朝日新聞デジタル

ちいさい秋、おいしい秋 いまは見かけなくなった風景も

ARTS & CULTURE
2025.09.22

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<1954(昭和29年)> かやぶき屋根の下で、収穫したトウモロコシを掛け干しする農家の女性

<1954(昭和29年)> かやぶき屋根の下で、収穫したトウモロコシを掛け干しする農家の女性

    明治の創刊以来、朝日新聞社には国内外の時代を記録した貴重な写真が保存されています。「朝日新聞フォトアーカイブ」から、その時代の街並みや人々の生活、ファッション、風俗などを紹介します。厳しかった暑さも少しずつ和らぎ、今年も暮らしの中や食卓に「ちいさい秋」が増えてきました。柿、焼きイモ、マツタケ……身の回りには少なくなったものもありますが、自然からの贈り物がたくさんありました。

    <1954(昭和29年)> 佐賀県の農家では、晩秋の日差しを受けながら正月用に出荷する干し柿づくりが真っ盛り。70年以上前の風景が色鮮やかによみがえる
    <1954(昭和29年)> 佐賀県の農家では、晩秋の日差しを受けながら正月用に出荷する干し柿づくりが真っ盛り。70年以上前の風景が色鮮やかによみがえる
    <1966(昭和41年)> 囲炉裏で五平餅(ごへいもち)を焼く長野県伊那地方の農家の人たち。五平餅は収穫の秋に感謝しつつ、新米のご飯をつぶして割り木に貼り付けたのが起源という。みそやしょうゆなどを塗り、あぶって香ばしさを味わう
    <1966(昭和41年)> 囲炉裏で五平餅(ごへいもち)を焼く長野県伊那地方の農家の人たち。五平餅は収穫の秋に感謝しつつ、新米のご飯をつぶして割り木に貼り付けたのが起源という。みそやしょうゆなどを塗り、あぶって香ばしさを味わう
    <1967(昭和42年)> 岐阜県各務原(かかみがはら)市で自ら近くの里山で採ったマツタケのすき焼きを楽しむ家族連れ。採り放題の入山料とコース料理で1500円。子どもたちが持つマツタケは、どれもぜいたくなほどの大きさだ
    <1967(昭和42年)> 岐阜県各務原(かかみがはら)市で自ら近くの里山で採ったマツタケのすき焼きを楽しむ家族連れ。採り放題の入山料とコース料理で1500円。子どもたちが持つマツタケは、どれもぜいたくなほどの大きさだ
    <1967(昭和42年)> 東京・銀座で、家電メーカーの担当者がサツマイモを2分半で「電子焼き芋」にするデモンストレーション。電子レンジは当時最先端の家電品で、このメーカーも価格は30万円からと非常に高価だった
    <1967(昭和42年)> 東京・銀座で、家電メーカーの担当者がサツマイモを2分半で「電子焼き芋」にするデモンストレーション。電子レンジは当時最先端の家電品で、このメーカーも価格は30万円からと非常に高価だった

    1904(明治37)年、朝日新聞に初めて写真が掲載されました。朝日新聞フォトアーカイブで公開している450万枚以上の写真から紹介します。法人様向け写真利用のお問い合わせ先はメール [email protected] まで。 

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