代表の吉田です。
COMITIA152は沢山のご来場ありがとうございました!
さて、今回の『ティアズマガジンVol.152』の中村会長のコラム「コミティア的日常」でも公表されたのですが、中村会長は昨年末より闘病中で、体調が思わしくない状態が続いています。こちらのブログも更新頻度が下がっており、申し訳ありません。
より多くの方に状況を知ってもらいたく、本ブログにて全文を引用します。
会長中村公彦のコミティア的日常
第9回:ただいま病気療養中です。
昨年末より病気療養のために仕事をほぼお休みしています。この連載も前号は休載しました。 昨年2024年は怒涛のコミティア40周年記念YEARでした。一年を通しての記念企画や関連作業をやり終えた11月末、私は積年の肩の荷を降ろした気分でホッとしていました。今から思えば、この区切りを待つようなタイミングで病気が判明したのですから、皮肉なものです。 昨年末のコミケット105は、10代の頃から45年振りに不参加にしました。けれど年明けの体調が良い時に、『ぱふ』時代の盟友だった「イワエもん」こと岩田次夫さんの墓参りに行きました。昨年『ぱふ』50周年を記念して刊行した関係者の証言集『ぱふの記憶』を墓前に供える、という名目で事務所ブログにも書きましたが、本当は私の病気の報告が目的でした。岩田さんは20年も前に50歳の若さで肺がんで亡くなりましたが、WEBに遺されている彼の入院日記を読み返し、最後まで希望を失わない意志の強さにあらためて励まされます。 今の自分の治療に向けての何よりのモチベーションは、毎回のコミティアに参加して、新しい作品と出会うこと。そして事後に見本誌を読むこと。気になる作家の新作や続きが楽しみな作品をもっと読みたい、新しい才能を見つけたい、それが今の私の大切な生き甲斐になっています。私のことなど気にせず、作家の皆さんには自由に描いてもらいたいけれど、あなたの作品を待っている読者がここに一人生きていることは、心のどこかに置いてもらえたらと思います。 |
引用は以上となります。※こちらの原稿は2025年4月に書かれたものです。
このような状況もあり、中村会長にはできるだけ治療とやりたい事に専念して貰えるよう、この数ヶ月の間にさまざまな仕事の整理を進めていました。
そうした対応の一環として、中村会長は2025年6月3日付で有限会社コミティアの代表取締役を退任することになりましたので、あわせてお知らせいたします。参加者そして関係者の皆さまの長年にわたるご厚情とご支援に、心より御礼申し上げます。
後任には現・コミティア実行委員会 代表の私、吉田雄平が就任いたします。
これまでの経験を活かし、同人誌および関連業界のために一層精励いたしますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
なお、コミティア実行委員会としての体制は変わらず、中村会長も「会長」のままであることには変わりません。
今回の152も開会宣言を行い(COMITIA143より開会宣言は中村、閉会宣言は吉田が担当しています)、コミティアの会場も元気にまわっていました。
書いている通り、コミティア会場などで会う機会があれば気軽にお声がけいただけると喜ぶと思います。
また、中村会長のお知り合いで状況を知らない方がいるようであれば、本記事のURLを共有いただけると助かります。