皆さま、お元気でしょうか。
昨日3月30日(日)は満開間近の桜並木を通って福岡市立香椎浜小学校に出掛けました。
ここの体育館で第33回三・一文化祭が開催されました。これは、元々は1919年3月1日に韓国ソウル起こった朝鮮民族の反日独立運動を記念して始まったようです。でも、今では韓国・朝鮮人、日本人が地域の人々と共に創り出す多文化交流の広場になっています。
以下ポスターです。☟
オープニング プンムル(農楽)の様子です。☟
韓国の民俗遊びに参加したり、伝統的楽器に触れたりすることもできます。このように、楽しい会なのですが、日本人の参加者が少なく、日本人で前に参加したことがある人が続けて来ることも少ないことに気づきました。
よく「アイデンティティ」は何かと言われます。「アイデンティティ」とは「正体」とか「身元」とかという意味です。この催しは日本に住む韓国・朝鮮人の人たちが自身の「正体」とか「身元」を確かめる場ではないかと思うようになりました。
以前に日本文化を最も大切に保存しているのは在米の日系人だということを聞いたことがあります。随分昔のことで現在もそうなのか分かりませんが、この現象も父祖の国の文化を知ることによって、自身の「正体」とか「身元」を確かめたいという気持ちの表れのような気がします。
国内にいては自分の国のことは良く分かりませんが、海外に出掛けると自分の国のことが分かることもあるようです。その意味で日本の人たち、特に若い人たちにも海外でいろいろな経験をして欲しいと思いました。
皆さま、元気にお過ごしください。