最近、GeForce RTX 5000シリーズの中でもミッドレンジからエントリークラスにあたるチップが発表され、対応製品も登場し始めたようです。まだベンチマーク結果まではしっかり追えていないんだけど、X(旧Twitter)などでの反応を見る限り、どうも「ちょっと期待外れだったかも…?」という声が多くて、思わず「あれ、そういう感じなの?」と拍子抜けしてしまいました。
3000番台のときは、もう少しワクワク感があった気がするし、4000番台のときも賛否はありつつも、4060や4070あたりはそこそこ受け入れられていた印象があります。性能に対する価格のバランスとか、消費電力のこととか、いろんな要素があるとは思うんですけど、今回の5060シリーズはなんとなく静かな滑り出しに感じます。
まあ、自分はというと、今もGeForce RTX 3050を使っている民なので、4060や5060を実際に触ったら、それはそれで「すごい!」ってなるとは思うんです。ただ、現状のPC環境がなかなか厳しい。というのも、うちのマザーボードはPCI-E 3.0止まりだし、電源もグラボ用の分岐が無いタイプなんですよね。なぜか1000Wクラスの電源が載ってるのに、古い規格で分岐対応してないという…。もともと10年以上前のワークステーションベースのマシンを流用してるので、そういうところは仕方ない部分もあるんですけど、やっぱりそろそろ組み替えたいなと思い始めています。
とはいえ、電気代とのバランスという現実問題もあります。以前も書いたけれど、たとえばMac mini(M4)に乗り換えるとしても、グラフィック性能が微妙だし、そもそもWindows向けのゲームが動かないという決定的な壁がある。なので、乗り換えに踏み切れないまま、時間だけが過ぎていってしまっている状況です。
新しいPCにするなら、パーツの全交換になるので、3050の行き先も考えなきゃいけない。あのカード、性能的には控えめだけど、電力効率が良くてわりと使いやすいんですよね。だから手放すのも惜しい気がする。IntelのArcシリーズも気にはなるけど、ドライバー周りの不安とか、ちょっとした相性の心配があって、なかなか決断できないというのが正直なところです。
そして今気になるのが、このRTX 5060が実際いくらになるのかという点。今はまだ“ご祝儀価格”みたいな状態かもしれないけど、だいたい5万〜6万円台くらいになりそうな雰囲気。これに関してはトランプ関税(再発動の可能性?)の影響もどうなるか不透明で、今買うのが得なのか、それとも様子を見るべきなのか、判断が難しいところ。
もしこの価格帯で厳しいと感じるようなら、思い切ってRadeon系に乗り換えるのもアリかもしれない、と最近は思い始めています。性能は若干劣るかもしれないけど、価格とのバランスを考えれば悪くない選択肢。そのぶん予算をメモリ増設などに回せば、全体的な使い勝手が良くなるかもしれないし。
この辺とか。
そんなわけで、まずは「黄金のレガシー ベンチマーク」の結果などをしっかりチェックしてから、次の一手を考えていこうと思います。新しいPC環境に夢を見つつ、現実との折り合いもつけないとね。