タダです.
過去2回で Database Insights Advanced に関する記事を書きました.有効化後に運用してみてのメモをこの記事にまとめます.
ダッシュボードの表示項目を確認した
Database Insights Advanced モードで表示される ダッシュボードの項目をドキュメントに沿って確認しました.
データベース負荷分析タブ
Performance Insightsとほぼ一緒の情報がでてくるクエリによってではありますが,SQL metrics がでてきてクエリごとのフルスキャンのメトリクスなどがでてきました.自分が確認する限りはフルスキャンのクエリしかメトリクスがでなかったです.
データベーステレメトリータブ
Performance Insights の Metricsページが Metrics ページに移行されていました.このページに CloudWatch メトリクス(CPU,メモリ使用量など)を追加してカスタマイズが可能です.Logs/Slow SQL Queries は特徴的でCloudWatch Logs に入っている各種ログ(エラーログ、スロークエリログ等)を統合的に見ることができます.パフォーマンス問題があった時間帯周辺でエラーログやスロークエリログを探すのがやりやすかったです.Slow SQL Queries では Slow query patters は各種クエリが丸めてスロークエリの一覧を出して表示してくれつつ,個別のクエリで統計情報が確認できます.
パフォーマンス分析レポートビュー
パフォーマンス分析レポートビューは Aurora MySQL では未サポートでした.
Calling Services
Database Insights Advanced と Application Signalと組み合わせる必要があるため通常は表示されないです.
その他の利用できない機能
Aurora PostgreSQL だと実行計画やロック情報を表示できるが,Aurora MySQL ではサポートされていないです...
所感
Aurora MySQL で Database Insights Advanved を有効化することで Performance Insights で見ることができなかったエラーログやスロークエリログ,OS プロセスを1つの画面で調べられることがよかったです.この機能を使ってスロークエリを特定して改善を回す材料になるなと感じました.他方で,Database Insights Advanved の利用料はそれなりに高くなっていくため常時有効化するかは関係者と意思決定いく必要があると思います.
まとめ
Amazon Aurora MySQL にて Database Insights Advanced モードを試したメモをまとめました.