後縦靭帯骨化症と闘病中!

後縦靭帯骨化症(OPLL)の体験談を中心にいろいろと綴っていきます。

【出雲国神仏霊場⑤】第五番 月照寺

今回は第五番・第六番札所を巡ってきました。

少し前(4/29)に参拝した記事になります。ごめんなさい。

 

月照寺(げっしょうじ・島根県松江市

第五番は、松江市の浄土宗の寺院である月照寺です。

 

国宝である松江城から車で約5分のところにある、松江藩松平家菩提寺です。

初代から第9代までの藩主の廟(お墓)があり、国の史跡に指定されています。

 

元々は「洞雲寺」という禅寺であり、長い間荒廃していたようなのですが、初代藩主である松平直政徳川家康の孫)が寛文4年(1664年)に浄土宗の寺として「月照寺」に改称し、復興させました。

 

境内は約1万㎡あるとのことで、かなり広いです。様々な植物が植えられています。



まずは初代直政公の墓所です。

 

それぞれの墓所は全て、入口の廟門、鳥居、墓石という造りになっています。

お墓の前に鳥居があるのが珍しいですよね。これは墓所の門といった意味があるようです。

 

初代の隣には、7代治郷公の墓所があります。

 

江戸時代の代表的な茶人のひとりであり、松江に茶の湯文化を広めたとされています。

松江の方々からは、隠居後の号である「不昧(ふまい)公」「不昧さん」などと呼ばれ、今でも親しまれているそうです。

 

不昧公の墓所からは松江城を見ることができます。

…が、スマホのカメラだと何が何だか分からない写真になってしまいました。ぜひ、参拝された方はご自身の目でお確かめください!!

 

その後境内をぐるっと、5代・3代・9代・2代・8代・4代と回ります。それぞれ、墓石の形や廟門の彫刻が異なっていて、全て見ごたえがありました。

 

最後は6代宗衍公です。

 

宗衍公のお墓の敷地内には息子である不昧公が建造した「大亀の寿蔵碑」があります。

写真では伝わりづらいですが、めちゃくちゃ大きいです!

 

受付の方に「亀の頭を撫でると長生きできます」と言われたのですが、身長151cmの私は、つま先立ちで手を伸ばしてやっと届くくらいでした。

 

この大亀は夜な夜な松江の街で暴れまわったという伝説があり、ラフカディオ・ハーン小泉八雲)の随筆にも登場します。

月照寺小泉八雲の一番好きな寺だったそうで、「自分もここに埋めてほしい」とまで言っていたそうです。

 

来年秋の朝ドラ「ばけばけ」は八雲の妻であるセツさんが主人公のモデルだそうです。

朝ドラ効果で、この月照寺を参拝される方も大幅に増えるかもしれませんね!

 

月照寺御朱印です。文字は不昧公の「昧」です。



「昧」とは愚かなどという意味があり、「不昧」とは聡明であることや、物欲などに心が眩まされないこと、という意味のようです。

物欲だらけの私は「不昧」の心を持たなければいけません!

 

月照寺松江城小泉八雲記念館などからも近いので、ぜひ合わせて拝観していただきたいです。

700円/人の拝観料が必要となりますが、出雲国神仏霊場の巡拝者は500円になります。

 

6月ごろには紫陽花が咲き、「山陰のあじさい寺」とも呼ばれているそうです。

広くて静かな境内をゆっくり巡るのは本当に心が落ち着きました。

 

島根県奥出雲町 バーガーハウスピコピコ

今日は、私の大好きな町&お店を紹介したいと思います。

…いや、やっぱり紹介したくない…お客さんが増えると私が行けなくなる…

 

私なんかのブログにそんな影響力はないですね!

 

さて、「島根県仁多郡奥出雲町」をご存じでしょうか?

