iPad用Logic ProでMIDI登録を使用して割り当てを作成する

MIDI登録を使用すると、MIDIコントローラ上の物理コントロールを動かし、iPad用Logic Proで登録可能な機能やプラグインパラメータをタップしたり動かしたりすることで（順序はどちらでもかまいません）、両者の間に割り当てを作成できます。MIDI登録は、プラグイン割り当て、チャンネルストリップ割り当て、キーボードショートカット割り当ての3種類の割り当て機能を備えています。

割り当ては「MIDI登録」ダイアログを使用して作成します。Logic Pro内またはコントローラ上のコントロールを動かすかタッチすると、「MIDI登録」ダイアログに、コントロールの名前、またはコントローラによって送信されるMIDIメッセージが含まれているコントロール行が表示されます。割り当てを完了するには、登録が有効になっている間に、MIDIコントローラ上のコントロール、またはLogic Pro内の登録可能なコントロールをタッチします。完了した割り当てごとに、上部のコントロール行に割り当ての種類、Logic Proコントロール名、コントローラのMIDIメッセージ、および追加情報が表示されます。

図。「MIDI登録」ダイアログに、コントロール行と「登録を開始」ボタンが表示されています。

割り当てを作成したあと、オンスクリーンコントロールまたはMIDIメッセージを割り当て直したり、割り当ての設定を編集したり、割り当てを削除したりすることができます。

MIDI登録を使用するには、まずMIDIコントローラを接続します。外部デバイスを接続するを参照してください。

割り当てを作成する

「MIDI登録」ダイアログで、「登録を開始」ボタンをタップします（まだオンになっていない場合）。
Logic ProまたはMIDIデバイスのコントロールをタッチするか動かします。
MIDIデバイスまたはLogic Proのコントロールをタッチするか動かします。
「登録を停止」ボタンをタップして割り当てを完了します。
「登録を停止」ボタンをタップしない場合は、登録がアクティブのままになり、さらに割り当てを行うことができます。

登録を終了したあとで別の割り当てを行うには、もう一度「登録を開始」ボタンをタップしてから、手順2～4を繰り返します。

キーボードショートカットの割り当てを作成する

MIDIコントローラに割り当てられたキーボードショートカットを使用して、Logic Proのさまざまな機能を実行できます。これらの機能の一部（再生など）はオンスクリーンコントロールを使用して割り当てて、その他の機能（コピー&ペーストなど）は「MIDI登録」ダイアログのメニューを使用して割り当てます。

「MIDI登録」ダイアログで、「登録を開始」ボタンをタップします（まだオンになっていない場合）。
「MIDI登録」ダイアログの「その他」ボタンをタップし、「キーボードショートカットへの割り当てを作成」をタップしてから、キーボードショートカットを選択します。
MIDIデバイスのコントロールをタッチするか動かします。
「登録を停止」ボタンをタップして割り当てを完了します。

MIDIノートメッセージを使用して割り当てを作成する

登録が有効になっている間、MIDI登録ではノートメッセージが無視されます。これにより、割り当てを行っているときにソフトウェア音源を演奏できます。ただし、ノートメッセージを送信するボタンの割り当てや、タッチとリリースのメッセージにノートメッセージを使用するノブやフェーダーの割り当てを作成できるように、この設定を変更することもできます。

「MIDI登録」ダイアログで、「その他」ボタンをタップしてから、「登録中はMIDIノートを無視」をオフにします。

これで、ほかのハードウェアコントロールを割り当てるときと同じように、Logic Proのコントロールにノートメッセージを割り当てることができます。

複数のパラメータを持つコントロールの割り当てを作成する

Phat FXのXYパッドや、Channel EQのEQ帯域など、複数のパラメータを持つコントロールの割り当てを作成できます。

「MIDI登録」ダイアログで、「登録を開始」ボタンをタップします（まだオンになっていない場合）。
Logic Proで、コントロールポイントまたはEQ帯域をタップまたはドラッグします。
各パラメータのコントロール行が「MIDI登録」ダイアログに表示されます。
パラメータごとに、コントロール行内のMIDI値をタップしてから、MIDIデバイス上のコントロールをタッチするか動かします。
「登録を停止」ボタンをタップして割り当てを完了します。

割り当て直す

「MIDI登録」ダイアログで、「登録を開始」ボタンをタップします。
以下のいずれかの操作を行います:
- 割り当て直すコントロール行のコントロール名をタップします。
- 割り当て直すコントロール行のMIDI値をタップします。
Logic ProまたはMIDIデバイスのコントロールをタッチするか動かします。
「登録を停止」ボタンをタップして再割り当てを完了します。

割り当ては登録処理中に自動的に保存されます。フォーカストラックの割り当てはアプリにグローバルに保存されるので、すべてのプロジェクトで割り当てを使用できます。固定された割り当ては、現在のプロジェクトにローカルに保存されます。フォーカストラックの割り当てと固定された割り当てについては、MIDI登録の割り当てを固定またはフォーカスに設定するを参照してください。

Logic Proアプリとそのデータを削除すると、行ったフォーカストラックの割り当ても削除されます。

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