して、「各国の指導者は自国民を大切にすべきである」として、各国ファーストの神髄を、概略以下の通り述べたのです。
- 国家の善政は愛国者のみ実現可能である。歴史に根差した文化に育まれ、伝統的価値を大切にする愛国者が、未来を築くことができる。
- 愛国こそが自由を守り、主権を維持し、民主主義を継続し、偉大さを実現できる。
- 各国が自国を愛することによって、世界を良くすることができる。
- 世界のリーダーがなすべきことは、祖国を建設し、文化を大切にし、歴史に敬意を払い、国民を宝とし、国を繁栄させ、道義性を高め、国民に敬意を払うことである。
- 未来はグローバリストの手中にはない。未来は愛国者にこそある。未来は独立主権国家にある。このような国家こそ、自国民を守り、隣国を尊重し、各国の特性に基づく違いに敬意を払うことができるからである。
(途中省略)
これらの特徴を一言で言えば、愛国主義者である指導者の利益と、国民の利益は一致すると強調していることです。この思想は、わが国の君民共治の政治体制や、ロシヤの集団的共生体制、ソボールノスティと類似していると言えます。』
(引用終わり)
日本においても、過去には田中角栄氏、大平正芳氏、小渕恵三氏など命がけで日本の利益を守ろうとした政治家がいました。民主党政権時にも鳩山由紀氏がいましたが、グローバリストの影響を受けた官僚の裏切りで国益を守ることができませんでした。トランプ氏は、アメリカ軍の良識派の支持があるのであそこまでできるのだそうです。日本はグローバリストの影響力が強いのです。何しろ、お金があるので日本の政治家は買収されやすいのです。選挙で真に国民のために活動している人を当選させることが必要だと思います。皆さんはどのようにお考えでしょうか。皆さん、元気にお過ごしください。