 

以前、出雲大社の記事でちょっとだけ書いたのですが、2023年に放送されたTBSの日曜劇場「VIVANT」(ヴィヴァン)を見ておられた方も多いと思います。

 

その中で、主人公の乃木憂助(堺雅人さん)のお父さんの出身地がこの奥出雲町でした。

奥出雲町でも撮影が行われ、乃木や野崎(阿部寛さん)がお父さんの実家を訪れるシーンや、パトカーが棚田沿いを走るシーンなどが撮影されたそうです。

(出典:島根フィルムコミッションHP

 

撮影に参加された方にお聞きしたのですが、阿部寛さんは、同じ人間とは思えないくらい格好良かったそうです…私もお会いしたかった!!

 

また、松本清張さんの名作砂の器でも、奥出雲町は非常に重要な場所として登場します。

これまで何度か映画やドラマ化されていますが、その際も奥出雲町で撮影が行われました。

 

そんな奥出雲町ですが、ド田舎市から近いこともあり、我々は頻繁に食事や買い物に行っており、いくつかご紹介したいお店があります。

今回は、その中でお勧めのハンバーガーショップをご紹介します!

 

★バーガーハウスピコピコ

JR出雲横田駅や奥出雲町役場横田庁舎のすぐ近くの便利な場所にあります。駐車場はお店の前にあります。

(出典:日刊WEBラズダ

 

「バーガーハウス」という店名のとおり、しまね和牛100%のパティを使ったハンバーガーなどが食べられるお店です。

また、ハンバーガー以外にもピザやスパゲティ、カレーなどメニューも豊富です。

(出典:公式HP

地元の方にとってはファミレスのような存在なのだと思います。

ご家族で経営されていることもあって、非常にアットホームな雰囲気です。

いつ行ってもお客さんで賑わっており、本当に活気のあるお店です。

 

今回私が注文したのは、「しまね和牛バーガー」のポテト・シェイクセットです。

ドリンクは季節限定の「いちごシェイク」にしました。

いちごの果肉たっぷりのソースとシェイクのピンクの色合いがかわいいです。

 

バーガーは、ちょっと粗挽きのパティと奥出雲町産のトマトを使ったソースがおいしいです。ポテトも熱々でおいしい!!

シェイクは酸味より甘みが強く、これからの季節にピッタリの爽やかな味でした。

 

今回はGW中の祝日に行ったのですが、めちゃくちゃお客さんが多かったです。

地元の方も多かったですし、バイクや自転車でツーリング中の方など地元以外の方も多く、皆さんに愛されているお店なんだと思いました。

 

「VIVANT」や「砂の器」の聖地巡礼などで奥出雲町を訪れる際にはぜひ、お勧めしたいです!

混雑している時は難しいかもしれませんが、ケーキなどもあるので、カフェとしてゆっくりすることもできます。

私もいるかも…

 

実家の田植え

昨日は実家の田植えの手伝いに行きました。

我々夫婦はどちらもド田舎市の出身で、お互いの実家も農家です。

 

夫の実家はお義兄さんが継いでおられ、男手もたくさんおられるため手伝う必要はあまりないのですが、私の側は男兄弟がおらず父しか男手がいないため、毎年夫婦で手伝いに行っています。

 

昨日は最初は雨の予報でしたが、少し早まり、雨上がりの少し湿気の多い天気でした。

雨の中田植えをするのはすごく辛いので、晴れて良かったです。

 

田植え機を運転するのは父の仕事なので、私たちは家から田んぼまで苗箱を軽トラに積んで運んだり、田植え機に乗せるために運んだり、空いた苗箱を片付けたり…と言った仕事です。

 

田植え経験のある方はお分かりになるかと思いますが、苗箱を運ぶのって結構重労働です。

 

しかも、田んぼのあぜ道は舗装されている訳ではなく、草ボーボーの土です。

特に、水はけの悪い田んぼはあぜ道もフニャフニャしていて、苗箱を持ったままズボッと沈んでしまうこともあり、かなり足にきてしまいました。

 

私は昨年の11月に後縦靭帯骨化症の手術をしたため、手術後初めての田植えです。

左手の痛みが残っているのがちょっと心配でしたが、苗箱を運ぶのは大丈夫でした。(もちろん、夫の運ぶペースと比べるとめちゃくちゃ遅かったですが…)

 

ただ、苗箱を運んでいるとかなりヨロヨロしてしまい、もしかしたら足の力や、平衡感覚が弱くなっているのか?とも思いました。

…が、これは手術とか病気とか関係なく、元々そうだった気もします。

 

