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「Techlead Meetup ~技術リーダーシップとは何か~」に登壇しました

こんにちは、バクラク事業部エンジニアの ktr です。先日開催された「Techlead Meetup ~技術リーダーシップとは何か~」に登壇しました!

freee.connpass.com

イベント概要と登壇の背景

Techlead Meetup は、テックリードやテクニカルマネジメントに関わるエンジニア、マネージャーの方々が、日々の知見や悩みを共有し、互いに学び合うことを目的としたイベントです。

私が所属するバクラク申請・経費精算チームでは、この一年間で大きな変化に直面しました。その中でチームとして、そしてテックリードとしてどのように困難に立ち向かい、プロダクトを前進させてきたのか。同じような立場で奮闘されている方々に、少しでも参考になればと思い今回発表しました。

当日の発表では、この一年間のチームの歩みとそこから得た学びについてお話ししました。
一年間のなかでさまざまな失敗があり、それらから導かれた課題にどういうふうに向き合っていったのかを大きく 5 つにまとめて紹介しました。また、私は入社後 3 ヶ月でテックリードを任されることになりましたが、まだまだプロダクトに不慣れな中でどういう意思決定をしてきたのかについても触れています。

当日の発表内容について、より詳しくはぜひスライドをご覧ください!

speakerdeck.com

これからのこと

発表の最後にも軽く触れましたが、いまは当初あった課題が大きく改善されつつあり、チームとしてのフェーズが変わりつつあります。これらについてせっかくなのでもう少しだけ紹介したいと思います。

技術負債の返済

私たちのプロダクト、バクラク申請・経費精算はその名の通り稟議・ワークフローシステムや経費精算システムを提供しています。

youtu.be

申請者はたとえば経費精算用のフォームを選び、必要な情報をフォームの各項目へ入力し、申請を作成します。これだけ聞くとそこまでシステム的な複雑さはないように思えますが、実際には次のような機能が複雑に絡み合っています。

  • 添付された書類から読み取られた値を使った自動入力
  • 日本円ではなく外国の通貨が利用できる
    • 通貨に対応する換算レートは事前に管理者が決めておいたものを使うこともできるし、API をもとに自動で取得することもできる
    • 一部のレートだけ決め打ちのレートにすることもできる
  • 誰に申請を確認・承認してもらうかのルールがある
    • 入力内容によって動的に承認者を切り替えることもできる
  • etc...

ここで紹介したものはほんの一例です。実際にははるかに多くのロジックが含まれており、これらのロジックをどう表現するか・どうクリーンに扱うかが課題となっていました。つづきは TSKaigi での発表をお楽しみに!

2025.tskaigi.org

職種の垣根を超える

プロダクト開発を考える人・つくる人で分業してしまうと、ちょっとした仕様変更なのにクイックな意思決定ができなかったり、壁があることでプロダクトとして大きな意思決定がまったく進まなくなったりするリスクがあります。また、PdM はお客様の課題を深く理解している一方、開発者は PdM から降りてきた仕様をもとに雰囲気で課題を把握した気になってしまう可能性もあります。大事なのは双方向に職種を超えて染み出していき、壁をなくすことなのかなと思っています。

そのため、最近はこういった取り組みを増やしています:

  • v0 などの AI プロダクトを利用したプロトタイピング
  • エンジニアがヒアリングや現地訪問へ同行し、生の声を聞く。課題を見つけるところからはじめ、仕様検討もエンジニアが行う
  • デザイナーや PdM が AI エディタを利用して軽微な修正を行っていったり、AI を活用した実コードから実装仕様の把握
  • etc...

note.com

はじめはやはり不慣れなので時間がかかりますが、その投資をするだけの価値があるように感じています。

AI 活用で最高のバクラク体験をつくる

中長期でのプロダクトのあるべき姿を模索するため、AI 技術もフル活用した新しい体験をつくれないか絶賛模索中です。現在は PdM とテックリード (自分) が中心となって PoC を進めており、とにかく手を動かして不完全でも良いので動くものをつくり、どういう発見があるか確かめようとしています。また、今はメインでは 2 人しか関わっていませんが、今後チームメンバー全員が向き合える環境をつくっていきたいと思っています。

もしこれらのトピックや、発表の内容についてもっと詳しく知りたい!という方がいればぜひお話しましょう!Casual Night という招待制のイベントをやっているので DM ください 👋

jobs.layerx.co.jp

おわりに

今回の登壇では、自分たちのチームの歩みと、そこから得た学びをお話しさせていただきました。

このようなテックリードやそれに近いポジションの方が多く集まるイベントに参加するのは初めてだったのですが、みなさん事業や組織構造、課題は異なれど同じような悩みを持っているように感じました。自分以外のお二人の発表についても普段自分も悩んでいるような課題について触れられていたり、逆に自分はまだ持ち合わせていなかった視点を得ることができたりと学びが多かったです。イベント後の懇親会でも多くの方が活発に悩みの共有や意見交換をしており、非常に盛り上がっていて良い雰囲気でした。

あらためて今回ご参加いただいた方々、そして今まであまりなかったテックリードイベントを主催してくださったフリー株式会社の皆様、本当にありがとうございました!