BearLog PART2

暇な中年の独り言です

雑記

娘の中学受験が終わって思うこと(その2)

View this post on Instagram A post shared by 細谷 賢由 (@kumaotaku) 娘の中学受験についての話、第2回目である。 第1回はこちら。 実のところ、うちの娘は自分が希望していた中学校に合格することはできなかった。この「合格」という言葉について、お…

娘の中学受験が終わって思うこと(その1)

www.asahi.com 無事?でもないが、娘の中学受験が終わった。 親が言うのも何だが、あの勉強量でとりあえずは合格を二つ勝ち取ったのはすごいとは思う。改めて娘に「おめでとう、よく頑張ったね」と言ってあげたい笑 それはともかく。 昨今の中学受験はすごい…

「俺の家の話」は本当におれの家の話だった笑

金曜日10時からTBSで放映されている宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演の「俺の家の話」である。 www.tbs.co.jp テレビドラマをここ最近あまり見ていない私なのであるが、久しぶりに見ようと思ったのには二つ訳がある。 一つは能楽師の家の話だから、ということ。…

人を喰うという物語についての雑考(種の違いと分断について)

人は地球上の食物連鎖の頂点に君臨していると言っていいだろう。 人喰動物は散在しているものの「人類」という種全体で考えてみれば、人喰動物の存在自体は個別の人間の存在を脅かすほどの存在ではないだろう。 しかし、である。 しかし、ここ最近は人間が食…

生権力を今ほど思い出すことはない

dot.asahi.com 「生権力」。 この三文字が切迫感を持って聞こえてくるのは、まさに今が新型コロナ禍の真っ最中にあるというためである。 確かに東氏が言うように 人類は残念ながら、生き残るためには家畜になってもいいと判断した ようだ。 東氏はそれで本当…

ニューノーマルに対するひとつの意見

昨日、娘と他愛の無い話をしているときのこと。 新型コロナの第三波がどうやら来ているらしい、とのことで、自然と話はそっち方面に向かっていく。 父:「新型コロナの第三波きているみたいだね。東京では493人の新規感染者が出たらしいよ」 娘:「ふーん。…

ベートーヴェンに「友」はいたのか?

今年は楽聖ベートーヴェンの生誕250年ということで、お目出度いのか、お目出度くないのかよくわからないけれど、ベートーヴェンの名前を聞く機会はいつもより少し増えているような気がする。ということで(唐突なんだが)、ベートーヴェンの交響曲第9番につ…

「お願い!住んで、川口」byきゅぽらん

私は埼玉県戸田市の出身である。 大学入学と同時に家族で杉並に引っ越してしまったので、18年間くらいは埼玉県に住んでいたわけである。当時、埼玉県にはさいたま市はなく、埼京線も開通しておらず、戸田市民は、川口駅や西川口駅へ出て京浜東北線に乗って都…

恐るべき予言というか何と言うか

言わずと知れた「攻殻機動隊SAC 2nd GIG」である。 第1話 再起動 REEMBODY 発売日: 2016/08/05 メディア: Prime Video この中で「米帝」という言葉が出てくるのをご存知だろうか?(正確に言うと、2nd GIGの前作「SAC The Laughing a Man」にも出てくるのだ…

うちの娘の反応が面白い

昔からジョニ・ミッチェルが大好きである。特にジャコ・パストリアスやらパット・メセニーやら、手練のミュージシャンと組んで、先鋭的なアルバムを作っている頃が一番好きである。 特に下記の2枚は非常に好きなんである。 逃避行 アーティスト:ジョニ・ミッ…

あいみょんとシェリル・クロウ

うちの娘が例によってAlexaくんに、「あいみょんのマリーゴールドをかけて」とリクエストしていた。 Alexaくんは、待ってましたとばかりに即座に「マリーゴールド」をかけてくれる。偉い。 あいみょん - マリーゴールド【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 いい曲だと…

NiziUとテイラー・スウィフト

数日前のこと。 娘が我が家のAlexaくんにリクエストをしていた。 「Alexa! NiziUをかけて!」 NiziU 『Make you happy』 M/V 韓国コスメに夢中な娘からすれば、こういう曲にハマるのはよく理解できる。しかし音楽好きの父親はこの曲を聞いて、「?」と思っ…

舞囃子「経政」

去る9月22日、喜多能楽堂において明生会の発表会があった。 来年4月の厳島神社での奉納能をターゲットに「経政」の舞囃子を勤めさせて頂いた。 本来であれば、素謡と連調もあったのだが、新型コロナのせいで娘のバレエの発表会と重なってしまい、午前中の舞…

やると言っておいてやらないことばかり(それはマクラで、ヴァイオリンのこと)

新型コロナ禍での生活をマメにしたためようと思っていたのに全然やっていないのにふと気がついた。考えてみれば、家族ジョギングも、娘の塾が始まってしまったこともあって、行かなくなってしまった。 やると言ったのにやっていないことばかり(苦笑)。自ら…