午後からは結構日が照ってきて、暑くなってきましたが、夕方には全ての田んぼに植え終わり、無事今年の田植えも終了しました。

 

最近は、お米の価格高騰のニュースを聞かない日はありませんよね。

私たちはお互いの実家が農家のため、今のところスーパーなどでお米を買う機会はありませんが、実家の父ももう高齢のため、いつまで農業を続けるかは分かりません。

 

そうなった時に自分が継げるか?と言われると、やはり躊躇してしまいます。

 

同じような農家さんもすごく多いと思います。

農業ができなくなったお家の田植えや稲刈りを請け負っている農業法人もありますが、どの会社も手一杯だとも聞きます。

このままだと、お米の価格は高騰する一方なのでは…とも思ってしまいます。

 

…が、難しいことを考えるのは苦手なのでやめます。

とりあえず、今年の田植えも無事終わって良かったです!

 

今日は足がめちゃくちゃ痛いというか、重くてダルい感じがしています。

それと、手の指先が痛いです。(これは田植えあるあるだと思います!←重い苗箱を手で持って運ぶため指先が痛くなる)

 

3日後とかじゃなく、翌日にすぐ痛みが来て良かったです。まだ若いってことですね!

 

妹が連れてきた愛犬です。殿様のように座って田植えを見ていました。

 

休憩の時に食べるお菓子をずっと狙っていました。

 

【出雲国神仏霊場④】第四番 佐太神社

一畑薬師に参拝した後は続けて第四番札所へ向かいました。

第四番は、以前も訪問した神社です。

 

佐太神社(さだじんじゃ・島根県松江市

3月にもご紹介した神社です。今回も明るくて開放的で、気持ちの良い神社でした。

詳しくは前回参拝した際の記事をご覧ください。

 

pibota.hatenablog.com

 

今回は出雲国神仏霊場御朱印と御縁珠をいただくために参拝したのですが、「1,000円(御朱印+御縁珠代)とお賽銭しか払ってないのに、こんなに!?」と思うくらい、たくさんのパンフレットをくださいました。

とっても申し訳ない気持ちです…

 

そのパンフレットで知ったのですが、佐太神社は神楽と深い関係があるようです。

 

毎年9月24日の夜から25日にかけ、佐太神社では「御座替祭」(ござかえまつり)という祭礼が行われます。これは、約400年も続いており、三社ある本殿や摂末社の御神座の「ござ」を敷き替える重要な神事だそうです。

 

その御座替祭が始まると同時に、舞殿で行われるのが佐陀神能(さだしんのう)です。

神への祭礼である「七座」、祝いの舞である「式三番」、神話劇の「神能」の3部構成で行われます。

(出典:まつりーとHP

 

佐陀神能は、慶長13年(1608年)に佐太神社の神官が京都で能楽の所作や演出方法を習い、それを基に作り上げたと伝えられています。

神楽であるものの、シテ、ワキ、ツレといった能楽で用いられる用語が登場するなど独自の形式で行われており、「出雲神楽」の源流とされています。

(出典:出雲国神仏霊場HP「佐太神社」

 

また、各地の「里神楽」(神社や民間で行われる神楽)に影響を与えたとされており、いただいたパンフレットによると、私の住むド田舎市で行われている「荒神神楽」も、佐陀神能の形式を受け継いでいるようです。

なんだか、一気に親近感が湧きました!

 

「神楽の聖地」と言っても良いのかもしれませんね。

 

佐陀神能は昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成23年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

毎年特別公開が行われているそうで、今年は4/12(もう終わってますが…)と5/10に公開されるそうです。

(出典:松江観光協会HP

 

さて、佐太神社御朱印です。文字は「導」です。

導きって、なんか良いですよね!(写真が暗すぎ…ごめんなさい)

 

主祭神である佐太大神猿田彦神)は除災、招福、長寿の神であり、人々が日々楽しく豊かな生活が送れるよう「導く」神であることに由来しています。

 

JR松江駅からはバスで約30分です。広い駐車場や綺麗なお手洗いもあり、非常に参拝しやすい神社だと思います。

 

