GWの前半で東京から秋田~青森~函館を旅してきた。
目的は「ぼだっこ飯(秋田)」と「ラッキーピエロ(函館)」を食べることだけで、当初は2泊3日くらいの見積もりで出発したが結局流れで5泊6日もズルズル旅していた。
今回は割といい感じに旅行できた気がするし、AI時代には己の経験の価値が高いので覚えているうちに残しておく。
1日目:東京~秋田
朝、寝坊して予約していた秋田新幹線に乗り遅れるスタート。
俺は普段目覚ましさえかけていればその音で必ず起きられるタイプなので、起床に失敗したのは結構な大問題だ。起きるべき時間にアラームが鳴っていたことはiphoneの挙動から恐らく確かであり(新しくアラームを設定した場合は明示的に解除しない限りは勝手に有効になるはず)、もし俺がアラームを貫通して熟睡していたのだとすれば、今後のアラームの信頼性にも関わってくる。
補足582:「アラームを貫通して寝坊」ってよく言うけど、むしろ眠りに対して貫通しなかったから寝坊したのでは? 起きるのと起きないののどっちが貫通なのかは微妙なところだ。
色々確認したところ、アラームが「サウンドなしバイブのみ」の設定になっていたことが判明して一応は解決した。
たぶん会社のソファーで昼寝するときに「会社でアラーム鳴らすのもアレやな」と思ってバイブ設定にしたのが設定時のデフォルトとして残存していたと思われる。これで今後は問題なく起床できるはずだが、その修正のためだけに新幹線代15000円という手痛い勉強料を支払うこととなった。
昼頃に秋田の大曲に到着し、目的地のスーパー「しゅしゅえっとまるしぇ」で目当てのぼだっこ飯が売り切れていたツイートが謎にバズる。この辺りの詳細は急遽ビジホで書いたnoteを参照(→■)。
このバズによって以後3日間くらいはTwitterの通知欄が常時点灯する状態になり(毎秒10件くらい通知が来る)、大小のWebメディアからDMで取材・掲載依頼が計6件来た(全てにOKを出したので各所で順次掲載されている)。基本的には無償なので特に何があるわけでもないが、気が利くところは少額のギフトカードをくれたり、俺の肩書きをブロガーということにしてこのブログのリンクを貼ってくれたりした。
午後下がりに宿のグリーンホテル大曲に到着。部屋は可も不可もなくという感じだが、安い割には大浴場があるのがかなり嬉しいところだ。
www.greenhotel-o.net
ぼだっこ飯以外には秋田には用事がないので、あとはビジホに籠ってipadと一緒に翌日の北上戦略を練る。
ざっくり青森からフェリーで函館に向かう予定だが、北に上るには西回りルートと東回りルートがある。

西回りだと秋田市を通りつつポートタワーセリオンに寄れるが(東京で言うスカイツリー)、東回りだと秋田内陸線に乗って山奥を突っ切ることができる。俺はふだん車を運転しないので、山奥を通る経験の方が貴重だと判断して東回りを選択した。
ただ、地方マイナー路線は本数が少ないのでシビアな時間管理が必要になる。東京では「駅がある」とはすなわち「即座にワープ移動できる」を意味するが、地方では時間によって移動できたりできなかったりまちまちだ。二時間くらいは余裕で待ったりするし、電車があったところで在来線なら20分500円くらいの区間で新幹線しか来なくて4000円持っていかれたりして油断できない。
NAVITIME時刻表と格闘しながら、何故かビジホに必ず置いてある例のメモ用紙に翌日の移動計画をなんとか完成させるのに2時間くらいかかった。
ついでに夕飯を探していたところ、はいふりカメラでレビューされているラーメン屋を見つけたのでそこに行くことにする。
tabelog.com
煮干しラーメンはちゃんと美味かった。東京でも通用する味ではあるが、逆に言えば東京のラーメン以上のものでもないということでもある。
基本的に東京の食い物は美味い。別に銀座とか六本木の話ではなく、新宿とか渋谷のその辺にあるラーメン屋も相当美味い。地価が高い上に競合が無限におり、少しでも不味いと一瞬で潰れてしまうシビアな世界だ。
特に調理上の制約があまりない料理で東京を超えることは難しいため、俺を含む多くの都民たちが「地方では鮮度が重要な地産食品を食べた方が良い」と考えている(じゃあ何でラーメン食ってるの?)。