新型コロナ戦記を書くことにした

どうも(と言っても誰に向かっての挨拶なのは定かではない)。 こちらに文章を書くのも随分と久しぶりな気がするけど、世の中は恐ろしいほどの勢いで変化している。これだけの変化が自分の生きている間にやってくるとはまったく予想すらしていなかった。 だ…

肉体という呪縛から逃れ出るために

どこかで言ったことかもしれないけれども、小学校1年から5年までずっと小児喘息の治療をしていた。おかげさまで今は完治しているのだが、治療の間はずっと月曜日午後に学校を早退して病院へ行き、アレルゲン(ハウスダストだった)に慣れるための皮下注射を…

久しぶりに一気読みした「掃除婦のための手引き書」

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集 作者: ルシア・ベルリン,岸本佐知子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/07/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そもそもだいぶ昔に読んだ小説である。とはいえ、あまりに印象深かったので、…

新OSのインストール中につき……

1月19日にはまた能楽の発表会がある。 今度は「経政」という曲のキリを勤めさせて頂くことになっている。この「経政」は平家の貴公子、特に琵琶の腕が優れていた人で、一の谷の合戦で討ち死にしたけど、自らのお弔いの有り難さに幽霊となって現れる、という…

思春期はLOVETOXICとともに

www.narumiya-net.co.jp LOVETOXICというブランドをご存知だろうか? 実は私はつい最近知ったのだが、詳細は上記リンク先をご覧頂くとして、要するに小中学生の女子向けのファッションブランドなのだ。 誰から聞いたかって? 勿論、うちの娘である。 ここ数…

54回目にして思うこと

#誕生日ケーキ #誕生日 #ケーキ先日は54回目の誕生日でした。 私は西暦で言うと1965年10月25日に生まれているから、今年でちょうど54歳になる。なる、というか、なった、というか。なってしまった、というか。 どうでもいい話だが、私は自分の生まれた「10月…

かなり高い確率で起こるであろうことに遭遇した朝

朝、いつものように家を出て、駅に向かって地元の商店街を歩いていた。 いつもの通り、かなりぼおっとして。地元を歩いているときの私は本当にぼおっとしていて、酷いときには家族にあっても気が付かない時があるほどなのだ。いやはや、我ながら、そのダメ人…

豊洲市場に行ってみました

7月29日、娘の夏休みも本格化してきた時期である。基本的にはバレエの稽古と塾で忙殺されている娘であるが、学校の宿題の一環として水産業を調べるという課題があるようで、いい機会なので豊洲市場に行ってみようということになった。 午前中会社を休んで、…

すごく大事なことに気付いた(今頃かよ、と自分でツッコむ感じ)

今朝ほどとあるところにお伺いして色々とご知見を頂戴してきた。ベンチャーキャピタリストという職業には我ながらあまり愛着はないのだが、今朝のように面白い話(情報)に誰よりも早く触れることができるというのは、尽きぬ魅力ではある。 細かいことを書く…

「虐殺器官」をインスパイアさせたもの

伊藤計劃の「虐殺器官」については、私がいちいち言うまでもなく名作であることは明らかだ。 虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 伊藤計劃,redjuice 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/08/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (14件) を見る…

自我は何によって担保されているのか?

まずは手短なところから考察してみる。ある特定の瞬間の自我とそこから一定時間経た瞬間の自我を考えてみたい。この二つの瞬間の自我が同一のものであるかどうか、ということだ。当たり前だろ?そんなん、という感じではあるが、ここではデカルトを気取って…

何が「リアル」を担保しているのか

こんな記事に衝撃を受けた。 www.technologyreview.jp 結局AIを使えばデジタルデータなんて、どうにでも加工できるし改竄できるということの、もっともインパクトのある事例だと思ったわけだ。 まあ昔から質の悪いアイコラなんていっぱいあったけど、AIを用…

女の子の脳、男の子の脳

引き続き、娘の勉強のお付き合いと格闘している。 勿論、別にそれだけやっているわけではない。仕事もしているし、能の練習もヴァイオリンの練習もそれなりにしている。勿論あまり上手くならないけど……。あ、仕事もやってますw ここ最近、毎朝娘が家を出て…

人の気持ちなんて簡単に変わる

珍しく妻からものを貰った。勿論誕生日でもないし、何か記念日系かというとそうでもない。ひょっとして自分が認識していないだけで、本当は何かの記念日なのかもしれないけど、、、と思って、随分と考えたけど、多分そうではない。 ダイニングテーブルの上、…

「ヴァイオリンって難しいよね」

ある朝、習い始めて7年目(のハズ)のヴァイオリンの練習が一段落してから、お茶でも飲もうと思ってキッチンへ行ったところ、妻がいた。 「いつも下手くそなヴァイオリンの音を聞かせていて、すまないねぇ」 と詫ておいた。そりゃそうだ。自分も言うのも何だ…

算数嫌いの小さな進歩

うちの娘は小学校5年生になるが、算数が大嫌いである。 計算ひとつするのにも、文句たらたらなんである。計算くらい、えいやっと気合を入れてやってしまえば何のことはない筈なんだけど、取りかかりも遅いし、実際の手順も遅い。 特に、5桁の数÷3桁の数みた…