【出雲国神仏霊場③】第三番 一畑寺(一畑薬師)

ちょっと間が空いてしまいました。

4月下旬に、久々に「出雲国神仏霊場」の寺社へ参拝してきました。

 

出雲国神仏霊場は第一番から順番に巡らなくても良いみたいなのですが、せっかくだから順番に回ろう…ということになり、今回は第三番から再開です。

 

★第三番 一畑寺(いちばたじ・島根県出雲市

正式名称は「一畑時」ですが一畑薬師という通称の方が有名だと思います。

第二番の康国寺と同じく臨済宗の寺院です。

 

一畑薬師は、古くから「目のお薬師さま」として全国的に知られています。

 

平安時代日本海の赤浦というところで、与市という漁師が薬師如来を海から引き上げたところ、与市の母親の目が見えるようになった…ということから、目を始めとして、病気平癒や子供の成長などのご利益があるとされています。

 

うちの夫は子供の頃、竹とんぼが目に刺さってしまい、一時期目が見えなくなって入院していたそうなのですが、知人の方が一畑薬師のお守りをくださったそうです。

 

その後夫の目はすっかり回復し、もう50代半ばですが裸眼で1.5もあります。老眼もほとんどありません。

一畑薬師薬師如来さまのご利益かもしれませんね!

 

境内には、薬師如来のご真言(いつわりのない真実の言葉)である

「おんころころ せんだり まとうぎ そわか」が彫られた石塔もありました。

 

参道や境内には、目のつながりか、「目玉おやじ」のブロンズ像がたくさんあります。かわいい!!

 

また、同じく水木しげる先生の著書「のんのんばあとオレ」に登場する「のんのんばあ」が一畑薬師の熱心な信者であったことから、境内にも「のんのんばあ」と幼少時代の水木先生の像がありました。

鬼太郎のちゃんちゃんこ色のマフラーをしていますね!

 

一畑薬師は標高200mの山中にあるため、境内からは宍道湖が見えました。絵を描かれている方が何人かいらっしゃいました。

 

一畑薬師御朱印です。文字はやはり「目」です。(影で暗くなってしまってごめんなさい)

 

駐車場から境内をつなぐ参道は結構長く、本堂へは少し長い階段を上る必要がありますが、参拝した日(4/26)は気温もちょうど良くて気持ちの良い風も吹いており、本当に清々しい気持ちになりました!

 

参道にはお土産物を販売されているお店が数店舗と、カフェもありました。

途中で購入した「揚げまんじゅう」と「酒まんじゅう」がめっちゃ美味しかったです!

 

出雲大社からは車だと約40分です。

また、鉄道では一畑電車の「一畑口駅」が最寄り駅ですが、歩くと一時間以上かかります!!ちょっとした登山です。

バスかタクシーをご利用ください。

 

松江市出雲市とを結んでいる私鉄「一畑電車」は、そもそも、出雲市からこの「一畑薬師」を結ぶために作られた鉄道です。

「一畑駅」は太平洋戦争中に不要不急路線としてレールなどが供出されたため廃止され、現在では「一畑口駅」が最寄り駅となっています。

久々の病院受診

こんにちは。

先週、後縦靭帯骨化症の術後の経過観察のため、整形外科を受診しました。

 

前回の受診は2月末でしたが、頚椎に入れてもらった金属も安定しており、経過も順調であることから、次は2か月後で良いでしょう…ということで、久々の受診となりました。

 

今回はCT撮影はなく、先生の診察のみでした。

腕の力の入り具合を確認するため、先生が私の手を握られ、それに反発して力いっぱい腕や手首を曲げてみる…という診察だったのですが、

 

「う~ん?右手は力強いけど、左手の方が、前回より力が入っていないような?」

と言われました。

 

ガ~ン!!(表現が古いですね…)

 

ただ、力が弱いと言ってもめちゃくちゃ弱くなっているわけでもなく、利き腕ではないことから日常生活にそんなに支障があるわけでもないため、まぁ大丈夫でしょう…ということで、次回はまた2か月後の受診となりました。

 