翌朝に食べるパンを確保してからビジホの大浴場に入って就寝。
移動:30000円
食費:2000円
ホテル:5000円
2日目:秋田~青森
昨日立てた北上計画に沿って北へ移動する。計画によると朝7時2分発の電車に乗るしかないため、6時台での早起きを余儀なくされた(他の時間でも行けないことはないが、無駄に新幹線に乗る羽目になるので3000円以上高くなってしまう)。
しかし朝から雨でクソ寒い。
discordで東京勢が「最高の天気」などと言っているのを横目で見ながら、一桁台の気温の中で傘を差し菓子パンを食いながら歩く。

追加の服が欲しいが田舎の朝で服屋が開いているはずもなく、手持ちの服を可能な限り着込むがまだ寒い。
足元がサンダルなのが一番厳しく(サンダルで旅行に来るな)、一応靴下は履いたが足先の冷えが止まらない。特に水溜まりを踏んだ瞬間に靴下が濡れて死亡確定なので、小学生がよくやる「横断歩道の白を踏んだら死ぬやつ」のマジで死ぬ版で緊張感があった。
角館でのJR田沢湖線から秋田内陸線への乗り換えで2時間ほど待機する時間帯があり、そこの待ちで凍死しそうだったら諦めてタクシーでも呼んで銭湯かホテルに行こうと思っていたのだが、駅に暖房が効いた待合室があって耐えた。
これは他の駅も通る中で知ったことだが、東北は元々寒い地域なので乗り換えなどで滞在時間が長くなると思われる駅にはだいたい暖房が効いた待合室がある。これのおかげで移動自体は割と体温に余裕を持って行うことができた。
秋田内陸線の車内も暖かくてありがたかったが、朝早起きしたせいでだいたい座席で寝ていて外はあまり見なかった。
途中で周りが騒がしくなってきて目が覚めて、なんかサビっぽい場所を通ってるっぽくて一枚だけ写真を撮れた。寝起きで慌てて撮ったので起動に時間がかかるはいふりカメラではなく通常カメラを使っている。
これを撮ってまた寝て終点の鷹巣に着き、行こうと思っていたそば屋が閉じていたので代わりにまたラーメンを食う。
tabelog.com
立地に似合わずかなりモードな一杯を出すラーメン屋だった。これも東京で戦える味。
一時間ほど待合室で待ってから今度はスーパーつがる1号で青森へ。
幸いにも天気は小雨を維持していたが、北に移動するにつれて寒さは強まる一方だ。青森駅ビル内の無印良品でヒートテック的なものを買おうとするも、既に売り場が夏モードに突入しておりほぼ半袖の服しか売っていない。
店員に聞いて厚手のシャツを出してもらい、「半袖Tシャツ+長袖厚手シャツ(New!)+上着+ジャケット」の4枚装備にアップデートしてなんとかギリギリ戦えるようになった。これが青森移動中の標準装備となり、函館までずっとこれだった。
ABCマートが目に入って靴の買い替えもチラつくが、割と気に入っているサンダルを処分するのは惜しいためそのまま続行。
駅前市街地にスーパー銭湯があるらしいので身体を温めに向かう。
aomori.atinnhotels.com
スーパー銭湯に入った瞬間の安心感がすごい。しばらくゴロゴロしながら、青森は海沿いなのでそろそろ本気で海鮮を食いまくることに決め、評判の良さそうな魚屋へ向かう。
tabelog.com
店に入ったとき外人が多くて終わったかと思った。「外人が多い=外人向けの価格設定=不当に高い」みたいな連想は少なくとも東京ではかなり確度の高いもので、店に外人がいるだけで脳内アラートが警告してくるのは都民の良くないところだ。
ただちゃんと美味かったので海鮮丼にプラスで刺し身も注文して食べた。魚の味が濃い。
魚の旨さって根本から味が違うみたいなことはあんまりないので、最終的には「食感が良い」か「味が濃い」か「臭いが悪くない」の三択に帰着される気がする(触覚・味覚・嗅覚のクオリティ上位)。
飯を食い終わったら駅前のアパホテルへ移動。
実はアパホテルに泊まるのは初めてだが、本当に部屋の中に変な本が色々置いてあって感動した。アパホテルをよく使っている同僚が「アパホテルが全部屋に極右本を置いてるのはマナーの悪い中国人観光客が泊まれないようにして民度を上げる経営戦略なんですよ~」とか言っていたが本当かもしれない。
