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OpenSSH for Windows の概要

OpenSSH は、リモート システムのクロスプラットフォーム管理のために Linux およびその他の Windows 以外の管理者が使用する Secure Shell (SSH) ツールのオープンソース バージョンです。 Windows 10 ビルド 1809 および Windows Server 2019 以降、OpenSSH はオンデマンド機能として使用できます。

SSH は、ユーザーが作業しているシステムがクライアントであり、管理対象のリモート システムがサーバーであるクライアント/サーバー アーキテクチャに基づいています。 OpenSSH には、リモート システム管理に安全で簡単なアプローチを提供するように設計された、さまざまなコンポーネントとツールが含まれています。

次の表に、Windows リリースごとに OpenSSH for Windows の既定のインストール状態を示します。

Windows のリリース SSH インストールの状態
Windows Server 2019 インストールされておらず、オプション機能を使ってインストールして有効にします
Windows Server 2022 インストールされておらず、オプション機能を使ってインストールして有効にします
Windows Server 2025 インストールされているが有効になっていない
Windows 10 ビルド 1809 + インストールされておらず、オプション機能を使ってインストールして有効にします

OpenSSH for Windows には、次のコマンドが組み込まれています。

  • ssh は、ユーザーのローカル システムで実行される SSH クライアント コンポーネントです
  • sshd は、リモートで管理されているシステムで実行されている必要がある SSH サーバー コンポーネントです
  • ssh-keygen SSH の認証キーを生成、管理、変換する
  • ssh-agent は、公開キー認証に使用される秘密キーを格納します
  • ssh-add サーバーで許可されているリストに秘密キーを追加します
  • ssh-keyscan は、ホストからのパブリック SSH ホスト キーの収集に役立ちます
  • sftp は、セキュリティで保護されたファイル転送プロトコルを提供し、SSH 経由で実行されるサービスです
  • scp は、SSH 上で実行されるファイル コピー ユーティリティです

ヒント

このドキュメントでは、インストール、Windows 固有の構成、コマンド、ユース ケースなど、Windows での OpenSSH の使用方法に焦点を当てています。 OpenSSH の一般的な機能に関するその他の詳細なドキュメントは、 OpenSSH.com でオンラインで入手できます。

Windows OpenSSH に関するフィードバックは歓迎されており、 OpenSSH GitHub リポジトリに GitHub の問題を作成することで提供できます。 OpenSSH オープン ソース プロジェクトは、OpenBSD プロジェクトの開発者によって管理されます。 このプロジェクトの Microsoft フォークは GitHub にあります

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