みなさん、いかかお過ごしですか?
普段はあまりテレビを見ない私ですが、昨日の朝刊で、長嶋茂雄さんがお亡くなりになったことを知りました。
驚きとともに、じんわりと悲しみが胸に広がりました。
幼いころ、長嶋さんが引退された試合の中継をたまたま見ていて
「我が巨人軍は永久に不滅です」
と語られたあのシーンだけは、なぜか今でも鮮明に覚えています。
それ以来、テレビなどでお見かけするたびに、どこか親しみを感じていました。
そして、あるときふと気づいたのです。
「…あれ? 長嶋さん、父に似てるかもしれない。」
私の父は、24年前に他界しました。
晩年は脳梗塞の後遺症で半身まひとなり、杖をついて生活していましたが、それでも変わらぬ笑顔で、家族に優しく接してくれた姿が、今でも心に残っています。
長嶋さんのあの笑顔、柔らかくて、ちょっとお茶目で、でもどこか頼もしい笑顔。
それを見るたびに、父に会えたような気がして、ほんのひととき、心があたたかくなるのを感じていました。
昨日の新聞に載っていた長嶋さんのお写真にも、父の面影が重なって、思わず涙がこぼれました。
心からご冥福をお祈りいたします。
長嶋茂雄さん、たくさんの勇気と笑顔をありがとうございました。
私にとって、あなたの姿はいつも、父とともにありました。
私が父の面影を長嶋さんに重ねていたように、身近な人の姿を、ふとした瞬間に誰かの中に見つけることがあります。
それはきっと、私たちの心の中に、大切な人の記憶がしっかりと息づいているからなのかもしれませんね。