全国展開しているだけあって部屋やチェックインの感じも洗練されており、特にモニターがバカでかくて最悪それで映画を無料で見れば何とかなるという最低保証がある。
せっかくだしデカいモニターでAVを流しながら就寝。
移動:5000円
食費:5000円
ホテル:7000円
スパ銭:1000円
3日目:青森滞在
2日目が大移動だったこともあり、連続して移動すると疲れそうなので一日くらいは青森に滞在することにした。
とはいえ青森で見たいものはマインクラフトザムービーくらいしかないため、新青森のイオンシネマまで足を伸ばすことにする。
ステイ日ということで時間にも余裕がある。朝はたっぷり遅めに起きてホテルに近い寿司屋で朝昼兼用の寿司を食う。
ぼちぼち立派な値段と見た目の回らない寿司だが、味はまあという感じだった。気さくな職人と喋っても「美味しいです」とは頑なに言わない若さを見せる。
イオンシネマで見たマインクラフトザムービーはぼちぼち面白かった。
別に映画としてはそんなに面白くないというか、もしマインクラフトではないオリジナル映画だったら擁護できないが、俺はマインクラフトがけっこう好きなのでかなり耐えた。「マインクラフトをやったことがない人は見なくていい、やったことがあってけっこう好きな人は見てもいい」という映画だが、今のキッズは皆マインクラフトを通ってきているのでそれでも相対的にパイが大きい。
ついでにイオンシネマの近所にある青森メトロポリスというゲーセンに寄るのを楽しみにしていたのだが、2021年に閉店していた。
代わりにカード屋に寄ったらワンピとポケカがメイン、遊戯王とデュエマは申し訳程度にストレージが数本ある程度で時代の流れを感じる。十年ぶりくらいにストレージを漁ってみたら文字が小さくて色々書いてある知らないカードたちの中に魂を削る死霊とかジャイアントオークを見つけて懐かしさに泣く。
夕食はけっこう有名らしい店でホタテ定食を食った。
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これはかなり美味かった。普段ホタテを食わないのであまり自信がないが、他の鮮魚類と同じラインで考えるなら恐らくこれはギリギリ東京では食えないラインと思われる。
せっかくだしデカいモニターでAVを流しながら就寝。
移動:1000円
食費:7000円
ホテル:7000円
映画:1500円
4日目:青森~函館
函館への移動日。
青函フェリーのオンライン予約は間に合わなかったが、朝7時起きの睡眠不足に目を擦りながら行けば何とかなるだろの精神でフェリーターミナルに向かう。
その前に新鮮市場内の食堂で朝飯を食う。
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これはめちゃめちゃ美味かった! 魚が美味すぎるので醤油が要らない海鮮丼は初めて食べた。これは明確に現地で食う価値ありです。
ちなみに青森の海鮮といえば「青森のっけ丼」というやつが有名なのだが、何年か前に食べたとき歩いて具を回収していく謎の手続きが面倒な割にはそこまで美味しくなかったので今回はスルーした。
青森駅からシャトルバスに乗って津軽海峡フェリーターミナルへ。
幸いなことに予約なしの当日チケットでもかなり空いていた。スタンダードプランという広くて何もない留置場みたいな空間にまとめてぶち込まれる最安プランを購入したのだが、定員20人近くのところ3~4人しかおらずかなり余裕があった。
以前にも函館から青森までフェリーで移動したことがあり、この留置場みたいな場所では仰向けになって気持ちよく眠れることを知っていた俺はあえて前日に睡眠時間を削っていた(伏線回収)。ちなみにワンランク上のビューシートプランだとマッサージチェアみたいなやつに座る羽目になるため、仰向けになってしっかり眠りたい人はスタンダードプランを利用した方がよい。
ぐっすり眠って着いた函館でラッキーピエロに入店。秋田のぼだっこ飯に続き、二つ目の明確な旅目標を回収する。
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めちゃめちゃ混んでいて20人くらい並んでいた。ラッキーピエロは函館市内にたくさんあるが、ここは特にターミナル駅前で立地が良いので観光客が殺到するのだろう。
