日曜日、プリキュアが終わった後はすぐにNHK教育にチャンネルを変えましょう。『日曜美術館』という番組が始まります。仮面ライダーガヴを見るんだ!という方はNHK+でも見ることができます。
とにかく、日曜日の朝に眼福を得られる至高の番組です。このためにNHKの受信料を払っているといっても過言ですが(大相撲もあるし、ニュースもあるし)、とにかく「ええもんが見たい」という漠然とした気持ちに応えてくれる番組であることは間違いありません。
とはいえ、私は美術に関しては本当に新参者です。hololive DEV_IS内の音楽ユニット・ReGLOSSのメンバーとしても活動するVtuberである儒烏風亭らでんさんに影響を受けまくって最近は美術館巡りなどをしておりますが、美術鑑賞が趣味というわけでもありませんでした。ただ、昔からアルフォンス・ミュシャのポスターは大好きで、浪人生活を送っていた時に「堺 アルフォンス・ミュシャ館」に行って、あまりの素晴らしさに感動しまくったことは今でも覚えています。あんまり人がいなかったのでじーっくりミュシャの作品を眺めていたのですが、眺めているうちに「これからの人生も頑張るかぁ」となったことを思い出します。ミュシャ館に行ってなかったら正直げちょげちょに病んでいたかもしれません。
私の美術に関する昔の思い出ってこの程度ではあるのですが、最近になってらでんちゃんの配信を見たりしているうちに美術に関する興味が湧いてきて『日曜美術館』も楽しみになっているのです。今日の『日本の宝 祈りのかたち』は奈良博、京博、大阪市立美術館で開催されている国宝展の中から「祈り」をキーワードにして、国宝を余すところなく紹介するという贅沢極まりない内容でした。1000年以上前の人が作った仏像が今も残っていて、そのお姿が現代においても素晴らしく心を揺さぶられるというのが奇跡でしかありません。
そんな『日曜美術館』ですが、特に堅苦しい番組というわけでもなく、ところどころにお茶目ポイントもあったりします。今回のお茶目ポイントは仏様のために灯籠を持って頑張っている邪鬼のお尻がキュッと引き締まっているのに注目している点でした。そんな視点があったのか、という感じです。
かなり前に放送されていた「Оh!SAMMY DAY 柚木沙弥郎101年の旅」というタイトルの回では、染色家である柚木さんという方と琉乃介くんという少年の暖かな交流が描かれていて、『日曜美術館』でなぜかほっこりする映画を見せられているような気分にさせてくれました。
少し長くなってしまいましたが『日曜美術館』に最近ハマっているというお話でした。合掌。