MINAZUKI 〜 みんな自分が好きになる〜

片付けで「私らしさ」と心の余白を取り戻すお手伝いをしています

長嶋茂雄さんの笑顔に、父の面影を重ねて…

 

みなさん、いかかお過ごしですか? 

 

普段はあまりテレビを見ない私ですが、昨日の朝刊で、長嶋茂雄さんがお亡くなりになったことを知りました。

驚きとともに、じんわりと悲しみが胸に広がりました。


幼いころ、長嶋さんが引退された試合の中継をたまたま見ていて

「我が巨人軍は永久に不滅です」

と語られたあのシーンだけは、なぜか今でも鮮明に覚えています。

 

それ以来、テレビなどでお見かけするたびに、どこか親しみを感じていました。


そして、あるときふと気づいたのです。

「…あれ? 長嶋さん、父に似てるかもしれない。」

 

私の父は、24年前に他界しました。
晩年は脳梗塞の後遺症で半身まひとなり、杖をついて生活していましたが、それでも変わらぬ笑顔で、家族に優しく接してくれた姿が、今でも心に残っています。

 

長嶋さんのあの笑顔、柔らかくて、ちょっとお茶目で、でもどこか頼もしい笑顔。
それを見るたびに、父に会えたような気がして、ほんのひととき、心があたたかくなるのを感じていました。

 

昨日の新聞に載っていた長嶋さんのお写真にも、父の面影が重なって、思わず涙がこぼれました。

 

心からご冥福をお祈りいたします。


長嶋茂雄さん、たくさんの勇気と笑顔をありがとうございました。

私にとって、あなたの姿はいつも、父とともにありました。

 

私が父の面影を長嶋さんに重ねていたように、身近な人の姿を、ふとした瞬間に誰かの中に見つけることがあります。

それはきっと、私たちの心の中に、大切な人の記憶がしっかりと息づいているからなのかもしれませんね。

 

モノにも「住所」と「表札」を! ~親世代にもやさしい収納の第一歩~

みなさん、いかかお過ごしですか?

「私」を取り戻す、心に寄り添う ”MINAZUKI” 片付けアドバイザー 梶村まゆみ です♪

 

前回は、「高齢の親が使いやすい収納」についてお話ししました。


今日はその続きとして、「親にとって便利な収納方法」についてお伝えします。

 

何かしようと思ったときに、必要なモノがあちこちにあって不便だな…
そんなふうに感じたことはありませんか?

 

たとえば手紙を書くとき、便せん、封筒、ペン、切手、ハサミなどが別々の場所にあると、それだけでひと手間。
この「一緒に使うモノをまとめて収納する」方法を、グルーピングといいます。

 

よくあるグルーピングの例をいくつかご紹介します。

  • 手紙セット(便せん・封筒・ペン・切手など)

  • 掃除セット(使い捨て手袋・布・洗剤など)

  • お茶セット(急須・湯飲み・茶葉など)

  • 庭手入れセット(手袋・ハサミ・ひもなど)

  • 防災セット(懐中電灯・水・ラジオなど)

高齢の親御さんがいらっしゃる場合には、

  • デイサービスセット

  • 通院セット

  • 入院セット(緊急時の着替えや必要品)

などを作っておくと安心です。

セットは中身が見える透明の箱やカゴに入れると、探す手間が省けてとても便利です。

 

グルーピングで大切なのは、グループを崩さないこと!
特にハサミのように使う頻度が高いモノは、いくつか家にあってもOK。
それぞれのグループに専用のハサミを入れておけば、使い回す必要もありません。

 

セットを作ったら、置き場所=住所を決めましょう
親がよく使うものであれば、親に「どこに置きたい?」と聞いて一緒に決めるのもおすすめです。

 

そして、住所が決まったら、何が入っているか分かるようにラベル=表札を貼る
親が読めるように、大きな字で・分かりやすい言葉で書いてあげましょう。

「住所」と「表札」があればモノも迷子になりません。

 

家じゅうのモノに住所が決まっていれば、探しものの時間がぐんと減ります。
たとえば、「この棚には病院グッズ」「この引き出しはお掃除道具」といった風に、ざっくりとでもエリアを決めておくだけで暮らしが整います。

 

爪切りや電池、充電器など、つい行方不明になりがちな小さなモノも、グループを決めておけば迷子にならずに済みます。

 

高齢の親世代にとっては、収納よりも「わかりやすさ」と「出し入れのしやすさ」が大事。
やさしい工夫で、親の毎日の暮らしを少しでもラクにしてあげたいですね。

 

では、またね~

 

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親の「困らない」が一番大切! ~やさしい収納のコツ~

みなさん、いかかお過ごしですか?

