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カルティエ、銀座に新ブティック 初のアニメも制作

2025.9.23

Tomoyuki Kusunose (c)Cartier

波のような曲線がエレガント。窓の扇形を連ねた模様は伝統的な模様「青海波(せいがいは)」に着想を得たという

カルティエは2025年9月19日、「カルティエ銀座4丁目ブティック」(東京・中央)をオープンした。




店舗は1〜4階で総面積はアジアで最大となる。ジュエリーや時計を充実させたほか、フレグランス、バッグやスカーフなどのアクセサリーとフルラインを扱う。店内には、日本のアーティストの作品を配するほか、日本の美意識を反映した内装を採用し、カルティエの優れたサヴォアフェール(匠=たくみ=の技)と日本文化の融合を感じさせる空間となっている。

4階には、日本で初めて「レジデンス」と呼ぶプライベートな空間を設けた。バー&ダイニングも備え、パーソナルで特別感のあるサービスを提供するという。レジデンスを設けたのは世界で5番目。

Tomoyuki Kusunose (c)Cartier

落ち着いた雰囲気の店内には、日本のアーティストの作品も配置

オープンを記念して、10月19日までハイジュエリーの新作や歴史的なジュエリーのコレクションを展示する。

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オープンに合わせ、カルティエは、メゾンを象徴するパンテール(ヒョウ)をテーマに制作した初のアニメ「LA PANTHÈRE DE CARTIER(ラ パンテール ドゥ カルティエ)」を発表。開業前日の9月18日に開催したオープニングイベントには、アニメのクリエイティブパートナーを務めた漫画家の浦沢直樹さん、主役の声とエンディング曲の歌唱を担当した俳優の高畑充希さんや声で出演した山口智子さんらが参加した。

アニメは、カルティエのLINE公式アカウント(@Cartier)からアクセスできる。

(c)Cartier

メゾンの象徴「パンテール」を テーマに初のアニメを制作した

(c)Cartier

アニメ「LA PANTHÈRE DE CARTIER」の制作に参加した浦沢直樹さん(右から2人目)、高畑充希さん(同4人目)、山口智子さん(同5人目)らがオープニングイベントに登場した

カルティエは、今回オープンした銀座4丁目ブティックのほか、銀座地区に「カルティエ銀座ブティック」(銀座2丁目)、「カルティエ 銀座並木通りブティック」(同5丁目)、「カルティエ ブティック GINZA SIX店」(同6丁目)を構えている。

このうち銀座ブティックは、4丁目ブティックの開業に伴って営業をいったん終了し、10月からは期間限定のイベントスペース「Maison de Panthère(メゾン ドゥ パンテール)」に衣替え。2026年初めごろまで、パンテールをテーマに、ブランドの精神を映し出す様々なイベントを開いていく。

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