BearLog PART2

暇な中年の独り言です

5月25日 夜は久しぶりに娘の勉強にお付き合いをする

 朝、そこそこ早くに起きたのはいいのだが、どうもベッドの中でグズグズしてしまった。明日トレーニングすればいいや、とトレーニングをあっさりスキップ。来週月曜日に行けば、火曜日は合気道の朝稽古、水曜日は当番につき出社するので、トレーニングができない、よって、木曜日か金曜日に行って、日曜日に行けば、週三回は確保できるので、まあいいか、と。

 ということで、朝ゆっくりと過ごしてから、午後一番にアップリンク吉祥寺へ映画を観に行く。『ノスフェラトゥ』である。

youtu.be

 しかし、『ノスフェラトゥ』って何か言いにくいな。

 正直言うと、自分は好んで「ホラー」映画って観る方ではない。確かに「見えないモノを見せる」のが映画の真実の一面だとすれば、「ホラー」という様式はその様式にぴったり当てはまるだろう。だから、「ホラー」って映画にふさわしいジャンルなんだというのはよく分かる。でも自分は別にスクリーンに恐怖を欲することがあまりないのだ。

 だったら、『ノスフェラトゥ』なんて観に行かなければいいじゃないかということになるのだが、予告編から見える端正な画作りに惹かれたからだ。そうそう、キューブリックの『シャイニング』も全然怖さを感じなかったが、その画作りに惹かれたのだった。しかし人の血の色ってのはスクリーンにおける絶妙の差し色になってしまうってのは、映画というメディア自体が血を求めているのだということでもあるような気がする(お、我ながら名言笑)。それはよく覚えておこう。

 アップリンク吉祥寺に行ったら、『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』のイベントをやていたようで、名前しらないけどこんなキグルミが館内を闊歩しておりました。

 このキャラの名前、分かる方教えて下さい汗。

 ということで、『ノスフェラトゥ』については、別途noteでまとめます笑

 帰宅してからは、娘に「勉強するなら付き合うよ。書斎にいるから声かけて」とだけ言い残して、書斎で昨日や一昨日の書いてなかった日記や雑文等々をパソコンに向かって書き散らす。昨日拝見した『ORLIK』の感想をnoteにアップ。haienaさん、読んでくれるかなーなんてアホなことを考える。素人の駄文なんて読むわけ無いじゃん(と自己ツッコミしておく)。

note.com

 娘から声がかからないので、その後、小話的小説を書きたくなった。

 実は今朝から、何がどういうきっかけなのかわからないのだが、ドストエフスキーを主人公にした小話を書こうと思っていたのだ。世界的文豪を冒涜するような行為かもしれないが、『文豪ストレイドッグス』なんてのもあって、そこではフョードルくんは大悪党として描かれているので、私のような小者が書く分には幾許かのお目溢しがあるだろうと期待する。

 とにかく、書きたくなったので、エディタに向かって書き始めた。

 このじてんでは、まだ結末などは決めてない。唯一アイデアとしてあったのは、彼の口述筆記者でやがて彼の二番目の妻になるアンナ・スニートキナを登場させようということくらい。あとは書きながら考えていたら、これって『芝浜』じゃんって唐突に思いついて、『芝浜』まんまの話に仕上げた。

 そして最後の校正をChatGPT様にお願いして、アップ。

 しかし『芝浜』をほぼ丸パクだよ笑

 我ながらよくやるわ。

 でも『芝浜』って大好きな落語のひとつだから(かといって、自分は落語マニアからは程遠いので、そんなにたくさんの落語を知っているわけではない。有名な噺だけだ)、まあいいかなーって。

 それはこちら。

note.com

 自分としては思ったよりもよく仕上がったような気がしている笑 ま、こんなもんかな笑。

 娘からは待てど暮せど声がかからず、結局夕食に。夕食のときに「全然声かけてくれなかったじゃん」と言うと、「え?私、ずっと起きてたのに」というトンチンカンなことを言う。「おいおい。勉強を教わる方から『今から教えて下さい』ってキューだしするもんだろ」と、ちょっと苦言を呈しておいた。

 結局、勉強を始めたのは22時くらいから。円についての問題を教えつつ、円の代数的記述について説明をする。それから、不等式で表現される平面上の領域の話を少々。そこで24時近くになり、自分も眠くなったので一旦ストップ。

 ベッドに入ってから、落ちるまでこれを読む。日経新聞の書評欄で知ったのだが、エッセイとして読んでもなかなかおもしろい。

 

 

5月24日 『神田まつや』は吉祥寺にもあるのだ

 先週お休みだったヴァイオリンのレッスンから開始。引き続き、「ニュー・シネマ・パラダイス」とパッヘルベルの「カノン」。「ニュー・シネマ・パラダイス」についてはハイポジションの音が少しずつ出るようになってきたので、次のステップを教えていただく。

 ロングトーンの後で短い音が続く時、その後の音を無理なく弾こうと思って、図らずも弓をたくさん返してしまうと音が大きくなってちょっと不自然になってしまう。同様にして、移弦のときとか、そういうところで、音の大きさをきちんと揃えていくことが大事だということ。特に前者は、返すをちょっとにして、後の弓の動きで帳尻をつけていくのだということを教わる。そうすればヴァイオリンらしいきれいな音に揃うということのようだ。

 そして帰宅してから先生からLINEに「肩当てをお忘れです!」との連絡が入る。あれー、やってしまった(泣) ただ稽古場に先生がいる時間が早かったのでちょっと取りに伺えそうになかったので、来週まで保管しておいていただくことにした。HOMARE、高いからなあ。なくさなくてよかった。スペアの肩当てで練習すればHOMAREの音の良さもまた体感できそうだから、まあいいか、と思うようにした笑