「私」を取り戻す、心に寄り添う ”MINAZUKI” 片付けアドバイザー 梶村まゆみ です♪

 

前回は、高齢の親の身体にやさしい収納の“高さ”や“動線”についてお話ししました。
今日は、少し視点を変えて、「親に優しい収納の仕方」についてお伝えします。

 

実家の片付けを始めると、「収納用品を新しく買った方がいいかな?」と考える方も多いかもしれません。
でも実は、収納用品は新しく買い替えなくても大丈夫なんです。

 

なぜかというと、親世代の方は、しまってあるモノを色や形、デザインで覚えていることが多いからです。


たとえば、大切な書類や通帳が入っているケース。
長年使ってきたものを、きれいな新しいケースに入れ替えたら、どこにあるのか分からなくなってしまうことがあります。

 

なので、そういった大切なものは今使っている収納ケースをそのまま使うのがおすすめです。


何が入っているか見てわかるようにラベルを貼っておけば、さらに安心感が増します。

 

また、収納を考えるときは、「使う頻度」によって、モノのしまい方を変えることもポイントです。

 

例えば食器棚

毎日使うお茶碗やお皿は手前に、来客用など、あまり使わない食器は奥にしまいましょう。
使う目的ごとに食器をまとめておくと、選びやすくなります。

 

洋服の場合は、「よく着る」「季節で着る」「たまにしか着ない」の3つに分けるのがおすすめです。


オンシーズンの服や、年間通してよく着る服は引き出しの手前に。
オフシーズンの服や、たまにしか着ないものは奥へ。

 

高齢の方の収納では、「毎日使う」「年に1回使う」「それ以外」というような、ざっくりとした頻度の分け方がわかりやすくておすすめです。

 

そして、意外かもしれませんが、使用頻度が高いものは「出しっぱなし」にしておくのもひとつの方法。


しまい込んでしまうと、存在を忘れてしまうことも。
見える場所に置いておくことで、自分の持っているものが把握しやすくなり、すぐに使うこともできます。

 

「よく使うものだけを残していく」ことが、親の暮らしをラクに、そして安心にしてくれます。

 

次回は、親にとって便利な収納方法をご紹介しますね。

では、またね~

 

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今日という一日が、誰かのためになっている

 

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

今朝、ふと耳にした言葉。

「今日あなたが生きた一日が、誰かのためになっている。」

この言葉が、私の心の中にじんわりと染みわたっていきました。

 

昨日一日、皆さんはどんなふうに過ごされましたか?

お仕事だった方
お休みだった方
どこかにお出かけされた方

そして「一日中寝てた~!」という方も、いるかもしれません。

 

でも、たとえ何もしなかったように感じても、あなたが身体を休めて、また今日から元気に過ごせることは、きっと誰かの役に立つことに繋がっているんだと思うのです。

 

私は昨日、
・Zoomでの片付けサポート

Instagramでの発信

・LINE公式アカウントの配信

・Canvaでの作業

・Zoomミーティング

そんな、いつもよりちょっと充実した一日を過ごしていました。

 

昨日発信したSNSの中で、たとえ直接「ありがとう」と言われることがなくても、

「へぇ〜、そうなんだ」
「ちょっとやってみようかな」

と誰かが心を動かしてくれていたら……

それはもう、私の行動が誰かのためになっているということ。

 

こうしてコツコツ続けているこのブログも、誰かがふと読んでくれて、ちょっとためになったり、前に進むきっかけになったり、そんなふうに誰かの心に少しでも届いていら、それだけできっと意味のあることなんですよね。

 

「今日私が生きた一日が、誰かのためになっている」

そう考えると、なんだか嬉しくなりませんか?

 

感謝の言葉をもらえることは少ないかもしれない。
でも、感謝されることより、誰かの役に立てているという気持ちが自分を元気にしてくれる気がします。

 

今日も、自分らしく。
誰かのために、というより、「自分を大切に生きることが、誰かの役に立つ」

そんな一日でありますように…

 

では、またね~

親の笑顔がふえる収納 ~ムリなく、使いやすく~

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

実家の片付けを進める中で、「モノを減らす」ことも大切ですが、もうひとつ大事にしたいのが「収納のしかた」です。

 

高齢になった親の身体にとって、ちょっとした動作が思った以上に負担になっていることもあります。
なので、収納の場所や高さを見直すだけでも、毎日の暮らしがぐっと楽になるんです。

 

まず、意識したいのが「高さ」の工夫。
よく使うモノは、目の高さから腰の高さの間に収納するのが基本です。
しゃがまなくても、背伸びしなくても取り出せる場所にあると、身体に負担がかかりません。

 

逆に、天袋のような高い場所や、床に近い低い場所は、できるだけ避けたいところ。
イスや踏み台に乗るのはバランスを崩しやすく危ないですし、しゃがむ・立ち上がる動作も膝や腰に負担がかかります。

 

無理なく手が届く場所に、日常的に使うものを置くようにしましょう。

 

収納のしやすさは、中くらいの高さ → その次に低め → 最後に高い場所という順番で考えてみてください。

 

「引き出し」も、奥行きが深すぎるものや、底が深いタイプは中が見えにくくて、取り出しづらくなってしまいます。
できるだけ浅めで、中身が見やすいタイプがおすすめです。

 

それから、もうひとつ大切なのが「動線」です。

 

たとえば、洗濯物をたたんでしまうとき。
タンスが近くにあれば、そのままスムーズに収納できますよね。
でも、遠くにあると「あとでいいか」とそのへんに置いてしまって、結果的に片付かなくなることもあります。