ラッキーピエロに限らず函館は秋田・青森より明確に人が多く、ようやくGWらしい観光地に来た感じがする。
ピザソースみたいなやつがかかっているポテトはかなり美味いが、一番人気のチャイニーズチキンバーガーは唐揚げに味付けしたくらいの素朴な味。美味いが、この内装の濃さの割にこのシンプルな味付けで勝負してるのかとは思った。
そのまま函館市電に乗って五稜郭公園前駅へ移動。函館は市電によって要所要所にアクセスしやすく、観光都市としての完成度を感じる。
大量の観光客たちと共に五稜郭に向かう、と見せかけて一人だけ方向転換してビッグバン函館店(ゲーセン)に向かう。

そこで北斗の拳のメダルゲームをプレイ。
100円50クレと張り紙してあったのに100円16クレしか計上されないことを店員に伝えたら機械の設定は直せないのか詫びメダルを多めにもらった(それでいいのか?)。
珍しくメダルを山なりに飛ばす仕組みになっており、素直にメダルを押し出して整地するのではなく連射することでチャッカーに入れる腕が出るのは面白い。ただ、その分メダル消費が激しい割には道中のドラム回転がシブい気がする。クレジットのレートが良くなかったら一瞬で死んでいる。
満足いくまで遊んでから函館に戻り、一応名産なので塩ラーメンを食っておく。
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美味いが、やはり東京でも食えそうではあり、旅先ではあまりラーメンを食べない方がいいという説が補強された。
暗くなってきたあたりで宿のルートイングランティア函館駅前へ。
ルートインの中でもグランティアという高級路線の上位種らしく、確かにワンランク上感があって良かった。
まず立地が有り得ないくらい良い。本当に駅前にあり、部屋から函館駅の全てが見下ろせるので行き交う人々を見るだけで時間を潰せる。

駅側から見るとこんな感じ。

赤で囲った最上階部分が浴場になっていて、風呂に入りながら函館駅を見下ろせるのがめちゃめちゃ良かった。狭いがサウナもある。部屋も「どこでもいい」で予約したらダブルベッドの広い部屋が割り当てられて快適。
料金も1泊7000円くらいだし、GWで賑わう函館で直前に取ってこの値段なら全然安い。東京なら何もない日にその辺に泊まるだけで10000円は持っていかれる。
「もういい年齢だし並のビジホよりはちょっとだけ良いホテルに泊まりたい」とはうっすら思っていたが、かといって高級旅館とかにはあんまり関心がないし、ファミリー向けホテルに単騎で泊まるのもなんか違うよなと思っていたところでルートイン上位種という一つの回答を得た気がする。
今後も全国的に展開していくつもりらしい(エレベーターの貼り紙に書いてあった)ので行き先にルートイングランティアがあったら宿泊を検討してみてほしい。オススメです。
移動:4500円
食費:4000円
ホテル:7000円
ゲーセン:2000円
5日目:函館滞在
函館2泊目。
本当は函館に長居する気はなかったのだが、羽田まで帰る安い飛行機が2日先だったため延泊。どのくらい安いかと言うと、直近の飛行機は35000円くらいなのに2日先の飛行機は15000円くらいで乗れる。ホテル代と差し引きで考えても延泊して待った方が収支で安い。
旅行中の飯は極力現地っぽいものを食べることにしているし、実際ここまではそうしてきたのだが、ルートイングランティアの格が想定外に高くてフルチャンありそうな雰囲気だったので信条を曲げて朝食バイキングへ向かう。
めちゃめちゃ美味くてこの判断は正解だった。この旅で最も感動的だった飯の一つ。
スクランブルエッグやベーコンなどいかにもビジホの朝食っぽいラインナップであるにも関わらず、全てがちゃんと作られていて美味い。寿司やパスタにもクオリティの優劣があるように、「ビジホの朝バイキング」というメニューにおいてワンランク上のクオリティが存在することを初めて知った。
バイキングなので食いすぎてしまい、いきなり動くのもしんどいので部屋で軽く昼寝してから改めて函館山へ。函館山へも市電で直通できてありがたい。