なぜ力が弱くなっているんだろう?と考えてみたのですが…

 

以前、退院後の症状がどうなっているかという記事を書きました。

 

pibota.hatenablog.com

 

その際、現在の症状として、左手の痺れが残っているのと、左手で重い物(フライパンなど)を持ち上げようとすると痛みを感じる、と書きました。

 

痺れは徐々に治まってきているような気がしているのですが、痛みを感じるのが嫌なので、無意識に左手に力を入れないようにして生活しているのかもしれません。

 

そのため、先生に「力いっぱい曲げてください」と言われた時も、痛かったら嫌だな…と思って、無意識のうちに力少なめにしていたのではないか?と思いました。

 

きっと、そういうことですね!!

 

本当のところは分かりませんが、普段生活していて「力が弱くなったかも…」と思うことはないため、当面のところは大丈夫だろうとは思っています。

 

ただ、何の症状もない時と比較するとやはり全然違いますし、後縦靭帯の骨化はこれからも進行していくと思うので、楽観的過ぎるのも良くないのでしょうけど…

考えたところでどうしようもありません!

 

今後も経過を見守りながら、あまり無理しないように生活していきたいと思います。

全然面白くない記事でごめんなさい!

岡山県新庄村「がいせん桜」

こんにちは。もう夏?というくらいの暑さですね。

もう桜の季節は終わったという地域が多いかと思いますが、中国山地では満開の時期が少し遅いところも多いです。

 

ということで週末(4/19)に、桜を見に岡山県へ行きました。

…が、いつものことですが、自分でも信じられないくらい写真を撮るのが下手なので、美しさが伝わらないかもしれません…ごめんなさい…

 

岡山県真庭郡新庄村は岡山県の北西部に位置し、鳥取県との県境の村です。

村の91%が山林であり降雪量も多いという、ド田舎市(私の住む町)と似たような村です。

 

この村には「新庄宿」という宿場町があります。山陰と山陽をつなぐ「出雲街道」の宿場町で、江戸時代には参勤交代や出雲大社詣の旅人なとで賑わったそうです。

 

現在でも人々が生活しつつも、当時の街並みが保存されており、まるで映画のセットのような風景を見ることができます。

 

★がいせん桜

明治39年日露戦争の勝利を記念し、その宿場町の街道の両側に桜が植えられました。

5.5mおきに133本の桜が植えられているそうです。

毎年4月上旬~中旬には「がいせん桜祭り」も行われています。

 

土曜日はかなり気温も高く、半袖でも良いくらいの天気でしたが、ちょうど桜が満開で、数多くの方が訪れていました。

 

まさに桜のトンネルといった感じです。

 

また、写真には撮っていないのですが、街道沿いには地元の方などがお店を出しておられ、新庄村の特産品である「サルナシ」を使ったドリンクや、「焼き餅」などを販売されていました。

 

観光客がたくさん訪れることで、声がうるさかったり、日常生活を邪魔される…という面も絶対あるとは思うのですが、それでも、地元の方がみんなで協力して村を盛り上げよう、という姿勢はとても素敵だな…と思いました。

 

また、街道と並行して流れる「新庄川」沿いにはしだれ桜が植えられています。

もう満開は過ぎていましたが、街道沿いの桜(たぶんソメイヨシノ)とはまた違った濃いピンク色で、コントラストが綺麗でした。

夜間にはライトアップもされるようです。

 

中国山地沿いの村で、鉄道が通っていないため、少し交通は不便かもしれませんが、近くには西日本屈指の高原リゾートである「蒜山高原」もあります。

桜の季節が終わっても、美しい街並みを見に、ぜひドライブに行っていただきたい村です!!