 なかなか難しいが、少しでもきれいな音を出したいと思っているのは事実なので、頑張ってみようと考えている。

 帰宅して昼食後、昼寝。14時半に何とか飛び起きて、水回りの掃除をしてから、ちょっと休んで合気道の稽古へ。今日は参加される方が少ないなあと思っていたら、全日本があったのだそうだ。とはいえ、全日本終了に合わせて参加者の方が少しずつ増えて、結局いつも通りの感じになった。逆半身片手取りからの投げ等々。今日座技呼吸法を組んでくださった方、あまりにも動きが滑らかでちょっとびっくりした。自分もああいうレベルに慣れたらいいなあと思うけど、何年かかることやら。寿命が多分もたないな。

 稽古が終わってから先週に引き続き、蕎麦食べて映画。蕎麦は今度は東急の「神田まつや」にする。神田のご本家よりも品数は多いみたいで、出雲そばっぽい三種類の小鉢に入った小鉢蕎麦というものをお願いした。味は神田そのものなので満足。

tabelog.com

 その後、アップリンク吉祥寺で「ORLIK」を観る。予告編でちょっと気になっていたので、監督と主演の舞台挨拶付きということもあって見に来たのだ。合気道の稽古の後、まつやで蕎麦を手繰ってから映画なんて、なんか贅沢でいい気分。吉祥寺バンザイ。

左は主演の金子貴伸、右は監督のhaiena

youtu.be

 色々なものをコラージュしたアニメというか、なんて言えばいんだろう、自分の貧相なボキャブラリーでは言えないような斬新なジャンル。強いて言えば、「モンティ・パイソン」のスキットとスキットの間に入る、テリー・ギリアムが作っていたアニメーションがもっとおしゃれになったみたいなやつ、とでも言えばいいのか。うーん、そうなんだけどちょっと違うなあ。難しい。でも明らかにテリー・ギリアムとかゴダールとかに対する参照はある(ゴダールについては台詞の中でも言及されているし)。

 面白いと言えば面白いし、多分一度ボタンを掛け間違っちゃうとずっと退屈になりそう(確かに自分の後の方で高らかなイビキも聞こえた)。自分は面白く観てしまった。

 映像以上に、自分は音楽が気に入ったというか、いい感じでバッハのゴールドベルグ変奏曲が入ったりして、これがなかなか快感。もし万が一、自分も映画を撮れるようなことがあれば、ゴールドベルグ変奏曲って是非使ってみたいなー、なんてね笑

 しかも舞台挨拶で、ある意味haiena監督のお人柄があまりにもユニークで何度か笑ってしまった。こういう人がこういう映画を撮るんだって思ったら、面白くて楽しい気分になった。特に、

「上手な演技というのは、上手な演技と言われた瞬間にそれが演技だって分かるわけだから、自分は嫌い。演技だと分からないものが自分にとっては望ましい」

 とか、

「今回は全部決定権を自分にもってきたので、スタッフからはプーチンと呼ばれていた」   

 とか。

 オンラインでオーディションをやったとき、相手の画像も見ず、自分の画像も相手に見せなかった、とか。

 御本人はいたって真面目なんだと思うが、そこに漂う意図せざるユーモアみたいなのが、何かすごく良かった。

 次回作に期待したいところ。

 ということで、先週同様、今週も何だかごきげんで帰宅して、だらだらしてから就寝。意外と遅くなっちゃった。

 

 

5月23日 ネガティブチェックをやっていても仕方ないじゃんと説教モードになりそうなところ寸止めでやめる

 朝一番はオンラインの社内定例会議。

 それが終わってから歯医者で定期検診。異常なし。この前「虫歯っぽい」と言われたが、それについては特に言及はなかった。

 午後は某投資先のリファレンス(オンライン)。

 しかし未公開株投資(所謂スタートアップ投資だ)については、投資しても大丈夫だという確信を得ようとすることほど無駄なことはないと思う。毎回この手のリファレンスをウケることが多いのだが、「こういう点はどう思いますか?」的な重箱の角をつつくような点を聞かれることが多い。確かに自分が気付いてもみなかったブラインドサイドのリスクがあったんだ!と気付きになることもあるのだが、それはそんなに多くなくて、むしろ「そこ言っても仕方ないじゃん」みたいなことが多い。

 何が言いたいかと言えば、結局スタートアップ投資なんて不確実性の塊なんだから、駄目な点を指摘していると百万個くらいでてきて、蛮勇を振るう気も起こらず萎えるというのが通常のパターン。だからこそ、「こことここがいいから、こっちのリスクは目をつぶって取る」みたいに考えないと、永遠に投資はできない。

 銀行の貸出審査みたいなかんじでやっていたら、絶対にスタートアップ投資なんてできないなーと思うのだ。やぱり馬鹿じゃないとこの手のビジネスはできないし、酔狂なことをやっているんだという認識がないといけないと思うのだ。

 ということで、説教モードになりそうなところを寸止めして笑いで誤魔化す。まあ仕方ないよなあ。この仕事、真面目にやっちゃいけないんだよ笑

 その後社外取締役を勤める某投資先の臨時株主総会(オンライン)に出席。夕方は渋谷に出て、IZAKAYA VINで同僚と打ち合わせがてら食事。久しぶりにカオール呑んだけど美味しかったなあ。話は色々と多岐に渡ったが、ここで書くことは憚られるので割愛。

 色々あったようでなかったような、なかったようで、あったような一週間が過ぎていく。