今回は、1990年代のブラジル陸軍迷彩パーカーを分析します。
当然ながら迷彩は、ポルトガル軍の影響を受けているようです。
ただしライニングには疑問がありました!
実際に兵士が使用していた中古品ですが程度は良好ですよ!
目次
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1 ブラジル陸軍迷彩パーカー(リザード迷彩・キルトライニング)とは?
世界で5番目の面積を誇るブラジル。
(日本の約22.5倍!)
当然その国境線は、長大ですね。
しかも起伏に富んだ地形、赤道直下のアマゾンを有することから、国防については日本とは大きく違った視点が必要なのかもしれませんね。
そんなブラジル軍の装備は、近隣のアメリカの影響を受けているように思いますね。
でも各種迷彩装備は、ほぼポルトガル軍の迷彩を採用していましたよ。
今回のモデルは、そんなブラジル軍の迷彩防寒パーカーになります。
そのどこかでみた迷彩パターンやデザインが独特の雰囲気を持った、面白い一品です。
さてさてそれはどんな迷彩防寒パーカーなのでしょうか?
今回は、少ないであろうと思われるブラジル軍装備マニアのみならず、世界の迷彩服コレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
前面裏側
胴体部分の殆どにナイロンODキルトのライニングあり。
(取り外し可能なライナーではないように見えますね。)
背面裏側
フード周りレイアウト
前合わせはジッパーと頂部のダットファスナー(2個)です。
タグ①表と裏
タグ②
ウエストのドローコード
出口はボタンホールタイプのステッチ。
ライニングにある内ポケット
左胸にあります。
オープンタイプで容量は小さいです。
ウエストのドローコードガイド
シェル裾背面裏側には何かの番号が。
ライニングはシェルに縫い付けられていますが…。
フード側面
フードのボタン
フード前縁のドローコード
出口には金属製ハトメ付き。
(今にも取れそうです。)
ループはフード外側の背面にあります。
珍しいですね。
ボタンはライトグリーンのプラスティック製。
ソロバンの駒型で両面が使用できるタイプ。
ジッパー
プルタブ刻印は「OPTI」
ブラジルに支店があるのでしょうか?
腰ポケット
ボタンで開閉。
ポケット内部生地も迷彩ですね。
袖
緩やかなテーパー付き。
袖口には調整用のストラップとボタンあり。
ライニングにはニットの袖あり。
袖のニットは筒縫いではなく、長方形のニットを縫い合わせて筒にしています。
袖には固定用のボタンとループあり。
ということは…。
肩や前見頃にあるマジックテープ
周囲を縫った後、大胆に中央部分も縫われていますね。
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3 その特徴とは?
迷彩は、ライトグレイグリーンの生地に、マホガニーブラウンとダークグリーンを用いて、刷毛で乱雑に塗ったようなパターンをプリントしてあります。
迷彩は、かつての宗主国ポルトガルの影響を受けているようですね。
迷彩比較
今回のモデル
ポルトガル軍リザード
色調は違いますが、パターンはなんとなく共通点が見出せますね。
生地はコットン/ポリエステルのツイルで、薄いですが緻密に織られていて、ある程度の防風性能がありそうです。
ライニングはポリエステルとナイロンのキルト…なのですが、袖口内側にはループとボタンがありました。
もしかしたらライニングではなく取り外し可能なライナーだったのかもしれませんね。
デザインはフード付き、エポレットなし、腰ポケット×2、内ポケットでシンプル。
全体的な縫製は、少々雑で強度も足りないようです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1980年代
製造場所 ブラジル
契約会社 ブラジル
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
ナイロン
表記サイズ G
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約53cm
身幅 約60cm
着丈 約89cm
袖丈 約67cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品
入手場所 名古屋の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
暗い色調の迷彩ながら、明暗入り乱れた複雑な迷彩であることから、日本でも効果が期待できそうですね。
特に紅葉の終わった冬の山岳地では自然と周囲に溶け込みそうですよ。
また市中を見廻しても、誰も着用している人がいないので、ファッションで個性を発揮できそうですね。
…残念ながら今回のモデルも含めたブラジル軍関連装備は、日本では品薄で入手は困難です。
それでもブラジル本国では、この「ポルトガル軍風リザード迷彩」装備は新型に改変されたという情報があります。
とすれば、あるいは多くが民間に払い下げられるかもしれませんね。
探しているあなたは、期待して待ってみましょう!
私は、取り外し可能のライナー付きオリジナルモデルと、他の迷彩ユニフォームを探してみたいと思います。
今回は、ブラジル軍のリザード迷彩防寒パーカー(カスタム品)を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:かつての宗主国ポルトガル軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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