脳 / Brain

新型コロナウイルスのパンデミックに伴う社会的孤立やストレス、将来への不安が、脳の老化を加速させた可能性があることが、最新の研究で明らかになった。

マウスを使った最新の2件の研究により、将来的に人間のパーキンソン病の症状を改善できる可能性がでてきた。一方で、この複雑な疾患には複数の補完的療法を併用する必要があるだろうと警告する専門家もいる。

鳥類の神経回路は、哺乳類とは独立して出現した可能性が高いという注目の研究が発表された。哺乳類の知性の優位性を見直すときが到来したかもしれない。

脳とコンピュータをつなぐBCI技術を開発するParadromicsが、脳インプラント「Connexus」を人間の患者に試験的に使用した。移植した約10分後、デバイスを安全に取り外すことにも成功している。

人間が五感を通じて受け取った刺激に気づくとき、脳の中で何が起きているのか。これまで情報の中継役だと考えられていた「視床」が、実は意識の仕組みに深く関わっている可能性が、新たな研究によって浮かび上がってきた。

ニューロテクノロジー企業SynchronがNVIDIAと提携し、脳とコンピューターをつなぐインターフェース（BCI）と「認知AI」の開発を進めている。思考だけで環境を操作する、新たなユーザー体験の実現を目指す。

満腹でもデザートなら食べられると感じるのは錯覚ではないことが、最新の研究で明らかになった。そんな“別腹”の感覚が発生するメカニズムは、どうやら生物が糖分を認識すると“生存本能”が刺激されることにあるようだ。

ソフトバンク × 真鍋大度 × 東京大学による完全予約制の展覧会「Brain Processing Unit －生命とコンピューターが融合する未来－」が2月上旬に開催された。生体プロセッサを使って根源的な問いに向き合うなか、見出された生命知能の魅力や可能性とは？