ビジョンボードとは、頭で思い描いている理想像を視覚化したもの

そのビジョンボードづくりにChatGPTを使い、目標の計画と進捗管理をはじめてからというもの、面倒な手作業から解放され、目標達成までの道のりがくっきりと見えるようになりました。

このAIは私の指示を的確に理解し、見た目も良く、内容もわかりやすいビジョンボードをつくってくれる、まさに優れものです。

この記事のポイント3行まとめ

  • ChatGPTの「ビジョンボード」を使えば、目標設定の面倒な手作業から解放され、対話形式で具体的な計画が立てられる。
  • AIが生成するビジュアルは、目標を常に意識させ、モチベーション維持に貢献。スマホの壁紙にするのも効果的。
  • フィットネスから副業、語学学習まで、あらゆる目標に応用可能で、AIを「優秀なアシスタント」として活用できる。

目標管理にChatGPTを使いはじめた理由

これまで目標管理のために、NotionやAsana、Todoist、Canvaなど、数々のアプリを試してきました。

しかし、どれを使っても、自分で入力したり整理したりする手作業の多さがネックでした。達成したいことのイメージは頭の中にあるのに、それを形にするプロセスが時間のかかる退屈な作業に感じてしまったのです。

その点、ChatGPTは本当に優秀なアシスタントといえます。

最初のプロンプト(指示)を入力すると、AIがさまざまなサブカテゴリーについて「何を達成したいですか?」と質問を投げかけてきます。私は1つ1つ項目を考える必要はなく、ただ自分の願望を答えていくだけでいいのです。

また、ChatGPTで目標を管理するのが好きなもう1つの理由は、これまでの会話から私の目標をすでによく理解してくれていること。こちらがわざわざ言わなくとも、私がどんな仕事をしているかといった情報を踏まえて提案をしてくれることもあります。

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なぜChatGPTの「ビジョンボード」が最強なのか

これまでも、週間のルーティン計画やチェックリスト作成など、さまざまな方法でChatGPTを目標管理に活用してきました。

そのうえで、ChatGPTのビジョンボードが目標達成のためのベストな方法だと考えています。これは、私の学び方に合っているという個人的な理由もありますが、もっと実用的な理由もあるのです。

1. AIの画像生成能力が、驚くほど進化していた

以前のChatGPTの画像生成機能については、正直なところ散々文句を言った過去があります。簡単なテキストすらまともに生成できず、画像生成の指示を完全に無視することも日常茶飯事でした。でも、もうそんなことは過去の話です。

今、ChatGPTが生成してくれるビジョンボードは非常に精度が高く、以前とは比べ物にならないほどリアルな仕上がり。さらに、画像内のテキストは読みやすく、理解しやすいように配置されています。望み通りの結果を得るために、プロンプトを何度も修正する必要もなくなりました。

一度ビジョンボードを作成してしまえば、それをスマホの壁紙用にリサイズしたり、気に入らない部分を微調整したりするのも簡単です。

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2. つくったボードはライブラリで一元管理

ChatGPTはインターフェースを一新し、格段に使いやすくなりました。サイドバーからプロジェクト機能に移行したことに加え、私が作成した画像はすべて単一のライブラリ内でアクセスできるようになったのです。

一度つくったビジョンボードは、いつでも同じ場所で簡単に見返すことができます。ChatGPTにサインインしさえすれば、スマホからでもデスクトップからでも、すぐに確認できる手軽さが気に入っています。

3. とにかく手作業がなくてラク!

私がChatGPTのビジョンボードを愛用する最大の理由の1つは、手作業が圧倒的に少ないことです。

自分で質問を考えたり、目標のあらゆる側面について思いを巡らせたりする必要はありません。その代わりに、AIがすべてやってくれます。

結果として、私は必要な質問に答えるだけで、より早く実際の目標達成に向けたアクションに移れるようになりました。

ChatGPTは、ビジョンボードを「つくる」という作業からも私を解放してくれたのです。必要な指示を与えれば、数分で画像を生成してくれます(必要に応じて調整することもできますが、大抵の場合、そのタスクすら発生しません)。

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実践編|ChatGPTでつくったビジョンボード3選

私はフィットネスからクリエイティブな活動まで、さまざまな目標のためにChatGPTでビジョンボードを作成しています。そのプロセスは、どれも大体似たような流れです。

1. フィットネスの目標

この記事を書くまでの約1年間、私はフィットネスにかなり力を入れてきました。順調に進んではいるものの、ここらでさらに一段階レベルを上げたいところ。目標を確実に達成するため、私はChatGPTにこんなプロンプトを投げかけました。

フィットネスの目標を達成するためのビジョンボードをつくってほしい。これから必要な情報を渡します。

するとChatGPTは、期間、マインドセット、食事法など、複数のカテゴリーについて私の目標を聞いてきました。私は自分に関係のある質問にだけ答え、ほかはスキップしました。

次に、アプリが画像ボードの提案リストをいくつか提示してくれたので、その中から好みのものを選んで返信。

こうして、いつでも参照できるシンプルなビジョンボードが完成しました。ボードの中の人物は私自身とは似ていませんが、そんなことは気にしません。私が必要だったのは、全体的なビジョンそのものだったからです。

2. クリエイティブな目標

クリエイティブな目標設定にもChatGPTを活用しました。

私は旅行について書くウェブサイトを運営しているのですが、年間の目標を6月までにすべて達成してしまったので、さらに上を目指したいと考えたのです。そこで、ChatGPTにこう尋ねました。

私のブログ用のビジョンボードをつくってもらえますか? 必要な要素を伝えます。

先ほどと同じように、ChatGPTはボードに含めるべき要素のリストを提示。私は自分に関連するものを選び、それ以外は無視しました。すると、ChatGPTはまずアウトラインベースの概要を提示してくれました。

今回は画像の提案がなかったので、ビジョンボードを生成するようお願いしました。出来上がったものは最初のフィットネス用ボードより画像は少なめでしたが、それでまったく問題ありませんでした

3. 語学学習の目標

最近、ある語学試験に合格したのを機に、新しい言語の学習をはじめたいと思いました。

これまでに3つの外国語をある程度のレベルまで習得した経験があるので、まったくの初心者というわけではありません。しかし、今回は学習プロセスをもっと楽しいものにするために、少しやり方を変えてみたかったのです。

これまでと同様のプロンプトをChatGPTに与え、関連する質問にいくつか答えました。すると今回は、ChatGPTは答えを要約することなく、直接ビジョンボードの作成に取り掛かりました。

このビジョンボードは非常にシンプルでしたが、デザインが気に入ったし、これなら続けられそうだと感じました。もしこれらの目標を達成できたら、また必要に応じてアップデートすればいいのです。

ChatGPTのビジョンボードとは、目標の可視化をするための簡単な方法であり、私はこれをさまざまなプロジェクトで活用してきました。信じられないほど用途が広く、達成前の段階から、自分が成し遂げる姿を具体的に思い描くことをサポートしてくれたのです。

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