「斎藤知事は身の処し方を真剣に考えるべきだ」 片山氏が問う責任
聞き手=甲斐江里子
兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した元県民局長の私的情報に関する情報漏洩(ろうえい)疑惑を調べていた第三者調査委員会は27日、当時の総務部長が斎藤知事らの指示で漏洩をした可能性が高い、とする報告書を公表した。元鳥取県知事で、大正大地域構想研究所長の片山善博さんは「身の処し方を考えるべきだ」と話す。
――第三者委は、情報漏洩は知事らの指示のもとに行われた可能性が高いと結論づけた。
告発が知事や副知事に関するものだったので、前総務部長が相談なく、議会に告発者の私的文書を触れ回るということは考えづらい。私の役所での経験からしても、結論に違和感はない。
――仮に知事が指示をしたの…
兵庫県の内部告発文書問題
2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]