ケイスケの音響学

言語聴覚士に必要な音響学の解説をします。

音響学の基礎041 開管の基本振動

開管の基本振動

今回から開管の気柱の固有振動の説明をしよう。

基本振動は上図のようになる。

口は必ず腹になるからね。

 

今、弦の長さをL[m]、波長の長さをλ[m]とする。

上図の波は実線と破線で表現されているが、

実線だけに注目すると山から谷までである。

すなわち半波長だ。

 

波長を開管の長さを用いて表すには2倍すればいいので、

 \rm{λ_1=2L}

と表すことができる。

 

周波数も弦の振動と同様に、

 \rm{f=\dfrac {c}{λ}}

上式のλに2Lを代入すると、最後の式が導けるのだ。

 \rm{f_1=\dfrac {c}{2L}}

 

あれ?この結果、どこかで見覚えないかい?