技術キャッチアップの質を上げるには?CTO からもらった秘伝のタレ(RSS)

こんにちは。CARTA HOLDINGSLighthouse Studio でエンジニアをやっている yoko です。普段は神ゲー攻略というゲーム攻略サイトの開発を担当しています。

この記事では、筆者が自身の情報収集方法を見直す中で、CTO に相談して共有してもらったサイトのリストの内容と、そこから得られた気づきについてお話しします。

3行まとめ

  • 筆者が情報収集の効率化のため RSS フィードを見直す中で、CTO もRSS を活用していることを思い出した
  • CTO に相談したところ、CTO が日々キャッチアップしているサイトのリストをゲットできた
  • 共有されたリストは技術分野からビジネス動向まで幅広く、情報収集の質を高める上で非常に参考になるものだった

情報収集方法を見直した

多くのエンジニアにとって、日々の技術トレンドや新しい情報を効率的にキャッチアップすることは重要な課題ですよね。筆者も情報収集ツールの一つとして RSS リーダーを使っていますが以下の課題がありました。

  • 自分が知らないだけで他に有用なサイトがあるのではないか
  • 世のエンジニアが一般的にキャッチアップしているサイトをわかっていない

そこで、まずは他エンジニアの「秘伝のタレ」的な RSS のサイトリストを参考にしたいと考えました。

CTO の RSS リストをゲット

この過程で、「そういえば CTO も RSS リーダーを使っていたな」と思い出しました。そこで、CTO がどんな情報源を参考にしているのかを知りたいと考え、ダメもとで RSS に登録しているサイトのリストをもらえないか聞いてみました。

yoko < 確か feedly 使ってましたよね?登録している feed の OPML (feed のリスト)いただくことって可能でしょうか?

CTO(suzuken) < いいよ!

全社 CTO の秘伝のタレをゲットしました...! CTO が意思決定の精度を上げるために長年味を整えてきたタレだと思うので、個人的にはお金払えるレベルで価値があると感じています。

また、このように組織のトップに対しても気軽に話せる文化である CARTA は改めて自分に合ってるなーと感じました。

もらったリストの内容

もらった OPML ファイルを自身の RSS リーダーにインポートしてみると、その情報源の量や質、そして分野の広さに驚きました。 リストには、例えば以下のようなカテゴリの情報源が含まれていました。これらは一部を抜粋したものです。

  • プログラミング & ソフトウェア工学:

    • Go言語公式ブログ、著名なコントリビューターのブログ
    • PHP関連の著名ブログ
    • React公式フィード
  • Web開発 & ブラウザ:

    • 主要ブラウザベンダー(Chrome, Mozilla, WebKit)の開発者ブログ
    • W3Cブログ
  • AI & データ:

    • DeepMind, OpenAI, Anthropic, Google Research などAI研究機関のブログ
    • Databricks などデータ関連技術ブログ
    • アドテク関連ブログ など
  • クラウド & DevOps:

    • AWS News/Developer/Architectureブログ
    • All Things Distributed など分散システム関連ブログ
    • Docker公式ブログ など
  • セキュリティ:

    • 国内外のセキュリティ専門ブログ
  • マーケティング & アドテク:

    • AdExchanger, ExchangeWire, DIGIDAY など業界ニュース
  • ビジネス & 経済 / ニュース:

    • The Verge, ITmedia などテクノロジーニュース
    • ブルームバーグ、経済産業省発表 など経済情報
  • 書籍 & 読書:

    • 技術書著者ブログ、書評ブログ
    • O'Reilly Japan など新刊情報

ちなみにプログラミング & ソフトウェア工学系の feed を紹介するとこちらです。

リストから得られた気づき

CTO が特定の技術領域だけでなく、Web 標準、AI、クラウド、セキュリティといった技術全般に加え、マーケティング、ビジネス、経済動向、さらには書籍に至るまで、とても広い分野から情報を集めていることがわかりました。

国内外の一次情報に近いソースを大切にし、色々な視点で情報を集めている点は技術を選ぶ際やビジネスを考える上で大切であると改めて感じました。

今後の情報収集への活用

今回共有してもらったリストは、自分の情報収集の視野を広げる上でもとても参考になりました。このリストを参考に、これまであまり注目していなかった分野の情報源に対してもインプットを改善していこうと思います。