「北海道の隅っこにあるしカップルがよく夜景見てるし公園みたいなもんだろ?」と思ってコンビニ袋片手にサンダル履きというクソ舐めた格好でトライしたが、普通にちゃんとした登山で終わった。
割と登るのしんどかったし帰りはロープウェイに乗るか……と思ったら強風で止まっていて終わり。爆風の中をサンダルで駆け下りる羽目になった。
帰りは函館市電を昭和橋で降りて函太郎とかいう評判の良いローカル回転寿司屋に行く。こういう現地民もよく行く地元の回転寿司の海鮮が一番美味いとネットではよく言われている。
tabelog.com
美味いが、だいぶ高いので値段ほどではなかった。これはギリギリ東京でも食えるライン。この旅で寿司は当たりを引かなかった。
まだ割と時間が早いので昨日に引き続き五稜郭公園前のゲーセンに行って別のメダルゲームをプレイ。古くて画面もリッチではない地味な機種だが、やっぱり俺は一枚ずつゆっくりメダルを落としていくタイプの方が性に合っている。
ルートイングランティアで二日連続の展望浴場とサウナに入り満足して就寝。朝のバイキングを食いすぎたのでこの日は二食しか食べていない。
移動:1000円
食費:4000円
ホテル:7000円
ゲーセン:2000円
6日目:函館~東京
朝早めにチェックアウトして函館駅前に高級うに丼を食べに行く。最後だし奮発して有終の美を飾りたい。
中国語と英語しか聞こえない待機列に疑心暗鬼になりながらも1時間くらい待ってようやく目当てのうに丼に辿り着く。
tabelog.com
これは圧倒的に美味かった! 人生でまだ食ったことがないウニ。
食感・味・臭い全てが東京のその辺のウニの上位互換。鮮度で勝っているので現地で食うバリューも高く、完全に勝利の一皿だった。こういうのが食いたくて旅先で現地っぽいものを食っている。
そのままバスで函館空港へ。
AIR DOから来た案内メールに「空港でのチェックインは早めにしましょう」みたいなことが書いてあったので出発5時間前に行ったが、手続きは10分くらいで終わって5時間暇になっただけだった。仕方ないので空き時間にモースの贈与論を読み終わり、お土産も適当に買ってから飛んだ。
羽田空港に着いてからは神奈川で高校同期が焼き肉をしていたので合流して肉を焼いて食ってから帰る。

移動:15000円
食費:6000円(焼肉は旅終了後判定なので含まず)
まとめ
出費は以下。
移動:56500円
食費:28000円
ホテル:33000円
その他:6500円
合計:124000円
まとめて見ると思ったより高い気もするが、食費に糸目を付けずに移動しながら5泊6日と思うと概ね妥当なラインだろう。
なおこれは主要な出費だけなので、道中で細かく買った充電ケーブルや飲み物や上着などの雑費が5000円くらいはかかっていると思う。また、寝坊によって新幹線チケット15000円を完全にドブに捨てているので、もう少し頑張れば10万円に収めることもできたはずだ。
今回は全体的にかなり上手く旅できた気がする。アドリブだらけかつ満足度の高い旅だった。
旅行全体の計画は全く立てていなかったが(そもそも2泊3日くらいかと思っていたのが5泊6日になるくらい無計画だった)、ホテル内で翌日のプランくらいはきっちり立てていたのが良かった。大局的な旅行全体は無計画でいいが、局所的な翌日の行動は計画的なのが良い塩梅なのだと思う。
飯屋・ゲーセン・映画館・山・スパ銭・中古屋・タワー・図書館など、自分の関心がある施設を足を運べる範囲でリサーチしてそれを軸にして気になるところに向かうと良い流れになる。無理に観光する必要は全くないし、東京でもできることを旅行先でやっても全然いい。映画を見てもいいしゲーセンに行ってもいい。青森で観光するのも青森でマインクラフトザムービーを見るのもどうせ同じくらい思い出に残る。
逆に言えば、別に東京にいたとて旅行先と同じようなことしかしないということでもある。俺は何となく旅の途中でいきなり帰りたくなることがけっこうある方だが、「別に東京に帰ってやりたいことなんて旅行中でも全部できるんだし今やればいいだろ」と思い直すことで事なきを得るシーンも多かった。
旅行先で旅行先特有のムーブに流されることなく、平時の自分がやりたいだろうことをきっちりキャッチして動くのが大事なのだろう。