 

動きやすさは、片付けやすさにもつながっています。

 

キッチンでも、お鍋やおたま、調味料など、使いたいときにすぐ手が届くと快適ですよね。
そんなふうに、日常の中で「ここにあるとラクだな」と思う場所にモノを置くことが、親にとっての暮らしやすさにつながります。

 

高齢の親にとって大切なのは、「見てわかりやすく」「取り出しやすい」収納。

無理なく使える工夫を取り入れることで、「できること」が増えて、自信や笑顔にもつながっていきます。

 

実家の収納、まずは親が毎日使う場所から、見直してみてくださいね。

 

では、またね~

親のために、今できる片付け ~「転ばない家」を目指して~

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

実家の片付けを考えるとき、見た目の「キレイさ」よりも、まず大切にしたいのが安全性。
特に高齢の親にとっては、転倒は大きなリスクになります。

 

一度転んで骨折してしまうと、そのまま寝たきりになってしまうケースも少なくありません。
だからこそ、子供である私たちが、親を「転ばせない環境作り」に取り組むことは、最大の思いやりのひとつだと思うのです。

 

だは、具体的に何をすればいいのか?

それは、「床にモノを置かない」こと。

これだけでも、大きく違うんです。

 

実家を片付けようと思っても、いきなり家全部片付けるのは大変ですよね。

まずは床に置かれている荷物や袋などを、ひとつひとつ親に確認しながら整理していくのがおすすめです。

「これ、使ってる?」

「ここにあると危ないから、移動させようか」

そんな会話を重ねていく中で、「いらないかも」と親のほうから言ってくれることも増えていきます。

 

不要なモノが減っていくと、自然と床もスッキリ。

結果的に、親の行動範囲が安全になり、転倒のリスクもぐっと減ります。

 

転ばないためにはバリアフリーリフォームなども効果的ですが、まずは日々の生活空間が片付いていることが何よりのバリアフリー
親が自分で動ける環境を、少しずつ整えていきたいですね。

 

また、残しておくモノの量についても大切なことがあります。

それは、「親自身が把握できる量」にすること。

 

どこに何があるかわからなくなるほどモノが多いと、転倒だけでなく、ストレスや探し物の原因にもなってしまいます。

モノを減らす際には、先日(5月19日)ご紹介した「2軸で分ける方法」がおすすめです。

例えば、「使っているか」 × 「大切かどうか」の2軸で考え、今の暮らしに必要なモノを選んでいくために、4つのグループに分けてみて下さい。

 

親世代にもわかりやすく、一緒に判断しやすい方法です。
(まだご覧になっていない方は、ぜひ前回の記事も読んでみて下さいね)

 

次回は、実家の片付けにおける収納の工夫についてお話したいと思います。

ただ捨てるだけではない、親にやさしい収納の仕方。一緒に考えていきましょう。

 

では、またね~

「これちょうだい」は魔法の言葉~親と向き合う、生前整理というやさしさ~

みなさん、いかがお過ごしですか?

 

実家の片付けは、「親の暮らしを守るためのやさしさ」だと、前回書きました。

でも、親に「片付けよう」と言うのは、とても難しいこと。
特に「生前整理」なんて言葉は、重く聞こえてしまいます。

 

多くの親世代にとって、生前整理とは「亡くなったあとの準備」と思われがち。
そんな話をいきなり切り出されたら、気分がいいはずはありません。

 

だけど、本来の生前整理とは、「これからをより心地よく生きるための整理」だと、私は思うのです。

「残りの人生、どんなふうに暮らしたいか」
「私たち(子ども)に、何を残して、どうしてほしいか」

そんなことを親と一緒に考える時間なんじゃないかなって。

 

ここで、わたしがよく使う“魔法の言葉”をご紹介します。

それは~「これ、ちょうだい」。

 

一見シンプルですが、「欲しい」と言われて、嫌な気持ちになる親はいません。
「これは私の宝物なんだよ~」と語ってくれたり、「あげるよ」と笑ってくれたり。
そこには、思い出と共にモノが手渡される、あたたかな時間があります。

 

そして、なにより自分のものになった後は、自分の判断で手放すこともできるのです。
親にとっても、何かを手放す理由として、「子どもが欲しがってくれた」というのは、心を軽くしてくれるます。

 

もちろん、すべてをこの方法でうまくいくとは限りません。
でも、親も年を重ね、今まで当たり前にできていたことが、だんだん難しくなってきているのも事実。

 

本当は困っているけど、口に出せない。
やりたいけど、体がついていかない。

 

だからこそ、私たち子ども世代が、そっと寄り添い、少しずつ動き出すことが大切だと思うのです。

 

「私が困るから、片付けて」ではなく、「私を助けると思って、一緒に考えて」

そんなふうに伝えると、親も自然に耳を傾けてくれるかもしれません。

 

遺品整理は、つらく、涙の多い時間です。
だからこそ、今、一緒に思い出を振り返りながら、少しずつ前に進むこと。
それが、未来の自分たちのためにもなると感じています。

 

では、またね~