 

iPS細胞を使った脊髄損傷の治療について

こんにちは!今日は、久々に病気のことを書こうと思います。

私がかかっている「後縦靭帯骨化症」は、背骨と脊髄の間にある「後縦靭帯」が骨化し、脊髄を圧迫してしまうことで様々な神経症状が出るという指定難病です。

 

私は手術により足の症状は大きく改善し、手の症状も、左手の痺れと痛みが少し残っている程度で、日常生活にはあまり支障はありません。

しかし、痺れが残っているということは、神経が傷ついているのか、まだ圧迫されたままなのか…正確なことは分かりませんが、脊髄にまだ何らかの影響が出ているということだと思います。

 

一旦傷ついた神経は元には戻らないと聞いたことがあります。

交通事故やスポーツでの転倒などにより脊髄を損傷して寝たきりになる…というケースを聞いたことがある方も多いと思います。

 

後縦靭帯骨化症」でも、車いすでの生活を余儀なくされたり、寝たきりになる患者さんもおられるようで、私も他人事ではないと思っています。

 

今年の3月末、そんな脊髄損傷に対して、希望がみられるニュースを目にしました!

 

慶應義塾大学などのグループが、脊髄損傷により体が動かせず、感覚もなくなった患者さんにiPS細胞から作った細胞を移植する臨床研究を行った結果、4人のうち2人に、運動機能の改善が見られたと発表しました。

しかもそのうち1人の方は支えなしに立つことができるようになり、歩く練習まで始められているそうです!

 

 

こういったニュースは、自分がこの病気になるまで、なんとなくすごいことなのは分かるけど、正直自分には関係ないこと、と思っていました…(ごめんなさい)

 

ですが、自分が病気になって、「このまま手や足が動かなくなるかも…」「昨日より動かなくなってる…」と思いながら日々生活することは、本当に怖いことだと実感しました。

 

自由に体を動かせないことは、ご本人もご家族も本当に大変だと思います。私は、夫に迷惑をかけるのではないか、ということが最も心配でした。

 

どういう仕組みで神経が再生するのか、記事を読んでも馬鹿者の私にはよく分かりません…

が、このニュースは本当に、多くの患者の希望となるニュースだと思いました。

 

もちろん、治療が実用化されるまでには長い年月がかかると思います。

また、今回の研究は亜急性期(受傷後14日~28日)の患者さんを対象としており、国内で10万人以上いると言われる慢性期の患者さんへの治験はこれからです。

 

ですが、研究グループによると、安全性がヒトでも検証できたことは非常に大きいことだそうです。大きな一歩ですね!

世界初のこの研究が今後どう進んでいくのか、私も注目して見ていきたいと思っています!!

 

【参考にさせていただいたHP】

安産の神様 倭文神社へ

こんにちは!少し更新が空いてしまいました。

復職トレーニング中とは言え、毎日仕事に行くのは本当に久しぶりのことで、帰ったらいつもグッタリとしてしまい、ブログをなかなか書けませんでした。

 

また、病気の方も今は落ち着いていますし、夫の仕事が忙しくてしばらくどこにも行く予定がないため、ブログのネタがありません!

 

ということで、今回は以前、鳥取県琴浦町に「牛骨ラーメン」を食べに行った際に参拝した神社のことを紹介したいと思います。(2025年2月訪問)

 

pibota.hatenablog.com

 

★倭文(しとり)神社

初見では絶対に読めないですよね。

「はわい温泉」で有名な、鳥取県東伯郡湯梨浜町にある神社です。

 

御祭神は「倭文(しづおり)」という織物の祖神である建葉槌命(タケハヅチノミコト)や、大国主命の娘である下照姫命(シタテルヒメノミコト)などです。

下照姫命が出雲からこの地に移って安産の普及に努めたと言われることから、安産の神とされており、安産の象徴とされる戌(いぬ)の日は安産祈願の方で賑わうそうです。

 

「ほんとにこの道で合ってる?」と少し不安になる道でしたが、静かな山の中にある神社という感じで、訪問した日は雪が積もっていたのですが、それも相まって、非常に閑静な雰囲気でした。

 

神門は1872年(明治5年)の権現造の建築です。決して豪華絢爛…というわけではありませんが、彫刻が見事です。

 

参道の狛犬は赤い毬を持っていました。かわいいですね!

 

また、本殿の狛犬はお尻を上げています。頭に雪も乗ってて、かわいい…!

