【児童書新刊】小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った砂の分析の過程と結果を描いた『リュウグウの砂に挑む ~チームで小惑星のサンプルを分析』刊行!

株式会社くもん出版

2025.09.24 14:41

株式会社くもん出版(代表取締役社長 泉田義則)は、新刊『リュウグウの砂に挑む ~チームで小惑星のサンプルを分析』(著:伊藤元雄)を9月26日に刊行いたします。 小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったのは、「太陽系の化石」とも呼ばれる小惑星リュウグウの砂。そこには、地球の生命の起源に関わる「水」や「有機物」が含まれている可能性があり、それらがどこから地球に運ばれてきたのかを解き明かす、大いなる手がかりになるかもしれません。 この分析に挑んだのは、さまざまな分野の研究者によって結成された最強チーム。その中心人物である伊藤元雄さんが自らの言葉で綴った、子どもたちを宇宙科学の楽しさにいざなうノンフィクションです。

小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウから砂を持って地球に帰ってきました。生命のもとになる水や有機物は、どこから、どうやって地球に運ばれてきたのだろう、というなぞを解く大チャンスです。さまざまな分野の研究者が集まってチームをつくり、砂の分析がはじまりました。

児童向けでは初のテーマ

小惑星探査機「はやぶさ」や「やはぶさ2」の活躍や成果を紹介した既刊児童書はありますが、小惑星リュウグウから運ばれてきた砂の分析と結果を紹介するのは本書が初めてです。フェーズ2キュレーション高知のリーダーで、海洋研究開発機構高知コア研究所の伊藤元雄さんが、子どもたちに伝えるために自ら執筆されました。

 

明かされたリュウグウの砂の正体

生命のもとになる水や有機物は、どこから、どうやって地球に運ばれてきたのだろう? この大きななぞにはいくつもの仮説があります。リュウグウの砂の正体を明かすということは、水や有機物は小惑星や彗星が地球に運んできたという疑問を解く大チャンスです。そして分析の結果、ついに砂の内部に「生命のゆりかご」を発見したのです。

 

研究者のチームワーク

科学の研究は学者がひとりでこつこつと研究を進め、だれも明かしていない事実を見つけだすというイメージがあります。ところがリュウグウの砂を調べるために、いろいろな大学や研究所から、さまざまな分野の研究者が集まってチームが結成されたのです。「ぜったいに結果を出してみせる!」と取り組む、強力なチームワークを紹介します。

 

書誌情報

■対象:小学校高学年から

■定価:本体1,600円+税

■体裁:A5判、ハードカバー、120ページ、オールカラー、写真多数掲載

■発売日:2025年9月26日

■NDC440

■ISBN 978-4-7743-3447-9

 

著者/伊藤元雄(いとう・もとお)

国立研究開発法人海洋研究開発機構高知コア研究所上席研究員。愛知県名古屋市出身。学習院大学理学部化学科博士課程修了後、アリゾナ大学地球科学科でポスドク研究員として研究に従事。2006年からNASAジョンソン宇宙センターで研究員を務め、2011年より現職。専門は惑星物質科学および分析化学(特に二次イオン質量分析が好き)。

 

絵/さらちよみ(さらち・よみ)

イラストレーター、キャラクターデザイナー、漫画家。愛知県名古屋市出身。ゲームやアニメのキャラクターデザインをはじめ、小説の挿絵や映画のイラスト、オリジナル漫画などを手掛ける。代表作にゲーム『アルカナ・ファミリア』(COMFORT)や『バンドやろうぜ!』(Aniplex)のキャラクターデザイン、映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』(ともにワーナーブラザースジャパン)の公式グッズイラスト、安室奈美恵さん公認キャラクター『emina』などのほか、著作に『ヒのカグツチ』(KADOKAWA)などがある。

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