例えが適切か分かりませんが、猫のお尻をポンポンした時にするポーズに似ています。

このようにお尻を高く上げた狛犬は「出雲型」「構え型」などと呼ばれ、島根県出雲地方で多く見られるようです。

 

また、倭文神社ではかわいいおみくじを販売されています。

 (出典:ミセミル鳥取HP

 

神社付近の下照姫命のお墓と伝えられていた「経塚」から、多数の出土品が1915年(大正4年)に発掘されたのですが、その中のひとつ「銅経筒」をモチーフとしたものです。

康和5年(1103年)に埋納されたものだそうです。

 

その他には仏像や銅鏡など、出土品はいずれも国宝に指定されており、現在は東京国立博物館に所蔵されています。

 

決して派手で豪華な神社というわけではありませんが、全体的にかわいい神社だと思いました。

静かな雰囲気で、ゆっくり参拝したい方にはぜひ行ってみていただきたいです!

 

【出雲国神仏霊場②】第二番 康国寺

出雲国神仏霊場の巡拝ルートは、第一番札所の出雲大社から始まり、宍道湖と中海(「ベタ踏み坂」があります)をぐるりと囲むように、20社寺が配置されています。

 

出雲大社の参拝後まだ時間があったので、併せて第二番にも参拝することにしました。

 

★第二番 康国寺(こうこくじ・島根県出雲市

正式には「国」は旧字体ですが、うまく表示されないかもしれないため、常用漢字で記載しています。

 

今年3月1日より新たに第二番札所となった臨済宗の寺院です。

※第二番を「鰐淵寺」と記載してあるHPもあるかと思いますが、現在は康国寺が第二番札所ですので、お間違えのないようにご注意ください!

 

出雲大社から国道431号・一畑電車沿いに、車なら約20分で到着します。

静かな住宅地の中にあり、駐車場もすぐ側にあります。桜が咲きかけていました。

(3月29日訪問)

 

康国寺は1369年に三光国師によって開かれた、山陰地方で初めての禅寺とも言われるお寺です。

私たちが参拝した時間はたまたま他に人がおられず、本当に静かで厳かな空間でした。

 

入口に出雲国神仏霊場御朱印や御縁珠などを入れたケースが置いてあり、横の箱へ代金を入れるようになっていました。(日付のスタンプもあり)

「ここに入れるのかな~」などと言っているとご住職が出てきてくださり、日付を書いてくださっている間、本堂を見学させていただきました。

 

また、康国寺は枯山水の庭園が有名です。

「良かったら今度、庭園もご覧ください」と言ってくださったので、「ぜひ!!今日!!見学したいです!!」と、見学させていただきました。(観覧料500円/人)

 

7代住職の拙庵禅師によって計画され、10代饀光禅師と庭師の沢玄丹によって現在の庭園の形が整えられたそうです(1830年)。

「錦鏡池」と寺の北側の「旅伏山」を借景に取り入れており、アメリカの日本庭園専門誌「Journal of Japanese Gardening」において、第8位(2005年)にランキングされたそうです。

 

ご住職が本当に丁寧に説明してくださり、落ち着いた雰囲気も相まって、「ずっとここにいたい…」という気持ちになりました。

 

さて、康国寺の御朱印がこちらです。文字は「香」です。

 

禅宗においては座禅の際に線香で時間を測りますが、自らを燃やして清らかな香りを与える「香」のように、私たちも世の中に尽くさなければならない、という教えから来ているそうです。

 

また、こちらでは御縁珠を結ぶ「御縁珠むすび」を購入しました。(1,800円)

 

出雲大社御朱印受付所でも購入できるのだと思うのですが、出雲大社は参拝される方が非常に多く、自分たちの後にもずらっと順番待ちの方が並ばれているため、ゆっくり話を聞ける感じではありません。

 

康国寺では御縁珠の結び方などまで詳しく教えてくださいました。

ゆっくり話を聞きたいと思われる方は、こちらで購入された方が良いなと思いました。(ただし、巡拝帳も販売されているかは未確認です。事前にご確認ください)

 

神社へはよく行きますが、普段お寺へ行くことはあまりありません。

ゆっくりと庭園を見ながらご住職のお話を聞かせていただき、本当にゆったりと、落ち着いた気持ちで過ごすことができました。

 

一畑電車旅伏駅からは徒歩で約20分です。